グローハイパー専用「ネオ」も価格据え置きに!?BATJが値上げ取り下げ再申請

フレーバー2種類

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は、フィリップモリスジャパンJTに続き、たばこ小売価格改定の再申請を財務省に提出しました。

BATJは、「グロー」ならびに「グローハイパー」専用たばこスティックについて、2022年8月26日に財務省より価格が値上げとなる小売定価改定の認可を受けていました。しかしこれを9月1日付けで取り下げ、同社加熱式たばこ製品24銘柄について、小売定価の再申請をしました。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

当初申請分と再申請分との違いは?

8月26日に認可を受けた当初の価格変更申請では、以下4銘柄が値上げとなる予定となっていました。

8月26日認可分の値上げ予定銘柄

グロー製品が値上げ

値上げとなる予定だったのは、グロー専用たばこスティックの「ネオ」と「ケント・ネオスティック」、そしてグローハイパー専用たばこスティックの「ネオ」と「クール・エックス・ネオ」でした。

9月1日再申請分の値上げ予定銘柄

9月1日申請分のグロー値上げ価格

9月1日に再申請した銘柄は3銘柄となっており、値上げとなるのは、グロー専用たばこスティックの「ネオ」と「ケント・ネオスティック」、そしてグローハイパー専用たばこスティックの「クール・エックス・ネオ」となっています。

グローハイパー専用たばこスティックの「ネオ」もお値段据え置き!?

フレーバー2種類

グローハイパーには様々なスティックがラインナップされていますが、新しい価格申請では、グローハイパー専用の「ネオ」の値上げが取り下げとなっています。

現行は540円という価格になっているグローハイパー専用「ネオ」ですが、560円と20円値上げされるかもしくは540円のお値段据え置きとなるか・・・この違いとなる変更のようです。

フレーバー2種類
残念ながら「クールエックスネオ」は20円値上げ予定のまま。

値上げされる銘柄24銘柄とお値段据え置きの21銘柄の一覧

再申請された値上げ予定となる24銘柄

グロー専用たばこは基本的に値上げ。グローハイパー専用たばこは「クールエックスネオ」のみに抑えられた(460円となる銘柄は定期便専用銘柄)
グロー専用たばこは基本的に値上げ。グローハイパー専用たばこは「クールエックスネオ」のみに抑えられた(460円となる銘柄は定期便専用銘柄)

お値段据え置きとなる21銘柄

多くのグローハイパー専用たばこスティックがお値段据え置き予定となっている。
多くのグローハイパー専用たばこスティックが価格据え置き予定となっている。

他社動向を見て最後に再申請をしたBATJ

加熱式たばことフレーバー

8月30日にはフィリップモリスジャパン(PMJ)が、次いで8月31日にはJTが、そして9月1日にはBATJが再申請するに至りました。まだいずれの企業の再申請も財務省より認可は受けられていません。はたして認可を得ることはできるのでしょうか?

BATJはデバイス本体もリーズナブルな価格設定になっているのが特徴的で、290円のラッキーストライク銘柄があることからも「安い」印象が強い加熱式たばこブランドです。

そんな中でPMJやJTが値上げしない再申請をするにあたり、「安さ」のBATJも後を追った形となっています。

消費者からすると、1箱あたり20円…といえど、1カートンにしたら200円。月々の価格にしたら数千円…と、小さな値上げが非常に大きな影響を与えます。3社の再申請に対して財務省がどのような判断を下すのか、注目です。