新型glo「グローハイパー」をレビュー!加熱式たばこへの切り替えを後押しするハイエンドモデル

グローハイパーをレビュー

2020年4月1日から開始された改正健康増進法。加熱式たばこ専用喫煙室ができるなど、喫煙の情勢が変化しています。このタイミングでBATから新型gloが発売されます。

「glo hyper(グロー・ハイパー)」という名の新モデル。これまでのグローとの違いは、ずばり専用たばこスティックの太さにありました。力強さ、濃厚さに差が出ています。そして使ってみて思ったのは、、

この力強さ、紙巻きたばこからの切り替えを更に後押ししようとしている・・!!?

アイコスさんアイコスさん

ということでした。画像とともにグローハイパーをレビューした結果を見ていきましょう!

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

グローは選べる2つのフォーマット体制に

こちらが新型モデル「グロー・ハイパー(glo hyper)」の実機。画像のタイプは白色モデルだ。
こちらが新型モデル「グロー・ハイパー(glo hyper)」の実機。画像のタイプは白色モデルだ。

グローにはこれまでも多くの種類がありました。初代グローから数えると、グローミニやセンスなども含めて5種類?いや….7種類?もはやどれが最新なの?と思うほどに種類が出ています。

そんなグローは公式として、2つの選択肢があると説明しています。

グローは選べる2つのフォーマットに。
グローは選べる2つのフォーマットに。
選べる2つのフォーマット
  • glo hyper:太いスティックで楽しむ 新フォーマット
  • glo pro:スーパースリムスティックで楽しむ フォーマット

「glo pro」はこれまでのグローにブースト機能などが加わったハイエンドモデルでしたが、「glo hyper」はその上の力強さを感じられる加熱式たばこモデルとなっていました。

「glo hyper」を利用してみる。後述するが、「高温で高速過熱可能」な機体で、濃厚な味わいを楽しむことができました。
「glo hyper」を利用してみる。詳しくは後述するが、「高温で高速過熱可能」な機体で、濃厚な味わいを楽しむことができた。
公式の説明でも、「より早く、より強い吸いごたえを」とあります。グローハイパーの良さは、プロにはない一層の力強さにあると思いました。
公式の説明でも、「より早く、より強い吸いごたえを」とある。グローハイパーの良さは、プロにはない一層の力強さにあるように感じた。

グロープロと同じく、「ブーストモード」は搭載されており、使い勝手はほとんどプロと同様でした。内容物もほとんど一緒で、充電規格もグローハイパーとグロープロは一緒。本当に2つのフォーマットを好きに選べるというモデル体制になっているように感じます。

グローハイパーの内容物。基本セットは他グローとほぼ同様。充電規格はグロープロから「Type-C」になっているので、USBモデルより少し強くなっているように感じる。
グローハイパーの内容物。基本セットは他グローとほぼ同様。充電規格はグロープロから「Type-C」になっているので、USBモデルより少し強くなっているように感じる。

専用たばこスティック(neo)の太さが違う

やはり、「glo hyper」の力強さの秘密は、本体の差…よりも専用たばこスティックの太さに違いにあるようです。前述のとおり、グローハイパーの専用たばこスティック「neo」の太さは、これまでの「neo」よりも太くなっています。

右がグローハイパー用、左がグロー用の専用たばこスティック。太さが異なるのがわかるだろうか。
左が通常のneo、右がグローハイパー専用のneo。太さが異なるのがわかるだろうか。
吸引側をみると、フィルター部分の分厚さも変わっている。
吸引側をみると、フィルター部分の分厚さも変わっている。
たばこ葉側を見るとより太さの違いがわかる。グローハイパー用の「neo」の方がぎっしり詰まっている。
たばこ葉側を見るとより太さの違いがわかる。グローハイパー用の「neo」の方がぎっしり詰まっている。
ちなみに、太くなった分、長さはグローハイパー用の「neo」の方が短くなっている。たばこ葉量は同じようだ。
ちなみに、太くなった分、長さはグローハイパー用の「neo」の方が短くなっている。たばこ葉量は同じようだ。

この太さの違いは何を生み出すのか。グロー公式では、「今までにない濃厚な味わいが最後まで味わえる」と表現しています。たしかに、吸ってみると濃厚さの持続が感じられたし、なにより吸う前からスティックの香りがすごい漂っている。ギュッと詰まっているこのモデルは、力強さを求める喫煙者にとっては加熱式たばこを見直すものになるかもしれない。

多彩な味わい&驚きの吸いごたえでもう手放せない。グローハイパーは高温高速過熱と太いたばこスティックで、満足度を持続させる。
多彩な味わい&驚きの吸いごたえでもう手放せない。グローハイパーは高温高速過熱と太いたばこスティックで、満足度を持続させる。

6種類のフレーバーの味わい

では、ここからグローハイパー発売時のフレーバーをそれぞれ見ていきましょう。2020年4月発売時点では、6種類のフレーバーがラインナップされています。

レギュラー:「ネオ・テラコッタ・タバコ・スティック」

グローハイパーのレギュラーフレーバー

グローハイパーには、現時点でレギュラーフレーバーはこの一つだけがラインナップされています。といっても、ただのレギュラーではなく、「スパイスコーヒー」が香る濃厚なたばことなっています。

といっても、「スパイス」や「コーヒー」が含まれているわけでなく、重めだけど味わいキリリとした濃厚な風味を楽しめるフレーバーとなっていました。

ミント:「ネオ・フレスコ・メンソール・スティック」

グローハイパーのミントフレーバー

2種類のメンソールフレーバーのうちの1つ。ミントが香るほのかなフレッシュメンソールで、強すぎないメンソールを求める人にはこのフレーバーがおすすめ。

といっても、この「フレスコ」のミントタイプで十分メンソール感は楽しめるくらい結構爽快感があります。さすがグローハイパーといったところでしょうか。

メンソール:「ネオ・フリーズ・メンソール・スティック」

グローハイパーのメンソールフレーバー

2種類のメンソールフレーバーのうちの1つ。こちらは強烈なメンソールで、しかも氷結ミントカプセルという更にメンソールをパワーアップさせるカプセルタイプになっています。

KOOLを誇るBATおなじみのカプセルメンソールが、グローハイパーにははじめからラインナップされています。そう考えるとこの「フリーズ・メンソール」は、KOOLなどの強いメンソールタイプの紙巻きたばこを吸っていた人は切り替えやすいかもしれない。

シトラスメンソール:「ネオ・フローレセント・シトラス・スティック」

グローハイパーのシトラスメンソールフレーバー

3種類のフレーバーメンソールタイプのうちの1つ。爽快メンソールの中に、ライムカプセルが含まれていました。シトラスの風味を楽しめるので、果実の味わいが楽しめる中でも一番キリッと感じられるタイプとなっています。

「ベタベタな甘さよりも、爽快感が強いほんのり果実風味を愉しみたい」そんな欲求に応えたフレーバーとなっていました。

ベリーメンソール:「ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック」

グローハイパーのベリーメンソールフレーバー

3種類のフレーバーメンソールタイプのうちの1つ。ベリーメンソールはフレーバー系ではおなじみですが、やっぱり甘さがありますね!凝縮されたブルーベリー風味を感じられる、プチッと潰せるカプセルタイプとなっています。

グローハイパーは6種類の銘柄のうち、4種類がカプセルタイプとなっています。「味の変化を愉しむ」そんな欲求に応えたい想いを感じますね。

トロピカルメンソール:「ネオ・トロピカル・スワール・スティック」

グローハイパーのトロピカルメンソールフレーバー

3種類のフレーバーメンソールタイプのうちの1つ。最近加熱式たばこ業界で話題の「トロピカルメンソール」フレーバーです。今までのフレーバーの中で一番”なめらか”に感じられます。

これもやはりカプセルメンソールになっていますが、カプセルを潰すことで甘みだけでなく爽快感も増すので、結構好きになるユーザー多いかもしれません。

グロープロとグローハイパー、スペックの違い

ここまでグローハイパーを実際に使ってみたレビューをお伝えしてきました。ここで「2つのフォーマット」である「glo pro」と「glo hyper」にはどんな違いがあるのか、スペックをしっかりと確認してみましょう。

 glo proglo hyper
加熱時間通常 20秒 / ブースト 10秒通常 20秒 / ブースト 15秒
使用時間通常 4分 / ブースト 3分通常 4分 / ブースト 3分
充電時間約90分約90分
連続使用回数約20回約20回
重量約98g約106g
サイズ高:82mm
横:43mm
奥:21mm
高:82mm
横:45mm
奥:22mm
価格2,980円(2020年4月時点)3,980円(2020年4月時点)
カラー種類4色(2020年4月時点)3色(2020年4月時点)
左が「glo pro(グロープロ)」、右が「glo hyper(グローハイパー)」
左が「glo pro(グロープロ)」、右が「glo hyper(グローハイパー)」

スペックの違いで見ると、以外と違いがないことがわかると思います。しいていえばブーストにかかる時間がハイパーの方が5秒早いくらい。でもこれはたばこスティックが太い分仕方ないことです。

やはり、基本的にグロープロとグローハイパーの違いは、「専用たばこスティック(neo)の太さの違い」にあります。でもこの違いが大きな違いを生んでいるのは利用してみてしっかりと感じます。

また、価格も強い過熱力を誇るハイパーの方が1000円高い設定になっています。あなたが欲しいのはどっちでしょうか?グロープロについての詳しいレビューは以下の記事にもまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

【加熱時間10秒】新型グロープロをレビュー!他加熱式タバコと比較した感想【glo pro】 【加熱時間10秒】新型グロープロをレビュー!他加熱式タバコと比較した感想【glo pro】

紙巻きたばこからの切り替え促進を狙うglo

今回、新型glo「グローハイパー」を利用してみて思ったのは、紙巻きたばこからの切り替えをより推し進めようとしている!ということです。

この4月から開始している改正健康増進法による、受動喫煙対策。この影響により、紙巻きたばこを吸える環境が激減しています。そんな中、新たな選択肢として注目を浴びているのが加熱式たばこです。

しかし、加熱式たばこにも欠点があります。それは、紙巻きたばこユーザーが満足できる味わいを作り上げきれていないということです。火を使わない分、どうしても力強い味わいを出すことが苦手なのが加熱式たばこでした。そう、過去形。

この「グローハイパー」からはその加熱式たばこの欠点を補おうという意志が感じられます。高い過熱力でこれまで各加熱式たばこブランド中いちばん細かったgloのたばこスティックを太くすることに成功しました。

はっきりいうと、この太いたばこスティックは、これまで加熱式たばこに慣れきった人では「少し強すぎる」と感じることがあると思います。しかし一方で、紙巻きたばこの強いキック感に慣れた人であれば、「あれ、けっこうイケるじゃん」と思うかもしれない。gloはこの紙巻きたばこからの切り替え全盛においてしっかりと選択肢を提示したように感じます。

「glo hyper(グローハイパー)」の発売は、2020年4月13日。ここまで見てきたように、デバイスと合わせてハイパー専用の太いたばこスティック6銘柄も同時に発売されます。glo公式ストアやオンラインストアだけでなく、全国のコンビニでも買えるようになるので、気になる方は要チェックです!