これはビッグニュースです。正直びっくりしました!加熱式タバコ大手3社のフィリップモリス、JT、BATが連携を行うことを発表しました。
7月より各社の加熱式タバコが出揃う、その一歩手前のこの発表。話題の屋内禁煙法に対して出されたものなのか、市場も大きく動いたようです。連携の内容とは?どうなる全面禁煙法。大手3社のおさらいと共に見ていきましょう。
加熱式タバコ3社が連携。内容は?
この3社が連携した内容としては、とあるステッカーの作成でした。
そのステッカーは何を示すかというと、「加熱式タバコだけは吸って良い」ということを示すようです。つまり、紙巻きたばこは利用禁止だが、加熱式たばこの利用は許可することを示すステッカーが出来上がった模様。
6月中には自治体や外食店などに配って、喫煙者・非喫煙者にとって判断しやすい環境づくりを支援するのが目的だそう。
既にアイコススポットなど存在
この取り組みは、加熱式たばこのみ認める店や施設が着実に増えていることが要因の1つのようです。
例えば、アイコスは「iQOS SPOT」という名称で、「アイコスなら吸える」という店舗を増やしています。これは店舗のビジネスオーナーであれば誰でも申し込みが出来るもので、レストランやカフェ、ホテルやゴルフ場まで様々な業種がアイコススポットになっていたりします。
今回の連携では、いわばこのアイコススポットの3社合併版のステッカーが製造されたということです。
本当に、アイコス・プルームテック・グローそれぞれのロゴを並べて「OK」と表示する一方、紙巻きたばこは禁止するという上記ステッカーでいう一番右のようなものが作られたようです。
大手3社をおさらい!アイコス・プルームテック・グロー
ここで加熱式タバコ大手3社のおさらいをしておきましょう。これから発売が進む加熱式タバコの情報は知っておいて損はありません。
フィリップモリス
はじめにフィリップモリス。IQOSの製造販売会社です。2015年に日本でアイコスの発売を開始し、2016年には一気に100万人のユーザーを獲得するに至りました。現状ほぼ一強という状況ですね。
2016年には「煙をなくす」というビジョンを社として掲げていて、紙巻たばこから徹底するという発表も。既存のタバコ会社の殻を破ろうとしています。2017年3月には新型アイコスである「iQOS 2.4 Plus」も発売されて、コンビニ発売も開始。在庫不足を解消させようと動いております。
JT
続いてJT。PloomTECH(プルームテック)の製造販売会社です。言わずと知れた日本のタバコ会社ですね。2016年にアイコスを追って「プルーム」を発売し、プルームテックへと進化。福岡限定で発売し、ときには通販でも販売していました。
しかし、あまりの需要にすぐさま通販で購入することが出来なく、福岡圏外では購入出来ない状況に。そんな状況の打破のため、2017年中に全国展開を図っており、その第一弾として6月29日に東京店舗がオープンされます!
BAT
続いてBAT。glo(グロー)の製造販売会社です。クールやケントなどのブランドを輩出している大手タバコメーカーですね。こちらも2016年に発売開始。仙台のみでの取り扱いでした。本当に需要が大きく一時は警察沙汰になることも・・。
こちらも7月3日より全国展開の手始めとして、東京・大阪に店舗をオープン予定です。
数字から見る反響 – 賛否両論、市場は好感?
このニュースに対しては様々な反応が出ています。例えば「明確にわかって嬉しい」という声もあれば、「アイコスだって臭いがするから嫌だ!」という人もいます。
実際にアイコスに臭いがあるのかインタビューを取ってまとめたこともあるのですが、臭いが「する」か「しない」かでいえば「する」のが正直なところ。
ただ、例えばこんな結果も出ています。
JTが続伸、加熱式たばこで米フィリップ・モリスなどと連携
JT<2914.T>が続伸している。この日の日本経済新聞で、「加熱式たばこの普及に向けて、日本たばこ産業(JT)など国内で製品を展開する大手3社が連携する」と報じられており、同社が展開する「プルーム・テック」の普及拡大につながるとの期待感から買いが入っている。
といったものでした。市場の感触としてはこの取組により、これから更にプルームテックが普及するということが 、JTに対してプラス要因として捉えられたようです。
屋内禁煙法の行方はいかに – お店が使うかどうかはまだ不明
さて、そもそもこのステッカーを作成する連携は、これから制定されようとしている屋内禁煙法に対して、加熱式タバコ各社危機感を持って行なわれたことと推察します。
当サイトでは何度か言及していますが、全面禁煙法はまだ細かい施策内容は未定です。大枠として吸ってはいけないところなどの規定は出来ているのですが、今注目されているのが飲食店の喫煙について。
これは敷地面積にするのか、それとも全てOKにするのか、飲食店タイプによるものにするのか、これから策定が進みます。
その中でも、加熱式タバコは紙巻たばことは異なるのでは?という視点が重要になってくるので、今回このようなステッカーの製造を行ったのでしょう。
実際に臭い問題はプルームテックではかなり解消されていますし、健康視点でも加熱式タバコはかなり改善されていることが実証されています。
このステッカーが多くの店舗で利用されるようになれば、また世間の流れによって法定案が変わってくる可能性は存在します。これからどのように利用されていくのか、要注目ですね。
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