フィリップモリスの加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」専用たばこ「ヒートスティック」が、20円値上げすることが発表されます。
2019年8月21日に申請を出しており、同月27日付けで認可されました。実施は2019年10月1日を予定しており、改定後の価格は520円になります。
値上げ前後価格
加熱式たばこ製品10種類の値上げ前後価格を、一覧にしました。
No. | 銘柄名 | 値上げ前 | 値上げ後 |
---|---|---|---|
1 | マールボロ・ヒートスティック・レギュラー | ¥500 | ¥520 |
2 | マールボロ・ヒートスティック・バランスド・レギュラー | ¥500 | ¥520 |
3 | マールボロ・ヒートスティック・メンソール | ¥500 | ¥520 |
4 | マールボロ・ヒートスティック・ミント | ¥500 | ¥520 |
5 | マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール | ¥500 | ¥520 |
6 | マールボロ・ヒートスティック・スムース・レギュラー | ¥500 | ¥520 |
7 | マールボロ・ヒートスティック・ブレンド05 | ¥500 | ¥520 |
8 | マールボロ・ヒートスティック・ブレンド26 | ¥500 | ¥520 |
9 | マールボロ・ヒートスティック・イエロー・メンソール | ¥500 | ¥520 |
10 | マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール | ¥500 | ¥520 |
販売されている「ヒートスティック」全銘柄が対象となっており、先日発売した「トロピカル・メンソール」フレーバーも値上げ対象となっています。
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アイコス専用たばこには、以下二種類の銘柄がラインナップされています。
- ヒートスティック(HEATSTICK)
- ヒーツ(HEETS)
今回値上げ対象なのは「ヒートスティック」で、「ヒーツ」は現価格470円のままとなります。
つまり、2019年10月からは、ヒートスティックの方がヒーツより50円高い価格設定となります。50円はアイコス利用ユーザーにとってはなかなか大きい価格となることが予想され、ヒーツ利用者が増える可能性があります。
アイコス全23種類のマールボロヒートスティックとヒーツの味わいを吸い比べ評価アイコス本体は値下げ
一方で、アイコス本体は値下げが実施されています。
「IQOS 3」ならびに「IQOS 3 MULTI」が、2,000円割引となり、それぞれ6,980円、8,980円で購入できるようになっています。
専用たばこの値上げは、政府の増税影響で必ず値上げを行わないといけないものですが、アイコス本体についてはフィリップモリス自社で価格コントロールができるため、このタイミングで値下げを実施したのでしょう。
入り口を抑えてしまう(本体をユーザーが購入する)ことが、この加熱式たばこシェア争いにおいて重要なので、実に絶妙なタイミングでの本体値下げ&専用たばこ値上げ発表だったといえるかもしれません。
IQOSが価格改定!新型3とマルチは2000円、2.4プラスは3000円値下げ購入時の体験が変わる
今回の価格改定で、ヒートスティックが520円になります。これは実に大きな変化なはずで、かなり購入者が減るでしょう。それは購入時の体験が大きく変わることも影響します。
今、ヒートスティックの価格は500円。つまりワンコインで買えます。
コンビニや駅内のストアでササッと、ワンコイン渡して買う。
これができなくなります。なんなら、
1000円出して、500円のおつりー(1枚ポン)
という行動が一般的だったのに、
1000円出して、100円4枚と、、50円と、10円3枚で、480円のおつりー(8枚ジャラジャラ)
という行動が一般的になります。
非常に、鬱陶しい体験になります。
ちょっと高くても500円でおつりとか楽だから買っていたという人もいたでしょう。これなら19本入にして500円のままの方が嬉しい人多そう。
今回のニュース、アイコスのヒートスティック利用ユーザーにしたらかなりの悲報です。この価格帯になってから加熱式たばこ市場内のシェアが少し変わってくる可能性があります。