「値上げ」なトークが話題です。
Twitterでは「 #値上げ受け入れてません 」ハッシュタグが誕生するほど、荒れています。
日銀総裁が「家計が値上げを受け入れている」と発言したことで若干炎上気味に。普通に考えて私達庶民の感覚からしたらありえない発言のように感じるので、荒れるのも致し方ないことかと思います。
値上げを受け入れているって…どういうこと?
いずれにせよ、天下の日銀総裁がそう言っちゃうくらいなので値上げはもうことごとく実施されていくのでしょう。
円安が止められず、現在の132円をマーク。ただただ円の価値が下がり、相対的に物価の上昇は続いていくことが予想されます。確定ではないですが…日銀総裁がこう言ってるくらいだから、もう誰にも止められないのかもしれません。悲しい過ぎる。
さて、当ブログは喫煙者の方が多いのですが、そんなさなかに更に悲しいニュースです。加熱式たばこのたばこは値上げされます。なお、この値上げは確定されています。
たばこ税値上げの影響で値上げ
財務省管轄で、たばこ税の見直しが確定されており、これまで毎年のようにたばこが値上げされてきました。
そして今年、令和4年(2022年)の10月にも値上げが予定されています。1箱あたり20円程度税率影響で値上げが絶対に行われます。
「 #値上げ受け入れてません 」って言いたい。言いたいけど、もはや確定されているのでもう絶対に覆せない値上げがされます。
円安とインフレが更に値上げを加速させる
更に、更にですよ。たばこは円安とインフレの影響を超ダイレクトに受ける商品です。実は。
まず、いまやたばこは海外で生産されることが多く、その輸入のためにかかるお金が円安のせいで高くなります。そこにインフレのため原材料が様々なところで値上げされます。生産コスト、輸送コスト共に爆増するわけです。
このインフレ圧の影響によるたばこの値上げについては、実は数ヶ月前にフィリップモリスCEOが触れています。
会社としても当然値上げは避けたいが、避けられない事象。
ということがCEOからの話からもわかります。
ちなみに上記のインフレの話は通貨がドルベースのアメリカでの話です。日本は円安真っ只中の国なので、更に値上げ圧力が強くなります。
もはやたばこの値上げは避けられない
更に、そもそもこのインフレのきっかけとも言える戦争の影響も、たばこは多く影響を受けます。
例えば、JTはウクライナとロシアにたばこ生産工場を持っています。実際、2022年2月にはウクライナ工場の操業を停止しています。この工場では日本向けの「キャメル」銘柄などの生産を行っていました。
生産さえ閉ざされているのです。そこに生産コストの増加と、輸送コストの増加と、税金の上昇….。と、これはもはやたばこの値上げは避けられない事象であることがわかります。
アイコスイルマ専用銘柄「テリア」は600円を超え、プルームエックス専用銘柄「キャメル」は現在500円ワンコインですが、その維持も難しくなってくるでしょう。
まさかたばこがここまで高くなるなんて・・・・。10年前、20年前には考えられないことでした。しかし今、たばこがもはや「嗜好品」というよりも「高級品」になってきているといえるのかもしれません。