アイコスのニコチン量と健康リスク|厚生労働省とIQOSメーカーのデータを比較

アイコス(IQOS)のニコチン濃度・有害成分の臨床実験結果が公開

「アイコス(IQOS)」は日本で1番多くの喫煙者が利用している加熱式タバコです。2018年には新型のアイコス3も発売され、2019年にはついに米国で販売が開始されます。

このアイコスの有害性、しっかりと把握しているでしょうか。

利用者の方も数値までしっかりと把握されている方は少ないと思います。「有害性物質量が90%低減」というけど、実際どうなのか?

日本政府の研究結果や、フィリップモリスの臨床結果を見ながら、アイコスのニコチン濃度や有害成分、そして健康への影響を見ていきましょう。

【結論】アイコスは有害。しかし有害性は低減している。

アイコスを吸う

アイコスの健康への影響について、データは後述するとして結論から述べると以下のとおりです。

アイコスは有害。健康への悪影響がある。

しかし、紙巻きたばこと比べると、各種有害成分が圧倒的に低減されている。

この結論は、アイコス製造会社フィリップモリスによる臨床実験結果でも、日本政府として厚生労働省が独自調査した研究結果でも、同様の結論となっています。

実際に、それぞれのデータと数値をグラフで確認しましょう。

アイコスのニコチン濃度を紙巻きたばこと比較

アイコスは加熱式タバコなので、タールは発生しませんがニコチンが発生します。

しかし、アイコスにニコチン量の明確な表記はありません。

だからこそ、「ニコチン濃度が気になる」という方、多いのではないのでしょうか。実はフィリップモリスと厚生労働省からニコチン濃度についてのデータが出ています。詳しく見ていきましょう。

フィリップモリスによる実験結果

数値データ

成分 単位 ヒートスティック
レギュラー
ヒートスティック
メンソール
紙巻きたばこ
ニコチン mg/本 1.32 ± 0.16 1.21 ± 0.09 1.89 ± 0.16

ニコチン量をグラフで比較

アイコスと紙巻きたばこのニコチン濃度を比較

アイコスと紙巻きたばこのニコチン濃度をグラフで比較(フィリップモリスデータを元に作成)

この実験では、アイコス専用タバコスティック「ヒートスティック」のレギュラー・メンソールと、実験用標準紙巻たばこの数値を比較しています。

アイコス、紙巻きたばこ、どちらにもニコチンが発生していることがわかります。

アイコスのニコチン濃度は体感的に0.5mg〜1mg程度…と思っていた方も多いと思いますが、少し高めの数値になっていますね。しかしそれよりも紙巻きたばこのニコチン濃度が高いという結果が出ています。

厚生労働省による実験結果

続いて厚生労働省の実験結果データを見ていきます。

数値データ

加熱式たばこ(26~257 µg/m3 ) < 紙巻きたばこ(1,000~2,420 µg/m3 )

ニコチン量をグラフで比較

アイコスと紙巻きたばこのニコチン濃度をグラフで比較(日本政府のデータを元に作成)

アイコスと紙巻きたばこのニコチン濃度をグラフで比較(日本政府のデータを元に作成)

日本政府による調査は、アイコスだけでなくグロー・プルームテックも比較して調査されているために、結果の数値が上記のように表現されています。

紙巻きたばこAとBはどちらも検証用の紙巻きたばこで、「紙巻きたばこB」はフィリップモリス実験時の「紙巻きたばこ」と同様のものが利用されているそうです。

グラフでみると、「検証用タバコ」のほうがアイコスよりニコチン濃度が高いという同様の結果が出ています。

また、加熱式タバコの中ではニコチン濃度はアイコスが一番高い結果が出ています。その後グロー、プルームテックと続いています。

厚生労働省とフィリップモリスの実験結果データからわかったことは、以下の通りです。

アイコスにはニコチンが含まれている。しかし紙巻たばこに比べれば低い。

ヒートスティック・レギュラーのニコチン量は、1.32mg

ヒートスティック・メンソールのニコチン量は、1.21mg

アイコスの有害成分を紙巻きたばこと比較

アイコスにも、紙巻きたばこと同じくニコチンが含まれていることがわかりました。

その上で気になるのは、他の健康懸念物質…例えば癌になりやすい有害性物質などは含まれているのか、そして含まれているとしたらどの程度なのか。ということだと思います。

しっかりとデータで見ていきましょう。

フィリップモリスによる実験結果

数値データ

成分 単位 ヒートスティック
レギュラー
ヒートスティック
メンソール
紙巻きたばこ
アンモニア μg/本 14.2 ± 1.1 13.8 ± 0.7 39.3 ± 3.2
アクリルアミド μg/本 1.73 ± 0.12 1.91 ± 0.16 4.8 ± 0.3
ピリジン μg/本 7.54 ± 0.26 7.21 ± 0.25 36.1 ± 2.2
アセトアミド μg/本 4.02 ± 0.18 4.30 ± 0.24 13.9 ± 0.5
ブチルアルデヒド μg/本 26.1 ± 2.3 26.7 ± 2 88.4 ± 10.7
スチレン μg/本 0.608 ± 0.058 0.561 ± 0.033 24.5 ± 1.2
ピレン ng/本 <5.00 9.06 ± 0.68 87.3 ± 2.5
カテコール μg/本 16.3 ± 1.5 17.1 ± 1.1 91.4 ± 5.6
ホルムアルデヒド μg/本 5.53 ± 0.69 4.55 ± 0.25 56.5 ± 12.1
酸化プロピレン μg/本 0.148 ± 0.018 0.149 ± 0.017 1.32 ± 0.12
N-ニトロソアナバシン ng/本 <3.15 <3.15 33.7 ± 8.5
ベンズ[a]アントラセン ng/本 1.45 ± 0.14 2.49 ± 0.17 28.0 ± 0.6
N-ニトロソノルニコチン ng/本 17.2 ± 1.25 13.7 ± 1.21 309 ± 41
アセトアルデヒド μg/本 219 ± 31 205 ± 12 1555 ± 184
プロピオンアルデヒド μg/本 14.5 ± 2.4 13.9 ± 0.7 125 ± 16
ベンゾ[a]ピレン ng/本 <1.00 1.29 ± 0.10 14.2 ± 0.3
フェノール μg/本 1.16 ± 0.12 1.60 ± 0.4 13.6 ± 0.9
N-ニトロソアナタビン ng/本 20.5 ± 0.5 19.7 ± 3.6 318 ± 74
ヒドロキノン μg/本 8.10 ± 0.48 8.98 ± 1.02 83.1 ± 5.5
アクロレイン μg/本 11.30 ± 2.36 9.15 ± 0.43 154 ± 20
4-(メチルニトロサミノ)-1-(3-ピリジル)- 1-ブタノン ng/本 6.7 ± 0.6 5.9 ± 0.4 266 ± 15
メチルエチルケトン μg/本 7.18 ± 1.19 6.93 ± 0.64 187 ± 30
アセトン μg/本 40.7 ± 6.2 39.4 ± 2.3 736 ± 129
一酸化窒素 μg/本 16.8 ± 2.3 12.3 ± 1.7 491 ± 38
窒素酸化物 μg/本 17.3 ± 2.6 12.6 ± 1.7 537 ± 43
トルエン μg/本 2.59 ± 0.43 2.39 ± 0.16 188 ± 11
o-クレゾール μg/本 0.069 ± 0.008 0.095 ± 0.025 4.47 ± 0.16
o-トルイジン ng/本 1.260 ± 0.187 0.777 ± 0.287 85.5 ± 2.7
一酸化炭素 mg/本 0.531 ± 0.068 0.594 ± 0.110 32.8 ± 2.4
アクリロニトリル μg/本 0.258 ± 0.041 0.220 ± 0.014 31.9 ± 1.8
ベンゼン μg/本 0.649 ± 0.074 0.640 ± 0.040 97.6 ± 4.7
1,3-ブタジエン μg/本 0.294 ± 0.042 0.265 ± 0.024 63.8 ± 3.5
イソプレン μg/本 2.35 ± 0.39 2.11 ± 0.18 798 ± 49

※赤字の成分は後述する厚生労働省でも調べた有害性物質

有害性物質量をグラフで比較

アイコスと紙巻きたばこの有害性物質量を比較

アイコスと紙巻きたばこの有害性物質量を比較

非常に細かいのですが、はじめにフィリップモリスが臨床実験で行った各種有害成分の数値を見てみます。

グラフで見ると一目瞭然で、アイコス(赤青グラフ)より紙巻きたばこ(黄色グラフ)の方が各種有害成分量が高いことが伺えます。

アイコスの方が、有害成分が平均して90%以上削減されていますね。

ただし、アイコスの製造元フィリップモリスのデータだけ見ても怪しい…と思う方もいると思うので、セカンドオピニオンとして日本政府が独自調査した結果を見てみましょう。

厚生労働省による実験結果

数値データ

厚生労働省の調査では、発がん性物質に特化して検査しているのが特徴です。日本政府が調べている成分には以下のようなものがあります。

  • アセトアルデヒド
  • ホルムアルデヒド
  • ベンゼン
  • ベンゾ[a]ピレン
  • NNN
  • NNK
  • クリセン
  • ベンゾ[a]アントラセン
  • ナフタレン

また特徴として、「紙巻きたばこの発がん性物質量を100%とした場合、アイコスの発がん性物質量がいくらか」という数値結果を出しています。それぞれをグラフで表すと以下の図となります。

有害性物質量をグラフで比較

アイコスと紙巻きたばこの有害性物質量を比較(日本政府データを利用)

アイコスと紙巻きたばこの有害性物質量を比較(日本政府データを元に作成)

繰り返しになりますが、紙巻きたばこの発がん性物質量を100%としたときの、アイコスの発がん性物質量量を表しています。

このデータを見ても、アイコスが軒並み低減…90%の有害性物質量が削減されているということがわかりますね。

WHOの定める有害性物質の割合

一応、WHO(世界保健機構)が定める【削減するべき有害性物質】についても見てみましょう。紙巻きたばこの物質量が100%としたときに、アイコスの数値は以下の割合になります。

  • アセトアルデヒド:14.0%
  • 一酸化炭素:1.6%
  • ベンゼン 0.6%
  • ベンゾ[a]ピレン 7.0%
  • NNN:5.5%
  • NNK:2.5%
  • アクロレイン 7.3%
  • 1,3-ブタジエン 0.4%

やはり、割合としては平均して90%以上の有害性物質が削減されていることがわかります。

よって、アイコスの有害性物質量については、以下のことが言えます。

アイコスには有害性物質が含まれている。

しかし、紙巻きたばこより平均して90%以上有害成分が削減されている。

アイコスは紙巻きたばこと比べると圧倒的に健康的

ニコチン濃度と有害成分についてアイコスと紙巻きたばこを比べると、以下の結果となりました。

  • アイコス(ヒートスティック)にはニコチンが含まれている
    • レギュラーのニコチン量:1.32mg
    • メンソールのニコチン量:1.21mg
  • アイコスの有害成分は紙巻きたばこと比べて大幅にカットされている

アイコスのニコチン量はどの程度なんだろう?と思う方多いと思いますが、この程度のニコチン量なんですね。参考になった方多いと思います!

また、アイコスは公式で「IQOSのたばこ蒸気は約90%も有害性成分の量を低減」と表記していますが、それに間違いがないことがデータを見てわかりましたね。

「IQOSのたばこ蒸気は約90%も有害性成分の量を低減」

IQOS公式ホームページ:「IQOSのたばこ蒸気は約90%も有害性成分の量を低減」

ちなみに、厚生労働省も【加熱式たばこの有害性】について、以下のように結論を出しています。

厚生労働省の加熱式タバコの見解

  • 加熱式たばこの主流煙には、紙巻たばこと同程度のニコチンを含む製品もある。
  • 加熱式たばこの主流煙に含まれる主要な発がん性物質の含有量は、紙巻たばこに比べれば少ない。
  • 加熱式たばこ喫煙時の室内におけるニコチン濃度は、紙巻たばこに比べれば低い。

アイコスはじめ、「加熱式たばこも有害成分が含まれている!!」と煽るような表現を最近よく目にしますが、タバコなので有害なのは当然で、その上で有害成分がかなり削減されていることを、厚生労働省も認める形となっています。

参照したデータについて

今回の参照したデータとグラフは、それぞれ厚生労働省とフィリップモリスが公式に発表したものから、アイコスさんで引用し作成しました。

より詳しい情報は、是非公式サイト・ページでも参照してみて下さい。

>> 確固たる科学的エビデンスと厳格な評価 – フィリップモリス

>> 加熱式たばこにおける科学的知見 – 厚生労働省

アイコスは、いかに「有害成分が削減されている」といっても、”加熱式タバコ”です。”タバコ”なので見てきたとおり有害成分が含まれています。

その時、重要になってくるのは、しっかりとした正確な情報を知っておくことです。

インターネット上にはフェイクニュースのような情報が散見されます。今見てきたような正確な情報などを自ら取得することが重要になってきます。当サイト「アイコスさん」では正確な情報を取り扱うように努めていますので、是非参考にして頂ければと思います。

アイコス(IQOS)とは、何なのか

左から「アイコス2.4プラス」、「アイコス3」、「アイコス3マルチ」の画像

左から「アイコス2.4プラス」、「アイコス3」、「アイコス3マルチ」の画像

ここまでフィリップモリスと厚生労働省が公表したデータを元に、アイコスの有害性・健康への影響をを見てきました。

ここであらためてアイコスとは何なのか、見ておきましょう。

  1. アイコスは、加熱式のタバコ
  2. ヒートコントロールテクノロジーが特徴
  3. 製造元はフィリップモリス

【1】アイコスは、加熱式タバコ

加熱式タバコは、「たばこ」ではありますが、紙巻きたばことは異なるものです。

表にすると、以下のような違いがありまる。

加熱式たばこ 紙巻きたばこ
吸い方 たばこ葉を加熱する
(熱源が電気)
たばこ葉を燃やす
(熱源が火)
発生するもの 蒸気(たばこベイパー)
灰が出るか 灰が出ない 灰が出る
発生温度 300℃前後 700℃前後
ニオイ 少ない 多い

たばこ葉を燃やすのではなく、加熱することによって蒸気を楽しむのが加熱式タバコです。

煙ではなく蒸気が発生するので、ニコチンは出ますが理論上タールが排出されません。

「喫煙者は、ニコチンを求めてタバコを吸う。そしてタールによって死に至る。」

という言葉は、精神科医として著名なマイク・ラッセル氏が40年も前に説いたものです。

「タール」にこそ人体に有害な物質がふんだんに含まれています。

タールは、癌をはじめ、血液硬化など健康への悪影響を発生させうる要因となります。

これまで見てきたように、アイコスに有害成分が少ないのは、タールが含まれないことが多分に影響しているのです。

【2】ヒートコントロールテクノロジー

アイコスの大きな特徴のひとつに、「ヒートコントロールテクノロジー」があげられます。

アイコスは他加熱式タバコ(プルームテック・グロー・パルズ)よりも、「たばこ本来の味わいを愉しめる」というメリットをアピールしています。

このメリットを生み出しているのが、独自の加熱ブレードにより「ヒートコントロールテクノロジー」です。

アイコスのヒートコントロールテクノロジー

アイコスのヒートコントロールテクノロジー

アイコスの加熱ブレードには温度センサーが備えられており、毎秒1000回という頻度で精密に温度を計測し、たばこ葉の温度が300℃以下にとどまるように正確に加熱できるようになっています。

この加熱ブレードの素材には、ゴールド&プラチナが採用されており、これによって高効率の熱伝導が可能となっています。もちろんこのヒートコントロールテクノロジーは、特許技術となっており、アイコスだけの特徴となっています。

【3】製造元はフィリップモリス

アイコスの製造販売はタバコ業界最大手の「フィリップモリス」が行っています。

フィリップモリスは、ここまで見てきたアイコスをもってして、

「私たちは、煙のない社会をデザインします」

と大きな目標を掲げています。

このコメントはフィリップモリスCEOが宣言したもので、更には「将来的に紙巻きたばこからも撤退する」と発表しています。

アイコスのフィリップモリスが創る「無煙」のタバコ世界とは?iQOSの先へ7つの戦略 アイコスのフィリップモリスが創る「無煙」のタバコ世界とは?iQOSの先へ7つの戦略

フィリップモリスはこの想いのもと急速にアイコスを拡大させており、事実、日本においての加熱式タバコシェアNo1は「アイコス」となっています。

IQOSについての7つの研究・議論

このアイコスについては、国内・海外問わず様々な研究と議論が行われています。

もちろん、当初は虚偽性のあるものも発表されていました。いくつか事例を見てみましょう。

【1】アイコスは発がん性物質が10倍?

タバコと健康

一番話題になったアイコスの健康トピックスといえば、この話題でしょう。

「アイコスは通常の紙巻きたばこより、発ガン性物質が多く含まれる?」

という旨のニュースが流れました。2017年5月末のことです。

この情報を多くのメディアサイトが取り上げ、アイコスユーザーが疑心暗鬼になる事態になりました。

アイコスはあくまでタバコであり、ニコチンが含まれているので、前述したとおり有害成分が含まれているし、依存症の可能性があります。

しかし、「発がん性物質量が10倍」というのはこれまで見てきたデータを元に考えてもおかしい。

真相としては、この旨、アイコス公式のフィリップモリスが正式に否定しています。結果的に誤報の可能性が高いことが判明しています。

アイコス発ガン性物質は10倍?副流煙は有害か最新調査【公式回答アリ】 アイコス発ガン性物質は10倍?副流煙は有害か最新調査【公式回答アリ】

上記記事ではその詳細をまとめています。

【2】なぜニコチン量の記載がアイコスにはないのか

アイコスホルダーとヒートスティック。今回はイエローメンソール

アイコスとヒートスティック。箱にニコチン量の記載はない。

アイコスはタールは出ませんが、ニコチンは出ます。ではなぜニコチン量の記載がないのでしょうか。

2つの理由が考えられられています。

  1. 測定が困難
  2. 記載義務がない

そもそもまず、タールとニコチンの測定方法が国際標準化機構(ISO)で定められています。ただ、この方法でさえも人の吸い方によって実際の吸引量は曖昧だと言われています。

そこに加熱式タバコであるアイコスは「煙」が排出されないので、既存の測定方法ではニコチン量の計測が困難となります。

そして同時に、蒸気を排出する加熱式タバコはまだ市場に流通したばかり。共通の基準はなく、記載義務もありません。

なので、ニコチン量の記載はないし、これまで見てきたようにフィリップモリスと厚生労働省が臨床実験を行ったニコチン濃度に若干の差異があるのも納得できるかと思います。

【3】アイコスに一部禁煙と同様の効果が認められる

アイコスの研究センター

こちらはフィリップモリスが臨床実験を行った結果です。

タバコからアイコスに切り替えると、有害物質が大幅減少し健康への好影響が見られるとの臨床結果が得られました。この根拠データはこれまで見てきたとおりのものです。

結果として一部の物質では、喫煙者がタバコをやめるのと同じような効果がアイコスに見られる。

ことがわかっています。

様々な研究を行っているフィリップモリス。どのような研究が行われているのか、是非参照してみて下さい。

アイコスが禁煙と同程度って本当?最新iQOS臨床結果まとめ【有害物質大幅減】 アイコスが禁煙と同程度って本当?最新iQOS臨床結果まとめ【有害物質大幅減】

【4】口内環境にも禁煙と同じ症状?

アイコスは有害成分が削減したことで、口内環境にも禁煙と同様の影響を与えられたという声が上がっています。

例えば、「アイコスに変えたら歯茎が痛くなった」という声や、「アイコスに変えたら口内環境がよくなった」といった声が上がっているのです。

実はこれ、禁煙しても同じ現象が起こります。

要は、タールがなくなったことによる副次的効果が生まれているのです。

アイコスの口内環境への影響は以下にまとめています。

アイコスは歯周病を悪化させる?加熱式タバコの口内環境への影響【歯茎の痛み・口臭】 アイコスは歯周病を悪化させる?加熱式タバコの口内環境への影響【歯茎の痛み・口臭】

【5】アイコスでもタールが検出された?

こちらは真偽が確認されていません。

韓国政府もアイコスの有害性を調査しています。その結果を見ると、

「”加熱式タバコ”といえど、発がん性は含まれる」と共に、「タールが含まれている」という結果を掲載しています。

>> 韓国政府の調査結果(*韓国のサイトにアクセスします)

しかし、アイコスは仕組み上タールが出ることはありません。この検査方法が「実際にどのようなものだったのか」は明確にわかっていないため、かなり真偽が怪しい情報となっています。

(仮にアイコスのヒートスティックを、通常タバコのように燃やして吸ったら(検証したら)、タールは発生して当然ですが、そんな方法を取るのか…)

なお、韓国では今見ている「IQOS(アイコス)」とは他に、「glo(グロー)」と韓国だけで販売している「リル」という加熱式タバコが販売されています。

【6】アイコスといえど臭いはある問題

アイコス、ひいては加熱式タバコ…というよりタバコ全般のトピックスです。それは「ニオイ」問題。

嫌煙の時代、一番気にすることは周囲配慮だと言われています。

なので、加熱式タバコはニオイが少ないということで人気がでているわけです。

しかし、「アイコスはニオイが少ない」といいつつも、なんだかんだ臭うのでは?と言われています。

非常に独特のニオイです。

  • 酸っぱいニオイ
  • 焼き芋のニオイ
  • う○ち臭…

などなど。

特に非喫煙者からすると、やはりニオイは臭いとして気になるので、周囲には気を使うようにしましょう。

アイコスも臭い!原因と加熱式タバコの匂い消し方法【バレる口臭対策】 アイコスも臭い!原因と加熱式タバコの匂い消し方法【バレる口臭対策】

【7】掃除不足だと青酸が発生する可能性

アイコスの掃除をしないことによって有害物質が発生するかもしれない

という臨床結果を海外研究機関が発表しています。

アイコス専用タバコである「ヒートスティック」のフィルターに使用されているプラスチック製のパーツが熱により溶け、有害物質を発生させる危険性がある

>> アイコスの臭いがする時有害性が強まる?

ヒートスティックのフィルターが溶けてしまい、不要に有害物質を人体に摂取してしまっているのではないか?という旨でした。

これを防ぐためには掃除を徹底する必要があります。アイコススタッフ直伝のクリーニング方法は以下の記事にしっかりとまとめていますので、是非ご覧になった上で定期メンテナンスを行うようにしましょう。

【公式版】アイコスクリーニング掃除方法|ブラシと綿棒でIQOSを綺麗に利用しよう 【公式版】アイコスクリーニング掃除方法|ブラシと綿棒でIQOSを綺麗に利用しよう

各国がアイコスの臨床実験を進める理由

アイコスの研究が各国で行われている
フィリップモリスが製造販売するアイコスですが、言ってしまえばなぜ製造元以外の組織…国がその有害性の臨床実験を行うのでしょうか。

一つには、「正しい情報を消費者に届けるため」という確固たる理由があります。

本来、タバコなど有害性があるものはしっかりとした研究を行った上で消費者に届けられるべきという考えがあります。

しかし、加熱式タバコはその画期性から日本において一気に広まりました。市場のニーズに実験が追い詰いていないのです。

それに追いつくために、各国が臨床実験を開始しているわけです。

…という理由の他にも、各国が実験を進める理由があります。日本とアメリカを例に見てみましょう。

日本がアイコスの有害性を調べている理由

政府発表|アイコス・グロー・プルームテックの発ガン性物質・ニコチン量|加熱式タバコの有害性まとめ 政府発表|アイコス・グロー・プルームテックの発ガン性物質・ニコチン量|加熱式タバコの有害性まとめ

日本では、屋内禁煙法と呼ばれる「健康増進法」のルール制定が進んでいます。既に要綱は決まっており、2020年から正式にスタート予定です。

例えばこの喫煙ルールの中には、加熱式タバコ専用喫煙室と呼ばれるものも加わっています。2020年より、加熱式タバコ前提の喫煙ルールが制定されるわけです。

【解説】原則屋内禁煙・受動喫煙防止法|加熱式タバコ時代の喫煙「ルール」とは 【解説】原則屋内禁煙・受動喫煙防止法|加熱式タバコ時代の喫煙「ルール」とは

この決定を下すために、政府は加熱式タバコの有害性を調査する必要がありました。ちなみに、この調査のために厚生労働省は独自に数千万円の予算を用いて研究しています(政府予算案より試算)。

東京都では独自制定も

また、「条例」という形で各都道府県が独自のルール制定を行っています。この反映にも政府が調べてデータが利用されています。

ちなみに、オリンピック会場では加熱式タバコ含めたタバコが利用禁止という決定がされています。

「ルノアール」も【加熱式たばこ】だけ認めた

喫煙可能なカフェの大手「ルノアール」も、国の調査結果とルール制定を受けて

  • 紙巻きたばこだけ利用禁止
  • 加熱式たばこだけ利用可能

という決定を下し、2020年4月から加熱式たばこ専用喫煙室の運用を開始することを発表しました。

ルノアールで紙巻きたばこが吸えないで、加熱式たばこだけ吸える理由 ルノアールが「紙巻きたばこ」のみ禁止に|「加熱式たばこ」だけ吸える理由

このように、加熱式たばこの臨床実験の末に生まれた受動喫煙防止法は、ついに各飲食店が店舗運用を変えるほどに機能しています。

米国でも有害性を独自調査

加熱式タバコアイコスの有害性は低い|アメリカFDAのIQOS健康調査の暫定結果【原文掲載】 加熱式タバコアイコスの有害性は低い|アメリカFDAのIQOS健康調査の暫定結果【原文掲載】

アメリカにおいてもアイコスの健康影響への調査が盛んに行われています。

実はアメリカでは、2019年初頭時点でアイコスが発売していません。

その理由は、「FDA(米食品医薬品局)」というアメリカ内の組織において販売許可が得られていないからです。

このFDAの審査はかなり慎重を期していて、結果を出すのに数年の期間を要しています。

ついにアイコスの有害成分低減が認証。米国発売へ

そんなFDAは2019年4月30日、ついにアイコスの有害成分低減を認定し、米国での発売を許可しました。

これまでずっと止まっていた販売が一気に動き出します。

この動きによりフィリップモリスはより自身の目的を達成しようと動くでしょう。紙巻きたばこから撤退する日もより近づいたかもしれません。

【速報】アイコスがアメリカで夏発売|FDAが加熱式タバコIQOSの販売を許可 【速報】アイコスがアメリカで夏発売|FDAが加熱式タバコIQOSの販売を許可

既存喫煙者の声と口コミ

アイコスと健康

さて、ここまでアイコスの害を見てきました。ここからは昨今のアイコス流行を見てきた考察です。

まず間違いなく紙巻たばこを吸っていた人ほど、「アイコスは健康的だ!」と述べています。

アイコスさんでは何人かのアイコスユーザーの方にインタビューを行っています。実際の声としては以下の通り。

自宅では換気扇の下でのみ喫煙していましたが、アイコスだとソファに座りながらゆっくり楽しむことができ良いと思いました。また、口の中に残るヤニ臭さがなくなったので口臭も気にならなくなりました。

アイコスインタビュー:りこさん

口臭が劇的に改善された!という声や、

アイコスへの切り替え前は、喫煙後に非喫煙者の側に行くとどんなにケアを気を遣っても10人に1人は微かな臭いから喫煙後であることを悟り指摘されていましたが、アイコスへ切り替えてからは全く指摘されないほど臭いがつかなくなりました。

第一回アイコスインタビュー

臭いを指摘されることがなくなった!という声など。

「アイコスの害」は「紙巻たばこの害」に比べて、やはり明らかに良くなっているはずなのです。更に上述したように最新の研究結果では紙巻きタバコより明らかに健康に良いことが立証されてきています。数値的にも、感覚的にも、この効果の実感は大いにあらわれていると思います。

他の加熱式タバコはどうなのか?

プルームテック、グロー、アイコス

左から、プルームテック、グロー、アイコス

アイコスの概要を見てきましたが、JTの「PloomTECH(プルームテック)」、BATの「glo(グロー)」など、他にも加熱式タバコが続々登場しています。

どんな違いがあるのか、特徴と、ポイント毎のおすすめランキングなどは、以下の記事に詳しくまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。

この他にも、そもそも加熱式タバコ・新型タバコに害があるかどうかについては、医師学会が開かれたり、書籍が発売されたり、様々な議論がされています。

加熱式タバコは有害なのか 医師総会が実施され本も発売しヤフコメでも大議論 加熱式タバコは有害なのか 医師総会が実施され本も発売しヤフコメでも大議論

マナーとルールを守ろう

最後に、いくら「アイコスは健康的、環境面もばっちり!」といっても、加熱式タバコの利用マナーは守って利用しましょう。

「アイコスの害」に記載したとおり、やはり独特な臭いなどは発生するのです。そしてなによりタバコはタバコ。喫煙する際は、しっかりと指定の喫煙所などで吸うようにしましょうね!

【No!路上喫煙】気をつけたいアイコス<iQOS>マナー4選 【No!路上喫煙】気をつけたいアイコス<iQOS>マナー4選

こういった健康情報を見ていくと、紙巻たばこがアイコスなどの新型タバコに置き換わる未来は近いと実感が湧いてくると思います。ただ、今でこそIQOSは加熱式タバコ専用喫煙室など特例が認められてきましたが、今後利用者のマナーが悪くなったりしてきたら、その決定も変わってくるでしょう。

私達喫煙者の意識から、しっかりしていくことが求められる過渡期だと思います。アイコスの有害性をしっかり自認してい、ルールとマナーを守って楽しく利用していきましょう。

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