グローハイパープラスをレビュー!グローハイパーとの違いと24種類デザインの選び方

こんにちわ、アイコスさんです。

BATの加熱式たばこ「glo hyper +(グローハイパープラス)」を手に入れることができたので、実機レビューをお送りしたいと思います!

まさかの980円の新型加熱式タバコとして話題になっている当デバイスですが、通常の「グローハイパー」からどのような違いがあるのか?画像たっぷりで比較しました。また、購入時とても重要になるデザインの参考もまとめています。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

「グローハイパー」と「グローハイパープラス」の違いは?

「グローハイパープラス」は、2021年1月12日に発売されたBATの加熱式タバコ。もともと「グローハイパー」というBATの人気デバイスがあり、それがアップグレードされたバージョンと捉えることができます。様々な角度から「グローハイパープラス」を見てみましょう。

グローハイパープラスの画像
正面から見てみると、「プラス」になってよりスタイリッシュさが増した印象がある。
グローハイパープラスの画像
側面は滑らかな曲線。
グローハイパープラスの画像
一番の売りは、サイドパネルの存在。ここをカスタマイズすることで様々なデザインを作り出すことができる。

メタリックな素材が、機体全体を非常にスタイリッシュに魅せており、高級感があります。

内容物も確認すると、本体と充電機、クリーニングスティックと、基本的にはこれまでの「グロー」と同じものとなっていました。

「グローハイパープラス」キットの内容物。
「グローハイパープラス」キットの内容物。

通常グローハイパーと比較する

左が通常「グローハイパー」、右が「グローハイパープラス」
左が通常「グローハイパー」、右が「グローハイパープラス」

実機同士を比較すると、見た目の印象が結構変わっていることがわかります。

「グローハイパー」では、正面に「glo」のロゴがあったが、「グローハイパープラス」では側面にロゴが移動しています。また、充電ステータスを表す部分が、「グローハイパー」は点々で区切られていたが、「グローハイパープラス」では区切りはなくなり、以前のグローシリーズのような見た目になりました。

「グローハイパープラス」は側面にロゴがあり、スタイリッシュになっている。
「グローハイパープラス」は側面にロゴがあり、スタイリッシュになっている。

上部のカバーは、「グローハイパー」の方がグリップが効いていたが、「グローハイパープラス」では滑らかな形状に変わっています。この点は以前のバージョンの方が良かった気もする。

「グローハイパー」はカバー上部に凹凸がありグリップが効く。
「グローハイパー」はカバー上部に凹凸がありグリップが効く。
基本的に穴から中を覗いても構造は一緒。
基本的に穴から中を覗いても構造は一緒。

基本的に「グローハイパー」と「グローハイパープラス」の構造は同一のようです。下部のクリーニングのための形状も同じ。他社だとアップグレードされるたびにこういう形状が変わったりするイメージがあるが、「グローハイパー」では基本的に同じ設計でアップグレードを果たしたようです。

クリーニング用の形状もすべて同一。
本体下部の形状もすべて同一だった。

「グローハイパー」と「グローハイパープラス」の3つの違い

では、「グローハイパー」と「グローハイパープラス」は、何が違うのか。大きく3つの変更点があります。

3つの違い
  1. デザインカスタマイズ性アップ
  2. 加熱温度が10℃アップ
  3. 価格が200円アップ

①:24種類からデザインを選べる

「グローハイパープラス」は、メインボディとサイドパネルを選ぶことで、合計24種類ものデザインを選択することができます。

「グローハイパープラス」は24種類のデザインを選ぶことができる。購入時結構迷うと思います。
「グローハイパープラス」は24種類のデザインを選ぶことができる。購入時結構迷うと思います。

24種類とは結構な数ですが、この選択は購入時しか行うことができません。買った後にパーツを差し替えることはできないので、慎重に選ぶ必要があります。

②:ブーストモードの加熱温度が10℃アップ

「glo hyper+」は従来の「glo hyper」に比べ、ブーストモードの最高加熱温度が10℃高くなっています。たかが10℃、されど10℃。吸い応えや味わいに大きな変動はない…と思いつつも、しっかりと喫味を楽しむことができた気がします。

「グローハイパープラス」はブーストモードの加熱温度が10℃アップしている。
「グローハイパープラス」はブーストモードの加熱温度が10℃アップしている。

③:値段が200円高い

「グローハイパープラス」は980円、「グローハイパー」は780円と、「プラス」の方が値段が200円違います。しかし、結局1,000円以内に収まっているので、安すぎるようにも感じますよね。

グローハイパーシリーズのスペック一覧表

加熱温度など含めて、スペックを確認しましょう。「グローハイパープラス」と「グローハイパー」は、上記の3つの違いを除きほぼ同一のものということがわかるかと思います。

 グローハイパープラスグローハイパー
加熱温度通常:250℃
ブースト:270℃
通常:250℃
ブースト:260℃
加熱時間通常:20秒
ブースト:15秒
通常:20秒
ブースト:15秒
使用時間通常:4分
ブースト:3分
通常:4分
ブースト:3分
充電時間約90分約90分
連続使用回数約20回約20回
重量約111g約106g
サイズ高さ:83mm
横幅:46mm
奥行き:22mm
高さ:83mm
横幅:43mm
奥行き:21mm
価格980円(税込)780円(税込)

24種類のデザインカラーを選べる

さて、ここからは「グローハイパープラス」のデザインの話をしたいと思います。この新型機は、デザインを選べるということを最大限にアピールしており、「グローハイパープラス」を買うのであれば、ここが最も重要な項目です。

「グローハイパープラス」の冊子も、様々なデザインのグラスから1つを選択するようなイメージが用いられていた。
「グローハイパープラス」の冊子も、様々なデザインのメガネグラスから1つを選択するようなイメージが用いられていた。

【重要】購入時のみ選択が可能

そしてこれは私も当初勘違いしていたのですが、「グローハイパープラス」は、デザインを途中で変えることができません。

例えば、「アイコス3デュオ」のように、ドアカバーを差し替えることでデザインを変える・・・といった機能は「グローハイパープラス」にはなく、買ったら最後、そのデザインのままとなります。

「アイコス3デュオ」の最新カラー「フロステッドレッド」
「アイコス3デュオ」の最新カラー「フロステッドレッド」
「アイコス3」シリーズは、メタリックなドアカバーは外すことができる。ここを差し替えることでいつでもデザインの変更が可能だ。
「アイコス3」シリーズは、メタリックなドアカバーは外すことができる。ここを差し替えることでいつでもデザインの変更が可能だ。

よって、「グローハイパープラス」における購入時のデザイン選択は非常に重要です。

今回特別にBATから、全24種類の色の見本をいただくことができたので、「なるほどこんな感じね」ということを確認いただけたらと思います。

青(ブルー)ベースのグローハイパープラス

はじめに青メインの「グローハイパープラス」を見てみましょう。ベースの青が結構強めなので、軽やかなサイドパネルが合いそうです。

メインボディが青の「グローハイパープラス」
メインボディが青の「グローハイパープラス」

また、やはりメインボディの色が印象を強く作用します。

例えば、サイドパネルが「クロームブラック(グレー)」を選んだとしても、メインボディがブラックのセットとでは全然印象が違うことがわかります。

メインボディのカラーが違うと、全然印象が変わる。
メインボディのカラーが違うと、全然印象が変わる。

金(ゴールド)ベースのグローハイパープラス

続いてメインボディが金色の「グローハイパープラス」を見てみます。この金色はかなり「アイコス」シリーズの金色に近く淡めで、スタイリッシュな中に高級感が溢れています。

サイドパネルの金色は「ミラーゴールド」という名前で、メインボディより濃い金色なので、金+金も割と良さそう。ゴールドカラーはどんなサイドパネルカラーでも合いそうですね。

メインボディが金色の「グローハイパープラス」
メインボディが金色の「グローハイパープラス」

黒(ブラック)ベースのグローハイパープラス

続いてメインボディが黒色の「グローハイパープラス」を見てみます。ネイビー色の入った黒とかではなく、純粋に黒(#222くらい)。更に、準備されているサイドパネルカラーも暗めなカラーが多いので渋い印象になりますね。

私が持っているのは「黒×グレー」ですが、オレンジを合わせるのも良さそう。

メインボディが黒色の「グローハイパープラス」
メインボディが黒色の「グローハイパープラス」

白(ホワイト)ベースのグローハイパープラス

最後にメインボディが白の「グローハイパープラス」を見てみます。最もオープンなカラーリングなので、どんなサイドパネルも、サイドパネルの色合いに目がいきます。

「パウダーブルー」を合わせることで、クリーンな「グローハイパープラス」(画像右下)を作ることもできて良いですね。

メインボディが白の「グローハイパープラス」
メインボディが白の「グローハイパープラス」

メインボディのカラーは、4種類。サイドパネルのカラーは、11種類あり、メインボディに対して選択できるサイドパネルカラーは6種類に限定されています。

上記の24パターンの内どれかを選択することになるので、是非参考にしてみてくださいね。

彩りがプラスされた安すぎる加熱式たばこデバイス

グローハイパープラスの画像

今回、BATの加熱式たばこ「グローハイパープラス」を見てきましたが、文字通り彩りが”プラス”された新型機だと思いました。

もちろん、「アイコス」シリーズもデザインのカスタマイズ豊富性を大きくアピールしています。それでいうと「グロー」にはこれまでそういった”遊び”は少なく、純粋にたばこデバイス!として展開を続けてきた印象がある。

しかしここにきてBATは「グローハイパープラス」のカスタマイズ性をもってして、980円というあまりに安すぎる価格設定のデバイスを発売。「アイコス」に大きな勝負に挑んできた感があります。

どちらもデザインのカスタマイズ性が豊富になってきたが、「グローハイパープラス」(画像左)は、定価980円。「アイコス3デュオ」(画像右)は、定価9980円と、価格に大きな違いがある。
どちらもデザインのカスタマイズ性が豊富になってきたが、「グローハイパープラス」(画像左)は、定価980円。「アイコス3デュオ」(画像右)は、定価9980円と、価格に大きな違いがある。

「アイコス」の最新モデルは9,980円。「グロー」の最新モデルは980円。定価時点で実に9,000円もの価格差があります。これは大きすぎる。今回の「グローハイパープラス」の登場で、「アイコス」も何かしらの動きを出してくる可能性があります。加熱式たばこユーザーとしては楽しみな企業間競争ですね。

「グローハイパープラス」は自分色を選べる色鮮やかな加熱式たばこデバイスでした。この安さなら、加熱式たばこへの切り替えを考えている人にとっても気になる存在となりそうです。