もう、これはヤバいw
タイトルに「ヤバい」って書こうか迷ったあげく入れちゃいましたが、そのレベルのキャンペーンがグローハイパーで開始されました。
今、グローオンラインストアで「グローハイパー」を480円で買うと、希望者に「ケント」がサンプルたばことしてプレゼントされます。そもそも加熱式たばこ機器本体が480円って時点でおかしいんですが、え、たばこも貰えるの?
ん?でも待って・・・。
今回おまけでもらえるグローハイパー専用の「ケント」って値段は480円だよね。
つまりこのキャンペーン、定価480円のたばこを買うと、グローハイパーがただで貰えるってことと同義ってこと?そういうこと???
アイコスさん
法律などにも触れつつ、このキャンペーンの裏側の解説も行いたいと思います。
グローハイパーからメリークリスマス
今回開催されたキャンペーン、gloのメーカーであるBATは「グロー・ハイパーがお得に購入できるクリスマスキャンペーン開催!」と表現しています。
グローハイパー本体が、メーカー希望小売価格480円(税込)に。さらに購入後、抽選で豪華景品が当たるかもしれなくて、 更に今なら希望者にたばこサンプルパックをプレゼント中という、おまけにおまけが付いた割引キャンペーンとなっています。
サンプルたばこ一覧
- ケント・ネオスティック・トゥルー・タバコ glo hyper用
- ケント・ネオスティック・トゥルー・メンソール glo hyper用
- ケント・ネオスティック・トゥルー・ベリー・ブースト glo hyper用
グローハイパー専用フレーバー「ケント」の味わいについては以下の記事で詳細に解説しています。
完全比較!グローハイパーエアー・グローハイパーX2/ハイパープロ/プラス用スティック全28種類を吸い比べ評価景品一覧
- 5名様 : Withings Move スマートウォッチ HWA06-MODEL 1-ALL-AS
- 5名様 : BRAUN シリーズ5 充電式シェーバー 50-W1000s
- 10名様 : AVIOT Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン TE-D01g
- 30名様 : ALINCO ハンドマッサージャー ハンドイーズ
- 30名様 : 日立 衣類スチーマー CSI-RX3(K)
- 65名様 : EJOICAセレクトギフト2000円分
プレゼント付きのクリアランスセールは数日前から始まっています。景品の詳細については以下の記事にて解説しています。
グローハイパーのクリアランスセールがアップグレード!8割引で買えて豪華賞品も当たる送料はかかる…が、しかし。
あまりにお得に感じるこちらのキャンペーン、一点注意事項があります。それは、送料がかかるということ。
グローオンラインストアでは、どんなに買っても送料がかかります。例えば、3000円以上買うと送料無料!みたいな仕組みはありません。
【業者】佐川急便
【送料料金表】本州一律料金:570円 沖縄県のみ1,171円(消費税込み)
なので、沖縄を除いて考えると、480円で購入しても実質1050円での購入ということになります。少なくとも1000円はかかるということですね。
ただし、それはこれまでの話。今回のたばこサンプルがもらえるキャンペーンは、1050円で買うと、グローハイパー本体(定価3,980円)と、グローハイパーのたばこ(定価480円)がもらえるキャンペーンとなります。おかしい。どう考えてもおまけが過剰。
100歩譲って、1050円で、480円のグローハイパーと、480円のたばこを買える…と考えた場合、480円+480円で960円なので、1050円との差額は、たった90円です。利益とかそういう次元の話ではありません。もはやバラマキに近いものがあります。
普通に考えて、ユーザーにとっては大変なお得なキャンペーンになるわけですが、なんかこう・・・消費者庁から問題の指摘が入ることなんてないんですかね。
加熱式たばこ「アイコス」の割引キャンペーンが「嘘」と消費者庁が措置命令以前、アイコスのメーカーであるフィリップモリスは、消費者庁から「有利誤認を行っていた」と注意を受けて、罰金を支払ったことがあります。
ただ、今回のグローハイパーのキャンペーンは別に期間が伸びているわけではなく、過剰な値引き&おまけ戦略。ただただグローのメーカーであるBATの不利益…(ユーザーが増えたら最終的に利益化するだろうが)になるので、アイコスの事例とは違う状態です。
アイコスさん
少し法律に触れつつ、解説したいと思います。
グローハイパーの販売数、100万台突破の理由
さて、そんなヤバいキャンペーンを連発しているグローハイパーは、実は本体販売数が100万台を突破しました。
ただ、あくまで100万台なので、私みたいに複数台買っているユーザーもいるため、100万人というわけではありません。グローハイパーは今絶賛ユーザー数を伸ばしたいフェーズなので、この記念に!ということでも、お得なキャンペーンを色々と連発してきているわけです。
に、してもですよ。(キャンペーンのたびに毎回言ってる気がしますがw)
480円で本体が買えて、しかも実質タダでサンプルたばこがもらえるって、どういうことよ。本来は送料がかかるから、実質1000円かかっているから良いってことなのか?しかもプレゼントもくれるって・・・。
なぜグローハイパーはこんなキャンペーンをするのか
本製品とは違うプレゼントをすることなどに対して、景品表示法(景表法)という法律によって、その内容がルール化されています。
今回のグローハイパーの件では、プレゼントが「一般懸賞」に、たばこのおまけが「総付景品」にあてはまると想定され、以下の規定が適用されます。
一般懸賞においては、提供できる景品類の最高額及び総額が定められており、景品類の最高額については、取引の価額が5,000円未満の場合は取引の価額の20倍まで、5,000円以上の場合は一律10万円までとなります。また、景品類の総額については、懸賞に係る売上予定総額の2%以内とされており、最高額及び総額両方の制限内で行わなければなりません。
総付景品については、提供できる景品類の最高額が定められており、提供できる景品類の最高額は、取引の価額が1,000円未満の場合は200円まで、1,000円以上の場合は取引の価額の10分の2の金額までとなります。
少なくともグローハイパー購入時、送料がついて1000円を超えているので、その価額で色々と試算しているのでしょう。
つまり、キャンペーンを開始して後、商品が売れれば売れるほど、(利益を度外視すれば)付帯できるプレゼントが多くすることができます。
例えば、今回スマートウォッチなどのプレゼントが抽選で当たりますが、これらの総額を合わせると850,000円程度。これが総売上の2%ということで、このプレゼントキャンペーンが行われた時点で、少なくとも4,200万円分以上の売上があった可能性があります。
それに加えて、今回のたばこのおまけ。仮に総売上が5000万円程度の場合、1000万円程度まで提供することができます。つまり、2万個程度のたばこを提供できるという試算。
グローハイパーのキャンペーンページには、
・本キャンペーンは、在庫状況等により完売、または予告なく終了・変更となる場合がございます。
との注意書きがありますが、これは仮に上記の試算の場合、2万個のたばこが提供し終わったらこのキャンペーンが終了することを意味します。
(※数値はあくまでアイコスさんによる試算。実際の売上は異なるはずです)
企業でPRや販促を行うと自ずとついてくる知識ですが、こういった法律を知っておくとキャンペーンの裏が見えて少し面白いですね。
にしても言えるのは、グローハイパーは今、利益度外視でユーザー数獲得のアクセルベタ踏み状態ということです。
気になっている方は、自分へのご褒美のメリークリスマスということで、キャンペーンを利用してみても良いかもしれませんね。