たばこ税の増税、健康面や周囲への配慮から、電子タバコに移行する人が年々増えています。
「電子タバコが気になるけど、種類が多すぎてよくわからない」
「とりあえず安いものを買って試してみればいいのかな?」
「はじめての電子タバコ、おすすめがあったら知りたい」
こんな疑問をお持ちではないですか?
電子タバコは価格も吸いごたえもピンキリで、タバコに求めるものも人それぞれなので一概に「これがいいよ!」とは言えません。
本記事では電子タバコ初心者に向けて、電子タバコと加熱式タバコの違いを確認しつつ、重視するポイントごとにおすすめ電子タバコを紹介していきます。
電子タバコデビューをしたいと考えている人はぜひ参考にしてください!
「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の違い
電子タバコと加熱式タバコは似ている点も多く混同されがちですが、その中身や用途は全く異なります。
たばこ葉 | ニコチン・タール | 代表的なデバイス | |
---|---|---|---|
電子タバコ | 未使用 | なし | VAPE(ベイプ) |
加熱式タバコ | 使用 | あり | ・iQOS(アイコス) ・glo(グロー) ・Ploom(プルーム) |
電子タバコはたばこ葉を使っておらず、ニコチンやタールも含まないため、日本の法律上は「タバコ」に該当しません。
「リキッド」と呼ばれる味と香りが付いた専用の液体を電気で加熱して、発生した水蒸気を吸って楽しむというデバイスなので、「疑似タバコ」と考えたほうがわかりやすいかもしれません。
このように「タバコ」という名前でありながら実際はタバコと異なるので、健康面に配慮する人が禁煙グッズとして使ったり、周囲への副流煙の影響を気にする人が電子タバコに移行するというケースが増えているのです。
VAPE(ベイプ)って何?
ベイプは世界共通の電子タバコの総称なので、「電子タバコ=ベイプ」と思ってもらえれば大丈夫です。使用している人たちの間では「電子タバコ」よりも「ベイプ」という呼び名が定着しています。
電子タバコ(ベイプ)の種類
ベイプは大きく4つの種類に分類されます。
使い捨て式 | カートリッジタイプ | POD式 (リキッドタイプ) |
リキッド式 | |
---|---|---|---|---|
手軽さ | ◎ | ○ | △ | △ |
フレイバーの種類 | △ | △ | ◎ | ◎ |
ランニングコスト | △ | △ | ◎ | ◎ |
使用時の手間 | なし | 少ない | 普通 | 多い |
カスタマイズ性 | × | × | × | ◎ |
価格帯 | 数百円〜 | 1,000円台〜 | 1,000円台〜 | 3,000円台〜 |
表を見てもらうとわかる通りどのモデルも一長一短で、これこそが一概に「これがおすすめ!」と言い切れない理由です。
「とりあえず吸えればなんでもいい!」という人もいれば、「吸いごたえやデザイン性にこだわりたい!」という人もいますよね。自分に合ったベイプを選ぶ第一歩として、表のような特徴を理解しておくことが近道です。
電子タバコ(ベイプ)選びの注意点
結論から先にお伝えすると、電子タバコ(ベイプ)の良さを体感するためには「価格帯とタイプの異なるモデルをいくつか試してみる」というのがおすすめです。
ベイプはとにかく種類が多く、初めから自分に合ったものを選ぶのは至難の業です。そのためか、調べ疲れてくるとつい「とりあえず安いものを試してみるか」となりがちです。
「お試し価格」を重視する場合はこの選び方も決して間違いではありませんが、ベイプは手軽なものからハイスペックなものまで様々で、価格と使い心地は概ね比例する傾向にあります。
このため、安いベイプを使ってみて「期待してたほどじゃないなぁ…」と感じて、ベイプの良さがわからないまますぐに辞めてしまう人が多いのです。
初心者におすすめの電子タバコは?
ここまでの話を踏まえて、おすすめの電子タバコをタイプ別にご紹介します。
「使い捨て式」電子タバコがおすすめな人
以下のような人には「使い捨て式」がおすすめです。
- とりあえず手軽なもので試してみたい!という人
- メンテナンスなどの手間を極力かけたくない人
- 操作性や使い方が簡単なものを選びたい人
使い捨て式はなんといってもその「手軽さ」が最大の魅力です。
電源の概念がなく、ただ口に咥えて吸うだけですぐに使い始めることができますし、使い終わったら本体ごと処分すればOK。本体もコンパクトで軽く、携帯性にも優れています。
ただし、選べるデザインやフレイバーの数が少なく、ミドル〜ヘビースモーカーの人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。意外にも一番ランニングコストがかかるタイプでもあるので、その点は注意が必要です。
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「リキッド式」電子タバコがおすすめな人
以下のような人には「リキッド式」がおすすめです。
- コスパを重視しつつ、本格的に電子タバコを楽しみたい人
- 多くの種類から自分好みのものを選びたい人
- 見た目や吸いごたえなどのカスタマイズを楽しみたい人
全てのタイプの中で最もハイスペックなのがこの「リキッド式」です。
様々な会社から本体やパーツが販売されており、簡単に自分だけのオリジナルベイプに仕上げることができますし、電圧などをコントロールすることで吸いごたえや味の調節までできてしまいます。また、リキッドの風味のバリエーションが一番多いのもこのタイプで、ゆうに100種類を超えます。
リキッドの補充や消耗パーツの交換といったメンテナンスの手間はかかりますが、大事に使えば1年以上使い続けることもできるため、コスパも非常に優れています。
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「POD式」電子タバコがおすすめな人
以下のような人には「POD式」がおすすめです。
- 電子タバコ(ベイプ)の良さを体感したい人
- ある程度の種類から好みのものを選びたい人
- 「使い捨て式」と「リキッド式」の良さを程よく取り入れたい人
POD式は、使い捨て式の手軽さと、リキッド式のスペックを併せ持ったバランスの良いモデルと言えます。
リキッドを注入する手間などはあるものの、本体のメンテナンスは不要で、吸いごたえの調節ができるといった具合。
個人的に「はじめてのベイプ」として一番おすすめしたいタイプです。
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初心者におすすめの電子タバコまとめ
電子タバコ(ベイプ)は、たばこ葉を使っていないタール・ニコチン0の「疑似タバコ」です。
様々なメーカーから発売されている関係で非常に種類が多く、これからベイプデビューをしようとしている初心者が最適なデバイスを見つけるのはなかなか大変かと思います。
本記事で解説した特徴を踏まえていくつか試してみると、電子タバコの良さが伝わるかなと思います。
お気に入りの1本を見つけて、楽しい電子タバコライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。