加熱式たばこに新たなブランドが登場？
韓国経済新聞（中央日報）と、財務省の「製造たばこの小売定価の認可」によると、フィリップモリスが新型加熱式たばこ「lil SOLID（リル・ソリッド）」を、10月に発売することが判明しました。
韓国のたばこ製造会社であるKT&Gの加熱式たばこブランド「lil（リル）」を、「アイコス」のメーカーであるフィリップモリスが日本市場で販売する形となります。
加熱式たばこに新たなる風が吹くか。詳細をお伝えします。
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加熱式たばこ「lil（リル）」とは
実は韓国でも加熱式たばこが流行しています。市場調査企業ユーロモニターによると、昨年の加熱式たばこ市場１位は日本で、２位は韓国でした。
こちらの調査結果では、2019年時点で韓国における加熱式たばこの普及が加速しているという旨が報告されています。
そんな韓国で、「IQOS（アイコス）」と並び人気を誇っているのが、加熱式たばこ「lil（リル）」です。
lil（リル）の画像
リルの形状は、言うなればアイコス3マルチや、グローナノに似ています。
日本で販売するリルのシリーズは、加熱式たばこ「lil SOLID（リル・ソリッド）」という名称で、すでに初回物量を船積みしているということです。
どのような特徴があるのか、韓国と完全同一のモデルなのか、、は正式な発表がないとわかりませんが、実は、フィリップモリスは既にリルが日本で発表することを暗に発表しています。どういうことか。リルのたばこ銘柄を見るとその事実がよくわかります。
リルのたばこ銘柄「MIX（ミックス）」
リルのたばこフレーバーは、「MIX（ミックス）」という名称です。
そして、実は先日フィリップモリスは、財務省に「製造たばこ小売原価」を提出しました。こちらのリストに、
- ミックス・レギュラー
- ミックス・アイス
- ミックス・ミックス
の３つの記載がはっきりと掲載されているのです。
しかも製造国は「大韓民国」との記載があり、これは間違いなく加熱式たばこ「lil（リル）」専用銘柄である「MIX（ミックス）」のことを指していると思われます。
この情報を持ってして、韓国の加熱式たばこ「リル」が日本で発売することが事実上決定（裏付け）されています。
アイコスの兄弟機となる
「lil」は韓国の加熱式たばこですが、実は既にロシアとウクライナでも販売されています。しかもこちらもフィリップモリスが販売を行っています。
その販売形式は、なんとIQOS公式サイトなどで行っているようです。
フィリップモリスがロシアで「lil」の販売を開始した際は、アイコスストアやアイコスオンラインストアで「lil」の購入が可能になったといいます。
PMI starts roll-out of KT&G heated tobacco products in Russia
つまり、この「lil（リル）」は、フィリップモリスの、ひいては「IQOS（アイコス）」の兄弟機が増えるような立ち位置で販売されることが予想されます。もしかしたら「IQOS SOLID」という名前で販売する可能性さえあります。
「IQOS 2.4 Plus」が販売終了か？
ここからはまだわかりませんが、この「lil（リル）」の発売をもってして、「IQOS 2.4 Plus（アイコス 2.4 プラス）」が事実上販売終了となる可能性が高いです。
リルは現時点の情報では、たばこも本体も安い価格設定になるようで、これはアイコスシリーズにある「IQOS 2.4 Plus」と似通ったものになってしまいます。
また、先日アイコスが秋割セールを開始した際に、当サイトでは「アイコス2.4プラスを在庫処分セールしてるのではないか？」と予想しました。
新型『IQOS 4』そろそろ発売か？アイコス2.4プラスを在庫処分セールしてる？これらの情報を組み合わせると、リルの発売をもってアイコス2.4プラスを販売終了とさせる可能性は高いです。もしくは、より安価な設定にするかどちらか。
まだこれらの情報をフィリップモリスが正式に発表したわけではありませんが、間違いなく10月〜11月に大きな発表を行うはずです。引き続き情報があり次第すぐにお伝えします。