どうしても、紹介したくなったのでこの記事を執筆します。
【あおり運転】が話題です。
「あおり運転」をした上で数回殴ってけがをさせるという事件が発生し、そのドライブレコーダーの映像がニュースでも報道され、一気に話題となりました。
このニュースについてNHKの報道を少し見てみると…
宮崎容疑者は男性の車に対し、少なくとも数キロにわたって急な車線変更や減速などを繰り返していたと見られていますが、これについては「危険な運転をしたつもりはない」と供述している
あおり運転 逮捕の男 “車をぶつけられ頭にきた”(NHK – 2019/8/19)
あおり運転からの暴行は以下のANNニュース動画で確認できます。(注意:暴行シーンから再生されます)
危険と自覚することなく追い回し、最終的に「殺すぞ」などと言いつつ殴るという事件。
怖すぎます。本当に恐ろしい。
容疑者の43歳の男は指名手配までされ、無事先日逮捕されました。
しかし、この「あおり運転」は、この容疑者だけが行っているものでなく、この世の中で常習的に発生しています。
間違いありません。私も経験したことがあります。
実家の車に乗っていたって、レンタカーを借りたって、運転を続ける限り「あおり運転」に遭遇することはもはや天災といって過言ではない程、避けられないことになっていると感じます。
正直に言って、大のオトナでも煽られると怖いです。
バックミラーに煽ってくる車が映る度に、「うわ・・・」と思います。車に乗っているので当然、命の危機をその瞬間覚えてしまいます。同乗者がいる時は一層危機感は高まります。
それほどに怖い。
「あおり運転」については、YouTubeで調べても多くの動画がアップされています。
この「あおり運転」について、どう対策をすれば良いのでしょうか。
あおり運転への対策は、様々な有識者が方法を述べています。それぞれ見ていきましょう。
あおり運転対策①:警察庁「安全な場所から110番通報」
まず、あおり運転について警察は以下の通り推薦しています。
安全な場所から110番通報
危険な運転者に追われるなどした場合は、サービスエリアやパーキングエリア等、交通事故に遭わない場所に避難して、ためらうことなく警察に110番通報をしてください。
まず、安全な場所に避難して、すぐに110番通報を推薦しています。
警察も認める程に、あおり運転は危険なことなのです。ためらう必要は全くありません。すぐに警察に連絡しましょう。
といっても、サービスエリアなどが近くにない場合、ずっと走り続けることになってしまいます。それではずっと追い回される可能性があります。そんな時はどうすれば良いか。
あおり運転対策②:指導員「むきにならず先に行かせる」
NHKの報道によれば、「新東京自動車教習所」の指導員・中元聡さんは「教習中にもあおり運転を受けるのは日常茶飯事」とした上で、以下のような対応を推薦しています。
あおり運転対策
- むきにならない
- 車を左側に寄せて先に行かせる
- 一般道の場合:スーパーマーケットやコンビニなど人目のつく場所に入る
- 高速道路の場合:速やかに路側帯に避難
- 詰め寄ってきた場合:窓を開けずにドアをロック。きぜんとした態度で接し、危険を感じたらすぐに110番通報
- ドライブレコーダーで証拠を残し、あおり運転の抑止に繋げる
まず、むきにならないことが重要とされています。
あおり運転の被害にあうと、恐怖感とともに「ムッ」とする気持ちが出てくる方も多いと思います。人なので当たり前です。
でも、そんな時でも冷静に対処することが重要。
煽ってくる側もかなりカッとなっていることが多いので、こちらから被せても良いことなど何もありません。なるべく穏便にさせることが重要で、基本的には「逃げる」ことが推奨されています。
ただプライドがそうさせない・・と思う方もいるかもしれませんが、命には替えられません。
また、詰め寄ってきた場合はドアや窓を不用意に開けないことが重要とのこと。危機感を感じたら、警察庁も言っている通りすぐに110番通報をしましょう。
対策③:ドライブレコーダーで「あおり運転」抑止
もし、被害に合ってしまったら・・合いそうになったら・・そんな時のために「ドライブレコーダーを利用することで被害の証拠を残すことも重要」と中元さんだけでなく、各有識者が語っています。
また、このドライブレコーダーはあおり運転の抑止にもつながるとして利用を検討してほしいとのことでした。
昨今、あおり運転の厳罰化が進んでいます。
その環境に、もしドラレコが一般的になれば、ドラレコが大衆の目となり相対的にあおり運転が減っていくという考え方です。
私はこの考えにかなり賛同しました。
ドラレコを設置すれば、自分自身がこの恐ろしい気持ちを少しでもなくせると共に、第三者の不要な被害を無くすこともできるかもしれません。
自分の被害を抑えるだけでなく、間接的に他人も守ることができるわけです。
きっといつかこの考えが一般化したら、ドライブレコーダー搭載が義務付けられる未来がやってくるかもしれません。そのくらい、私はこの中元さんの言葉に感銘を受けました。
ドラレコで撮れるもの・選び方
といっても、ドラレコを急に設置しようとしても「よくわからない」という想いを持つと思います。
私もこのお盆で実家に帰省した時に、父がドライブレコーダーに興味を持っていましたが、「どういうものなのか?」としっかり理解できていませんでした。
まず、ドラレコとはどんなもので、どんな映像が撮れるのか見てみましょう。
ドラレコで撮れるもの
最近のドラレコは前から後ろからしっかりと撮ることができます。また、駐車場にいても自動で撮影が始まる機能もあり、急な事故などにも対応しています。
例えば、前と後ろどんな映像が撮れるか、以下の動画を参考にどうぞ。
ドラレコ「ZDR-015」の前映像
ドラレコ「ZDR-015」の後ろ映像
※紹介している「ZDR-015」とは、ドラレコの型番です。
昼間でも夜でもばっちり映すことができます。
取り付けも簡単で、実家の父には↑の型をプレゼントして(軽自動車ですが)簡単に取り付けられました。
ドラレコの選び方
ということで、ドラレコを買って安心感と抑止力を手に入れたい・・・と思っても、「どれ買おう」と迷うと思います。
が、先に型番を紹介しておくと「ZDR-015」を買っておけば間違いないです。
価格.comで不動の1位を獲得しているモデルで、多機能・高性能、なによりコスパ良しでした。
選び方として、
- 前後撮影
- 映像の画質
- 撮影可能角度
- 駐車時撮影
などがポイントとして上がってきます。
【1】前後撮影
絶対必要です。
後ろからの追突だけでなく、仮に事故が起きた際に「こちらが止まれなかった」ということの証拠を提示することもできます。
今回のあおり運転の前映像も撮ることができます。安心感が違う。
【2】映像の画質
高ければ高い程良いです。
ただ、値段が比例します。フルHDや200万画素を超えていれば、問題ないです。画質が高くないとナンバープレートを映せないなどの問題が起こります。
【3】撮影可能角度
広いほうが良いです。
最近は360度モデルなんてのも出ているようです。斜めや横からの事故やトラブルにも対応可能です。ただ、そこまで行くと高くなります。
【4】駐車時撮影
必須ではありません。
事故は動いている時だけ発生するわけではありません。止まっている時にも起こるので、これがオプションで付いていると安心感が増します。
これを買っておけば間違いない
あまりこういう書き方は普段しませんが、これらの選び方を満たしていて、且つ一番コストパフォーマンスが良い(安くて高機能)なのは、前述した「ZDR-015」です。
もし安すぎて不安・・という人がいたら、3万円程度の高機能モデルも登場しています。
一応、他にも多くのドラレコが出ています。それこそ選べない程出ています。
価格.comを見ると、2019年8月時点で「303製品」もあります。
多すぎです!真面目に選ぼうとすると、選ぶのに疲れて結局買うのをやめるレベルです。
実現したいことは、あおり運転への対策と抑止です。
もし、ドラレコをお持ちの車に搭載していない方がいたら、ぜひ最低限のコストで目的を達成できるモデルを利用して頂ければと思います。
あおり運転が0になって欲しい
何度も言いますが、「あおり運転」に私は恐怖しています。
今回のニュースを見て改めて思いました。私はあおり運転が嫌いだと。本当に嫌なんです。ブンブン後ろでやられると怖い。
実際、あおり運転の摘発数は昨今倍増しています。
>> あおり運転関連の摘発倍増 上半期6000件(日経新聞)
これが少しでも減ってくれたら嬉しい。
また、あおり運転が原因で人が死んでいる事件も起こっています。
>> 東名夫婦死亡事故 裁かれる“あおり運転” TBS NEWS
2017年6月5日、神奈川県の東名高速道路で、静岡県に住む萩山嘉久さん(当時45)・友香さん(当時39)夫婦の乗ったワゴン車が、“追い越し車線に停車中”、後続のトラックに追突され、夫婦は死亡。一緒に乗っていた長女(17)と次女(13)は、奇跡的に助かりました。
萩山さん一家のワゴン車は、パーキングエリアで駐車位置をめぐって注意した乗用車に、高速道路上を追いかけられていました。執拗な“あおり運転”を受け、追い越し車線に無理やり停車させられた結果の事故だったのです。
本当に痛ましい。「あおり運転」とは、人の意を介した人命に関わる犯罪事件です。
警察庁や中元さんの推奨する対策や、予防につながるドラレコなどを駆使して、少しでもあおり運転の被害が減っていくことを強く祈っています。