【IQOSが熱い】アイコス吸えない/点滅する報告が最近増えている【対処方法】

アイコスイルマシリーズの画像

こんにちは、IQOS使って6年目のアイコスさん(@iqossan)です。

かれこれアイコスを「IQOS 2.4」から「IQOS ILUMA」まで利用し続けて、この加熱式たばこ専用ブログももう少しで6周年を迎えます。

そんな中、最近「アイコス吸えない」とか「アイコスの充電ができない」という報告が増えてきているように感じています。

実際にアイコスが吸えなくなることって、結構あるんですよね。だから、困った末に当ブログにたどり着く方は結構多いのですが、最近その傾向が特に増えています。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

「アイコスが吸えない」という報告が増えている

当ブログにたどり着く方だけでなく、実際にSNS上でも「アイコスが吸えない」という書き込みが、6月〜7月にかけて増えてきていることを確認しています。

Googleトレンドでも「アイコス吸えない」人が増えていた

個別のTweetだけ見ても判別できないので、Googleトレンドで傾向を確認してみると・・・、やはりアイコスのトラブル周りの検索数が増えているようでした。

Googleトレンドで「アイコス 吸えない」の検索キーワードを確認すると、6月後半から7月にかけて検索数が一気に増えている。
Googleトレンドで「アイコス 吸えない」の検索キーワードを確認すると、6月後半から7月にかけて検索数が一気に増えていた。(検索タイミングに応じてトレンド人気度は異なるが、7月はじめのタイミングでは跳ねていた)

また、アイコスが吸えなくなる時に発生する現象が「点滅」です。ポケットチャージャーやホルダーが点滅することで、アイコスに不具合が起きていることを伝えるものですが、Googleトレンドを見ると6/20に上昇していることがわかります。

「アイコス 点滅」の検索が6月後半に一度増えている。
「アイコス 点滅」の検索が6月後半に一度増えている。

なぜ6月後半から7月にかけて吸えない人が増えたのか?

それでは、なぜ6月後半から7月にかけてアイコスを吸えない検索が増えたのでしょうか。

アイコスを吸えない理由は多くあります。充電し忘れや、アイコスの対応スティックを間違えて買っちゃったり。デバイス本体を落として故障した・・・なんてのも、吸えない原因ですね。

ただ、トレンド的に吸えなくなったことについては、やはり時期が関係してくると思います。

ヒントはまさに「時期」ですね。まさにその時期、こんなツイートが多く出ていました。

「アイコスが熱い」というやつですね。

実際にGoogleトレンドを確認するとこんな具合に、6月後半〜7月にかけてこの検索数が伸びていることがわかります。

「アイコス 熱い」という検索が、6月後半から7月にかけて増えていた。
「アイコス 熱い」という検索が、6月後半から7月にかけて増えていた。

それもそのはず。2022年6月後半から7月にかけて、日本各地で最高温度を記録するほどの猛暑が続いていたのです。

また、「アイコス 点滅」の検索ワードが増えた6/20は、東京で今年初めて最高気温が30度を超えた日でした。

2022年6月の天気一覧。6/20に30度をマークし、その後月末にかけて急激な気温の上昇が続いていることがわかる(goo天気より引用)
2022年6月の天気一覧。6/20に30度をマークし、その後月末にかけて急激な気温の上昇が続いていることがわかる(goo天気より引用)

この気温の高さが、多くの方のアイコスを熱くさせ、そしてアイコスが吸えない原因となっていた可能性があります。

繰り返しになりますが、もちろん吸えない要因は様々あります。しかしながら、この暑い季節、アイコスが熱くなりすぎて吸えなくなるということはそこまで珍しいことではないのかもしれません。

それでは、これより以下はIQOSが熱くて吸えない時の対処方法を記載したいと思います。

IQOS ILUMA(アイコスイルマ)が熱い時の対処方法

アイコスイルマプライム
アイコスイルマ

アイコスイルマシリーズがの「ホルダーのライト」が白く2回点滅している場合は、IQOSイルマプライム/IQOSイルマが動作温度範囲(0℃~40℃)を超えている可能性があります。

IQOSイルマプライム/IQOSイルマの動作温度範囲は、0℃~40℃です。

温度が40度以上になっている場合、デバイスが動作温度範囲内になるまで待つ必要があります。

これは、IQOS公式の解決方法で、動作範囲温度を超えると故障する可能性があるということでした。つまり40度以下になるまでIQOSイルマを手放して置いておきましょう。

しかし、車の中など暑さが籠もる場所に放置すると、逆に更に熱くなってしまう場合があるので、涼しい場所に置いておくようにしましょう。人によっては扇風機に当てたり、車の冷房に当てて冷やす方もいるようです。

IQOS 3 デュオ/IQOS 3 マルチ/IQOS 3 が熱い時の対処方法

アイコス3デュオ
アイコス3マルチ

アイコス3シリーズの「ホルダー」または「ポケットチャージャー」が2回白く点滅する場合は、動作温度範囲を超えていることを示しています。

IQOS3デュオ/IQOS3マルチ/IQOS3の動作温度範囲は0℃~50℃です。

もし、温度が高い場合は待つ必要があり、温度が低い場合はホルダーを手で温めるなどの手法を取ると吸えるようになります。

新型アイコス「IQOS ILUMA」は高温に対応していない

アイコスイルマとアイコス3シリーズなどの従来アイコスを比べると、一つわかることがあります。それは、アイコスイルマの方が高温に弱いということです。

製品動作温度範囲
IQOS イルマ
IQOS イルマ プライム
IQOS イルマ ワン
0℃~40℃
IQOS 3 デュオ
IQOS 3 マルチ
IQOS 3
0℃~50℃

実は、アイコスイルマシリーズの方が「10度」動作温度範囲が低いのです。

これは驚きですね。てっきり新型モデルのほうが加熱性能がアップし、高温に対応していると思っていたのですが、まさかの従来アイコスの方が高温に対応しているという事実がわかりました。

IQOSイルマは「スマートインダクションシステム」という機能が搭載されており、ブレードレス構造でありながらもたばこを芯から加熱し、たばこ本来の味わいを楽しむことができる構造になっています。この高性能加熱システムがあるからこそ、逆に周囲の高温には弱いということなのかもしれません。

2022年の夏は、アイコスイルマが初めて迎える夏

外でアイコスイルマを使っている画像

そしてこの2022年夏です。実は、アイコスイルマの発売日は2021年11月。つまり、アイコスイルマが世の中に出てから、初めての夏ということになります。

ここで、冒頭の「アイコスを吸えない」方が増えているという話に戻ると、少し合点がいくことがあります。

もしかしたら、アイコスイルマを売り始めたからアイコスを吸えない方が増えたのではないか。

もしかしたら、アイコスイルマに乗り換えた人が、これまでのアイコスよりも動作温度範囲が狭くなっていることから、吸えなくなっているのではないか。

そういう予想もできなくはありません。

繰り返しになりますが、スティックを間違えて買ってしまった・・・など、吸えなくなる要因は様々ありますが、この動作範囲温度が異なる仕様に苦しんでいる方も一定数いるのかもしれません。

更に暑くなってくる中、加熱式たばこデバイスの取り扱いには気をつけて

これから8月に入り、更に気温が暑くなってくることが予想されます。ですので、「アイコスが吸えない」「アイコスが熱い」そんな状態に更に多くの方がなってくる可能性があります。

その場合は、動作範囲温度になるまで放置したり対処して頂ければと思います。

ですが・・・、最も危険なのは、猛暑の中で車に置き忘れたりすることによる発火・爆発です。

この7月、社内に置いたモバイルバッテリーから発火が起きたと、専門家が「ものの置き忘れに注意」と警告を発しています。

車に置いたモバイルバッテリーが発火する事件が発生している。
車に置いたモバイルバッテリーが発火する事件が発生している。

【独自取材】車内に置いたモバイルバッテリーから発火か 猛暑の新たな危険性…専門家「ものの置き忘れに注意」

IQOSやglo、Ploomなどは、高性能の加熱式たばこデバイスです。だからこそ、モバイルバッテリーと同じようにリチウムイオン電池が内蔵されています。もちろんスマートフォンにだって入っています。

あまりの高温になれば、この事件のように発火してしまう可能性も・・・あるかもしれません。

特にIQOSはもともとが「たばこ」です。常に持ち運ぶというわけでなく、「車に置いてくる」という体験が日常化しているものかもしれません。くれぐれも高温状態に放置するといったことは避けるようにしましょう。