カプセル余る問題が解決!?プルームテック互換機にもなる電子タバコ「vPen」をレビュー

プルームテックたばこカプセルって余りません?

この記事ではプルームテックと相性が良い電子タバコ「vPen」をご紹介。VAPE初めての方にも超おすすめのモデルでした。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

禁煙に繋げるための電子タバコ(VAPE)が人気

mybluの画像
画像はコンビニでも買える電子タバコ「myblu」

東京都では受動喫煙防止条例も一部開始され、2019年から禁煙に興味が出てきた方もいるのではないでしょうか?禁煙の一歩手前の選択肢として電子タバコ、、いわゆるVAPEに人気が出てきています。

実際販売も伸びてきていて、例えばコンビニで買えるVapeも最近話題になりました。

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ただ、禁煙目的や、節煙目的でVAPE(電子タバコ)に移動しようと考えている方の中には、「ニコチンがないと不安!」という方もいるでしょう。

また、プルームテックアイコスなどの加熱式たばこを使用していてVAPEに興味を持ったという方だと、「同じような感覚でVAPEを吸いたい!」と思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方におすすめなモデルの1つが、プルームテックのたばこカプセルが使えるVAPE、「vPen」です。

電子タバコに見えない?おしゃれな外見のVAPE

箱もおしゃれ。説明書は日本語表記もあります。
箱もおしゃれ。説明書は日本語表記もあります。

vPen人気を支えているのは、たばこカプセルが使えるという点だけでなく、おしゃれな見た目にもあります。

キャップをつければ万年質や太めのボールペンのよう。シンプルなストレートタイプなので、初心者にも扱いやすいモデルです。

まるでボールペン! 色の展開は5色

VAPEというと、四角い箱に吸い口がついているものや、太い筒状のものなど、どちらかというと重厚感のあるものが目立ちます。ところがこのvPenは、一見、まるでちょっと太めのボールペンといった洒落た形状です。

ペンケースや上着の胸ポケットに入れておけば、VAPEだとは気づかない方多いと思います。

大きさとしては、14.0mm x 140.5mm。プルームテックやビタフルなどに比べると存在感はありますが、VAPEの中ではかなり小さいサイズになります。

色は、ブラック ・ゴールド ・シルバー ・ピンク ・ブルーと5色。ネット通販や店舗販売での実売価格が2000円から3000円のラインと手軽なので、ついつい全色そろえて、シーンによって使い分けたくなってしまいます。

vPenの特徴

VAPEとしてのvPenの特徴としては、以下があげられます。

  • 小型のストレートタイプ
  • 吸い口チェンジでたばこカプセルが使える
  • 吸うだけで電源が入るオートスタート
  • アトマイザーがガラス製

形状については前述したとおりですので、次に最大の特徴であるたばこカプセルが使える点について詳しくご紹介します。

吸い口を変えるだけでプルームテック互換機にもVAPEにもなる

プルームテック梨画像

VAPEは基本的に、電力供給の「バッテリー」に、好みのリキッドを入れ水蒸気させるユニットである「アトマイザー」を組み合わせる構成となっています。

そして「アトマイザー」に吸い口である「ドリップチップ」を付けて使うことになるのですが、実はこの構造、結構プルームテックも似ています。

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プルームテックの構成は「たばこカプセル」・「カートリッジ」・「バッテリー」

今回紹介する「vPen」は、このドリップチップが標準で2つ付いてており、そのうちのひとつが、プルームテックのたばこカプセルを差し込めるものとなっていることです。

つまり、いつでも好きなタイミングでドリップチップをチェンジするだけで、普通のVAPEとしてもプルームテック互換機としても使用できるのです。

プルームテックの弱点を完全克服した互換機

たばこカプセル用吸い口を装着すると、こんな感じ
たばこカプセル用吸い口を装着すると、こんな感じ

vPenをVAPEとしてではなく、プルームテックの代わりとして使いたいという方もいるでしょう。たばこカプセルが使えるからと言っても本来はVAPEです。完全にプルームテックと同じように使えるわけではありません。

ですが、プルームテックユーザーの頭を悩ませる「たばこカプセル余り」問題について完全に解消できると思っています。

ここが、プルームテックとの構造上の違い

vPenの良いところvPenのいまいちなところ
たばこカプセル余りがなくなるリキッドを定期的に購入する必要がある
キャップが付いているパーツを交換する必要がある
オシャレなペンのようにスタイリッシュ若干プルームテックより大きい

プルームテックはカートリッジを交換して使用しますが、vPenはアトマイザーにリキッドを自分で入れる必要があります。そのため、別途リキッドを購入する必要があるのがプルームテックとの大きな違いです。

ですがそのため、プルームテックによくある「たばこカプセル余り」などの問題は発生しなくなります。

さらにVAPEの特徴として、vPenは自分でコイルユニットと呼ばれる、タンクの中のリキッドを過熱させるパーツを交換しなくてはなりません。

vPenの場合は、スターターキットに交換用コイルがひとつセットでついてきますが、交換の頻度は吸い方によって変わりますが、2週間から1か月に一度程度が標準でしょうか。

またプルームテックとvPenの違いとして、地味ではありますがうれしいのは、vPenにはキャップがついていること

プルームテックの場合、ケースにいちいちしまうか、吸い口をそのままでしまうかしかありませんが、vPenはキャップをつければ吸い口を保護できます。細かいことですが、ちょっと便利です。

VEPEとしてのメリットとデメリット

ボールペン(下)たばこ(上)と比較すると、いかにコンパクトかわかる
ボールペン(下)たばこ(上)と比較すると、いかにコンパクトかわかる

ここでは、VAPEとしてのvPenに注目し、そのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。

vPenのメリット

  • たばこカプセルが使える
  • アトマイザーがガラス製なので柑橘系のリキッドも使用できる
  • 携帯性が良い
  • 見た目がスマート
  • オートスタートである
  • 価格が安い

なんといってもたばこカプセルが使用できることが大きなメリットです。通常日本国内でVAPEを使ってニコチンを摂取したい場合、海外からニコチンリキッドを個人輸入して利用するしかありません。それが、たばこカプセルを利用して手軽にできるのは大きいでしょう。

また、通常VAPEはスイッチを3回、もしくは5回押してスタートする必要がりますが、vPenはプルームテックと同じで、吸うと電源が入るオートスタートで手軽です。

vPenのデメリット

  • 蒸気量が少ない
  • リキッドの補充が若干大変
  • 長時間の移動時には、モバイルバッテリー必須

「爆煙仕様」などのVAPEもあるくらい、VAPE利用者の中には、モクモクとした蒸気量にこだわりのある方もいるでしょう。そういう方にとってはvPenの蒸気量はお粗末で、到底満足できないかもしれません。味の出方が悪いと感じる人もいると思います。

また、本体の小ささから、アトマイザーにリキッドを入れる際、少し大変かもしれません。また、バッテリー容量が小さめなため、沢山利用する方はモバイルバッテリーが必須になってくる気がします。

ちなみに公式のバッテリー満充電時間は、通常20分、モバイルバッテリーだと40分です。

vPenを実際に試してみる

こちらがVAPE標準の吸い口を装着したところ
こちらがVAPE標準の吸い口を装着したところ

ここでは実際にvPenを使用してみた感想です。

VAPEとしての使用

蒸気量が少ないことと、味の出方が強くないこと、本体が細いためリキッドの注入がちょっと大変だという点が若干気になりますが、携帯性の良さやオートスタートはとにかく便利です

何かしながらくわえて、ちょっと2~3吸いしたいという時に、いきなり吸えるのは思った以上にありがたいです。

アトマイザーはガラス製なので、柑橘系のリキッドもメンソール系も普通に使え(樹脂製だと痛む)ます。

ただ、アトマイザー容量が小さく、吸い方にもよりますが50回~100回も吸えば空になるので注意が必要でした。

プルームテック互換機としての使用

吸い口をたばこカプセル用に変えて、たばこカプセルをはめ込むだけで使用できます。プルームテックよりは蒸気量が多くなるため吸い込むのに若干力が必要になりますが、慣れるのにそれほどかからないでしょう。

プルームテックとは違い、vPenには自分でリキッドを入れる必要があります。

この際、純粋にたばこカプセルを楽しむだけであれば、フレーバーを付ける前のベース液と呼ばれる味のついていないリキッド(PG+VG混合液)を使えば、プルームテックで吸っている時と全く同じ状態になります。

プルームテックに合う色々なリキッドを試してみた

ですが、せっかくのVAPEですので、好きなフレーバーのリキッドをチョイスし、たばこカプセルと組み合わせてみるのも面白いかと思います。

ダージリンティーフレーバーリキッドを試す

まずは、vPenにダージリンティーフレーバーを入れた状態でたばこカプセルレギュラーを使用してみました。

これだと、ダージリンティーの味わいよりもたばこカプセルの味が強く、特に味の変化は感じられませんでした..。

メンソールリキッドを試す

次に、メンソール系の強いフレーバーにたばこカプセルレギュラーを組み合わせたところ、かなりメンソールの利いた味わいになり、喉への刺激も強いものとなりました。

これは、プルームテック標準たばこカプセルのメンソールを単体で使用するよりも、強く感じられました。

たばこカプセルの味の展開も多いのですが、そこにフレーバーリキッドを組み合わせるとまさに味は無限大になります。自分なりの味を追求するのも結構楽しいです。

ちなみに、プルームテックのカードリッジの中身を独自にアレンジすることも実は可能だったりします。詳細な方法は以下の記事にまとめていますので、ご興味あれば是非どうぞ。

プルームテックのカートリッジが余る?再生方法と交換時期、購入方法【フレーバー味も自由自在に変えられる】 プルームテックのカートリッジが余る?再生方法と交換時期、購入方法【フレーバー味も自由自在に変えられる】

またvPenには、リキッドのついたスターターキットも販売されていますので選ぶのが面倒な方はこちらから試すと楽ができると思います。

こんな人にvPenはオススメ

充電はUSBケーブルでPCからも可能
充電はUSBケーブルでPCからも可能

vPenについて紹介してきましたが、あらためてどんな人におすすめか見ていきます。

プルームテックもVAPEも使いたい人

  • 節煙目的や禁煙目的などでプルームテックをはじめ、ゆくゆくはノンニコチンへ移行したいと考えている人
  • 口寂しくてついプルームテックなどの加熱式たばこをくわえてしまうけれど、実際にはそれほどニコチン量にはこだわっていない人

そんな人には吸い口を変えるだけでノンニコチンのVAPEになるvPenは超おすすめです

たばこカプセルの利用を減らしていくことも簡単にできますし、オートスタートのvPenは、加熱式たばこからのVAPE入門としては最適でしょう

サイドVAPEとしてのvPen

  • すでにVAPEを持っていて、ニコチンリキッドを個人輸入するほどではないけれど、時にはニコチンがほしい

という方にもおすすめです。お手持ちのVAPEのサブとして持っておき、ニコチンがほしいときだけたばこカプセルを装着したvPenを利用してみてはいかがでしょうか。

vPenはとにかく携帯性が良いので、ポケットに入れておいて外出先でちょっと一服したりするのにも最適。

1つの選択肢として参考になれば幸いです。