東京都千代田区が「喫煙」についての面白い取り組みを開始しました。
「喫煙トレーラー」という、野外だけど屋内でタバコを吸うことができる、特別なトレーラーの配備を開始したそうです。
喫煙トレーラーとは
喫煙トレーラーとは、千代田区が2019年2月26日から運用を開始した、外でも屋内喫煙が可能になる、可動式屋内喫煙所です。
車内には灰皿はもちろん、空気清浄機も搭載され、電源コネクタも着脱が可能になっているのでいつでも好きなように移動することが可能だそう。
まずは千代田区にある「ちよだプラットフォームスクウェア」の敷地内にまずは配備されているようですが、今後千代田区内のイベントにおいては「出張喫煙トレーラー」なんてこともありそうですね。
共存できる街づくりのために
実際、喫煙所といっても煙が外まで蔓延していて「くさい!」となることあります。タバコを吸う人だってたまに思うことがあるはずです。
「ニオイを削減させる−」
という目的で加熱式タバコに切り替える方も増えていますが、シェア筆頭のアイコスでさえ、ニオイは残るといわれています。
アイコスも臭い!原因と加熱式タバコの匂い消し方法【バレる口臭対策】千代田区では、区内に多くの喫煙者がいる現状を認識した上で、
- 路上喫煙を防止
- 喫煙者と非喫煙者が共生
できる街の実現を目指しており、その過程でこの「喫煙トレーラー」の運用に至ったそう。
”共存できる街づくり”、これからの多様性のある社会において1つの素晴らしい取り組みかもしれません。
2019年度中に2台配備予定|拡大するか?
以前、JTに「加熱式タバコ」の取材に行った時、お話を伺ったプルームテック担当の方も
私達JTが目指しているのは、『タバコを吸われる方、吸われない方が、共存できる社会』を実現することにあります。
と仰っていました。
JT本社に直撃取材!プルームテックの良いところ悪いところを聞いてきた加熱式タバコのヒット模様を見ても、「煙が嫌!」といった周囲配慮のニーズが増えているのは明らかであり、JTもまさに「共存できる社会」を目指していました。(そこから生まれたのが大ヒットしているプルームテックです)
千代田区が運用を開始した「喫煙トレーラー」もこの周囲配慮のニーズをうまく汲み取り、利用が増えていけば今後外の喫煙所が減っていくかもしれません。