2020年10月より、BATの加熱式たばこ【63銘柄】が値上げされます。
BATは8月31日付で、加熱式たばこ『glo』の専用たばこ63銘柄を値上げすることを財務省に申請しました。財務省が許可を出せば値上げは決定となります。
プルーム、アイコスに続き、ついにグローたばこも値上げされることとなりました。グローにはいくつかの専用銘柄があります。
- ケント・ネオスティック
- クール・ネオスティック
- ネオ
- ケント・ネオスティック(glo hyper用)
- ネオ・ポッド(glo sens用)
しかし、これら全てが値上がり・・というわけでもないようです。
それぞれの価格がいくらになるのか、一覧としてまとめましたので確認していきましょう。
ケント・ネオスティック / クールネオスティック
クール・ネオスティックは20円値上げし、510円となります
ケント・ネオスティックは『glo pro』や『glo nano』など、いわゆる『普通のグロー』専用たばこです。2020年10月より480円となります。
こう価格を見ると、値上げは悲しいのですが逆に「え、こんなにケント・ネオスティック安かったっけ?」と思う価格となっています。ちょっと嬉しい。
参考価格として、アイコスのヒートスティックは10月より550円となりますので、これと比較すると480円はワンコインを下回るのでだいぶお得感がありますね。
一点、クールだけは510円とワンコインを超えます。一定のファンがいるKOOLですが、ここだけは強く値上げを感じます…。
ネオ(neo)
ネオ(neo)シリーズは、『glo pro』や『glo nano』など、いわゆる『普通のグロー』専用たばこです。通常銘柄は2020年10月より520円となります。ワンコインじゃなくなってしまうのは悲しい。
しかしこう見ると、限定銘柄達↓
- ネオ・ブースト・アジュール・プラススティック:570円
- ネオ・ブースト・ロッサ・プラススティック:570円
- ネオ・ブースト・スカーレット・プラススティック:570円
がめちゃくちゃ高く感じますね!リッチな味わいが楽しめる分、かなり高級なたばこという印象になります。
ケント・ネオスティック(glo hyper用)
▼価格が変わる銘柄▼
▼価格が変わらない銘柄▼
- ネオ・テラコッタ・タバコ・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・フレスコ・メンソール・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・トロピカル・スワール・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・フリーズ・メンソール・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・フローレセント・シトラス・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・ウォーターメロン・スプリット・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・ピニャコラーダ・スティック・glo hyper 用:500円
- ネオ・タバコ・オーク・スティック・glo hyper 用:500円
アイコスさん
なんと、グローハイパー専用タバコの「neo」シリーズは、お値段据え置きの500円という結果になりました。なんとまぁ!BATやるじゃん!
グローシリーズ最新モデルのグローハイパーだけ特別に価格が下がらないなんて・・・ことある?むしろ通常のグローよりたばこ葉が詰まっているような気もするけど、それでも値上げしないのはびっくりですね。ワンコインで買えるのはとても嬉しい。
ネオ・ポッド
ネオ・ポッドは、低温加熱式たばこである『glo sens』専用たばこです。2020年10月より520円となります。
『グローセンス』はプルームテックなどと近い低温加熱式たばこです。参考としてプルームの10月新価格を見ると、、、540円になります。グローセンスのほうが20円安い!
ワンコインでなくなるのは悲しいですが、むーーーーん。。
実はずるいBAT(glo)の価格戦略
軒並み価格が上がる…と思いきや、驚くべきことに、グローハイパー専用タバコはお値段据え置き500円でした。他の銘柄は残念ながら値上がってしまいますが、最新モデルがワンコインは嬉しい。
また、グローセンスも同ジャンルのプルームテックと比べると20円安い結果になっています。こう見ると、
アイコスさん
と、思いませんか?
事実、安く設定されているんですが、実はこのグローの値上げは毎期少しずるいところがあります。
何がずるいかというと、価格発表のタイミングです。
例えば今回も、BATは加熱式たばこの価格発表タイミングだけずらしました。
【悲報】BATのケントやクールなど69銘柄が値上げhttps://t.co/l240Gtu59q
— アイコスさん (@iqossan) August 12, 2020
紙巻たばこから値上げが開始されました。ちなみに、プレスリリースではグローなど加熱式たばこの値上げも今後発表すると述べられており、この悲報は続きます😢
↑が8月12日の記事ですが、この時点でBATは紙巻たばこの値上げ申請をしながら、『加熱式たばこは追って通達する』としています。
その前後で、JTの『プルーム』とフィリップモリスの『アイコス』は値上げ申請を行いました。
【悲報】アイコスのヒートスティックとヒーツが値上げhttps://t.co/X9eILZ4Htc
— アイコスさん (@iqossan) August 22, 2020
アイコスのマールボロはついに一箱550円となってしまいました😢
ちなみに、紙巻たばこのマールボロは一箱570円という驚愕の価格になります😨😨 #IQOS
JTのたばこ値上げ申請が、8/19付で財務省から認可されました。
— アイコスさん (@iqossan) August 21, 2020
これにより10月からプルームテックなどの加熱式たばこも値上げされることが決定となります😢https://t.co/zyaUZl1UJq
つまりBATは、競合他社の価格設定を鑑みた上で、価格設定を行っている可能性があります。
あくまで可能性なのですが、この業界ではBAT価格破壊をしがちというのは通念なので、おそらくはある程度想定した上で最後まで確認をして、ギリギリで提出するスタイルなのでしょう。
そして、この価格設定をもってユーザーを獲得しようと画策しているはずでうs。
だって、アイコスのヒートスティックは550円ですよ?それと比べるとグローハイパーのネオは500円です。これが定期的に買うものだと、どうしても安い方を選択したくなるのがユーザー心理だと思います。
…と、ずるいと言ったけど、むしろ市場原理に従えば当然の行いかもとも思います。価格競争が起こりづらいたばこですが、逆に言えばこのタイミングしか価格競争できないわけですから、企業活動として当然の行動かもしれません。
といっても、悲しいかなおそらく来年には値上げはするでしょう。いずれにせよ「たばこ」はどんどん値上げしています。今後の価格情勢などもしっかりとお伝えしていきますね。