タバコ会社大手「BAT」が手がけるグローが、10月2日より全国展開を開始するということが発表されました。
先月、仙台限定発売を抜け出したばかりのグロー。東京と大阪にグロー専門ストアが出来て、一部都市でコンビニ発売も開始されました。人気が出てきて「全国展開はいつ?」と思われていたところのこのニュース。
この記事では、グローの軽いおさらいと、アイコス・プルームテック、加熱式タバコ各社と比較して、加熱式タバコ市場の「今」がどうなっているのか?お伝えしていきます。
グローの味は?現在の購入方法、ストアの様子
加熱式タバコ「グロー(glo)」ですが、アイコス・プルームテックに続く第三の加熱式タバコとして非常に話題を持っていっています。
といっても、「まだグローについてよくわからない」という方も多いと思うので、10月に全国展開で買えるというニュースがあったとしても、どんなタバコなのか知っておいた方が良いので、軽いグローの紹介を先にします。
一体型の加熱式タバコ
アイコスは充電器である「ポケットチャージャー」と、吸う機械(棒状のもの)である「ホルダー」が別になっています。一方グローは、それが一体型となっており、充電時間がアイコスよりも短縮されているという特徴があります。
グローの味
グローの味は端的に言ってかなりタバコ感があります。アイコスと比較してもそれはなおさら。より詳しく言うと、ロースト感が非常に濃いです。
グローには3種類の味がありますが、どのフレーバーもロースト感が満載。タバコ好き程是非一度試してみてもらいたいところです。
より詳しい味の解説は以下の記事にまとめています。アイコスの6種類のフレーバーと比較してもどんなものか紹介しているので、是非ご覧になってくださいね。
グロー購入方法・ストアの様子
グローが全国展開されたあかつきには購入方法として、以下の手段が挙げられます。
- グロー専用ストア
- コンビニ
- タバコ屋さん
- 公式通販
- 外部通販
グロー専用ストアは全国各地にはすぐにはできないでしょうから、まずはコンビニと通販がメインになってくるかと思います。意外とおすすめはAmazonなどの外部通販です。アイコスなどは定価より当然通販の方が高いんですが、なんとグローの通販価格は定価より安いです。
また、公式ストアではグロー本体だけでなく、限定スリーブなども購入出来ます。スタッフの方がわかりやすく解説してくれたり、グローの試喫もできるようになっているので、気になる方は行ってみるが吉。
現在は東京は表参道にありますが、オシャレな街並みによく合ったお店でした。
10月2日に早まったグロー全国展開
本来、このグロー全国展開は2017年後半、、2018年かもよ?とまで言われていました。以下2017年3月にあったグロー役員の言葉です
gloの全国展開については、今年後半を考えている。徐々に販売地域を拡大していくか、一気に全国に広げるかなどは未定。
拡大方法は未定。ということだったのですが、、一気にいきますね!イカす!ここでグロー拡大の戦歴を見ておきましょう。
- 2016年12月:グロー発売
- 2017年6月:オンラインショップにて販売開始
- 2017年7月:東京・大阪に専用ストア進出
- 2017年10月2日:全国展開開始
という流れですね。
グローが発売された頃は仙台限定発売だったので、わざわざグローのために仙台に人が殺到しました。結果、なんとグローのせいである店舗が警察沙汰にまで発展。。加熱式タバコの人気高さが伺える事件でした。
全国展開でグロー取り扱い店舗は数倍に
全国発売で、グローの取り扱い店舗は、現在の約1万3000店舗から約5万9000店舗に拡大します。
また、現在3種あるスティックは、新たに1種のフレーバーを追加。先行販売していた宮城県内では、全国展開の4銘柄に加え、4銘柄の発売を開始するそうです。
全国展開で更にグローの成長は伸びることでしょう。また、新しい味が増えるというのも楽しみ。グローってどんな味?と気になる方は先に↓の記事をチェックしておきましょう!
ネオスティックの拡大を狙う?
さて、ちなみになぜ10月に全国展開を早めたか?という話ですが、色々な見方がありますが大きな要因としては「ネオスティックの発売を増やす」ことにありそうです。
グローなどの加熱式タバコの欠点は、「本体がなかなか買えないところ」にありますが、実はもっと問題がありまして、「本体を持っていてもタバコが買えない」ことの方が問題なんです。
そっちの方がタバコ会社としての役割を全うできておらず、実際のユーザーの満足度を高められていない結果に繋がります。実際にプルームテックなどのインタビューでも、「本体を買えたけど、タバコを買えないから結局吸えない」という不満意見が多くありました。
全国展開を達成すれば、全国のコンビニにグロー専用タバコネオスティックを配置することが出来ます。これが達成できたら定常的な収益も確保できるので、早く達成したい目標なのだと思います。
シェア率を、プルームテックとアイコスと比較
10月にグローが全国展開開始するという報を受けて、加熱式タバコ各社との発売状況がどうなったのか、見ておきましょう。
※タバコ端末としての比較は以下の記事を参照ください
アイコスをグローが追う形に。
本来グローは、フィリップモリスの「アイコス」、JTの「プルームテック」に続く第三の加熱式タバコでした。しかし、販売路の拡大状況でいえば、
- アイコス
- グロー
- プルームテック
になってしまうことになります。なぜなら、プルームテックの全国展開は2018年上半期を予定しているからです。遅い!遅いと言わざるを得ない状況ですね。
プルームテックの拡大余地が懸念
全国展開を果たすと、すぐに売れて定着することがアイコスの発売を見てわかっています。ただそれも2機種までの可能性は多いにあります。3機種の加熱式タバコを使い分けるユーザーがどれだけ出てくるでしょうか?
他の業界を参考にしていえば、例えば「スマホ」を見てみましょう。今でこそ主流は
- iPhone
- Android
の2OSですが、実はここに「Windows Phone」だったり「FireOS Phone」だったり、様々なOSがあったんです。でも、敗れてしまい、市場から引退してしまいました。
タバコ事業とスマホ事業では根本が全く異なりますが、可能性はゼロではありません。なによりシェアを拡大するためにはスピードは命。プルームテックがこのまま2018年上半期〜という予定を覆さなければ、あっという間にアイコスとグローが広がったところに参入という形になってしまいます。
グローの全国展開は楽しみにしていたユーザーにとってはかなり嬉しいところ。しかし、この1手の加熱式タバコ業界への揺れは大きいです。引き続き動向を見守っていきましょう。
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