「2018年は加熱式タバコの普及率が更に高まる年になる」と言われています。
そんな追い風もあり、今年から加熱式タバコデビューしたい!という人も多いはず。ただ、そんな時気になるのが、本当に「買い」なのか?安心なのか?ということ。
様々なニュースが飛び交っており、実際加熱式タバコってどうなのか知りたいところですよね。この記事ではそんな加熱式タバコの最新情勢をまとめて、加熱式タバコは「買い」なのかまとめてみたいと思います。
加熱式タバコの種類
はじめに加熱式タバコの種類をおさらいです。見慣れている人は当然となっていますが、加熱式タバコは2018年1月現在、日本では以下三種類が展開されています。
- アイコス(IQOS):フィリップモリス
- プルームテック(PloomTECH):JT
- グロー(glo):BAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)
アイコス(IQOS)
「加熱式タバコ」といえばアイコスが一番人気、というか知名度がありますね。喫煙所でもほとんどの方がアイコスになってきました。
フィリップモリスが製造している加熱式タバコであり、多くの方が利用しています。
2018年1月には新型アイコスの限定カラーも登場し、ますます発展中。
プルームテック(PloomTECH)
続いて大手が「プルームテック」です。日本が誇るタバコ会社であるJTが製造販売しており、全国展開間近です。
つい先日新たに販売地域を増やし、アイコスとグローに遅まきながらコンビニ展開も加速中。
グロー(glo)
最後に紹介するのが「グロー」です。当初仙台限定で発売された新型タバコとして、大変な人気を誇りました。
何よりすごいのはその展開力で、プルームテックが展開遅かったところ一気に抜いて現在市場展開はアイコスに次ぐ2位となっています。
- リンク:グローとは?アイコスと徹底比較
どの加熱式タバコが良いのか?
三種類もあるとどれが良いのかわからない・・なんてこともあると思います。この記事ではあくまで加熱式タバコんの最新ニュースを扱うので、加熱式タバコの人気ランキングは以下の記事を参照下さい♪
様々な加熱式タバコに対する口コミや、実際に三種類持っている筆者の利用レポートなどを掲載しています。
加熱式タバコを取り巻く5つの問題
さて、三種類の加熱式タバコのおさらいをしたところで、加熱式タバコを取り巻く問題を整理確認してみましょう。
細かな問題等もありますが、大きく大別して現在以下の5つの問題が大きく取り扱われる傾向にあります。
- 健康
- 税金
- マナー
- 誤飲
- 禁煙法
それぞれを見ていきましょう!
【1】健康の是非 – 加熱式タバコに害はないのか?
やはり一番気になり、且つ話題になるのが、「加熱式タバコは本当に健康なのか?」というものです。
加熱式タバコの健康の是非については、様々なニュースが発信されています。
それもそのはずで、なぜなら「タバコ」という商品には健康問題が常につきまとうからです。
そもそも「紙巻きタバコ」は癌の発生要因とされていて、その流れから「アイコスの発がん物質は既存タバコの10倍?」なんていう若干デマめいた噂まで立ったこともあります。
加熱式タバコは「タバコ」なので害はある
結論から言うと、加熱式タバコはあくまでタバコなので害はあります。一番よくある勘違いが、
「アイコスなど加熱式タバコに変えたから禁煙したような効果が出るんでしょ?」
というもの。
確かに紙巻きタバコとくらべて圧倒的に健康的なのは間違いありません。なぜなら、紙巻きタバコからは発生する「タール」が、加熱式タバコからは発生しないからです。
タールには発ガン性物質が含まれており、それが含まれてないだけでかなり健康的なのは間違いありません。
しかし、ニコチンを吸引していることに違いはありません。ニコチンには強い依存性がありますが、完全に発ガン性物質がないわけではありません。
加熱式タバコは、紙巻きタバコより90%有害物質が削減されていますが、「まったくの無害」という訳ではないのでその点は注意しましょう。
フィリップモリスも公式に禁煙を推進
アイコスを製造販売するフィリップモリス自身も実は禁煙を推進しています。
タバコの害をなくして、健康体になるには、禁煙するのがベストな選択肢なのです。
ただ、簡単に辞められるものではなく、また嗜好品としてのタバコの楽しみ方もある。そのためにアイコスを市場に提供していると正式に発表もしています。
詳しい健康情報は以下の記事に詳細にまとめていますので是非御覧ください。
- リンク:アイコスの最新健康情報
- リンク:JT公式発表プルームテックの健康情報
- リンク:グローの最新の健康情報
【2】加熱式タバコの「税金」問題
続いて話題になっているのが、加熱式タバコの「税金」問題です。
そもそもはタバコに対する増税が議論のキッカケでしたが、それが「加熱式タバコの税金問題」へと発展しています。
紙巻きタバコは2018年から段階増税
現在決定している紙巻きタバコの増税額は、4年間かけて1本あたり3円引き上げる方針となっています。
つまり、現在440円の定価タバコ一箱が、600円近くになる可能性もあるということ。たばこ増税をすることで政府の税収を増やす意向となっています。
加熱式タバコ専用の増税も決定
それだけなら、たばこ増税の話で終わったのですが、加熱式タバコに対してはそれだけではありませんでした。
実は2018年1月現在、上述した加熱式タバコの三種類には税率格差が存在しています。
以下は決算委員会の国会答弁で実際に質問された例ですが、以下のような税率になっているようです。
- IQOS「ヒートスティック」:29.2%
- glo「ネオスティック」:36.2%
- プルームテック「たばこカプセル」:14.9%
これがそもそも問題で、タバコは通常であれば全て同じ税率をかけなくてはならないのに格差がある。それを是正すべきという流れになりました。
そのために、加熱式タバコ専用の税率制度を設けるという話に進行。加熱式タバコがそこまで政府に認められているという証左でもありますが、高くなるのは悲しいところですね・・。詳しい加熱式タバコ専用税制については以下の記事にまとめています。
【3】加熱式タバコのマナー問題
3つめの問題が、加熱式タバコのマナー問題です。
加熱式タバコはタバコなので当然喫煙所で吸ったりする義務があります。が、飲食店でそれを守らないで利用する方などがおり、他のお客さんや店舗からクレームが発生する事案などがありました。
他にも例えばこんなことも・・
- 喫煙禁止の路上で加熱式タバコを喫煙
- 加熱式タバコの吸い殻をそのまま放置
- 未成年へアイコス譲渡
- etc…
もしかしたら「アイコスなら大丈夫」とか「ニオイがしないんだから大丈夫」なんて思ってされている方もいるのかもしれませんが、加熱式タバコはもちろん成年のみが利用できるタバコですし、アイコスからニオイはもちろんします。
マナー違反は絶対なるタブー!加熱式タバコ時代の喫煙マナーはしっかりと守るようにしましょう。
マナー問題へ加熱式タバコメーカーが対策なども行っている
実はこのマナー問題に対しては加熱式タバコメーカーが対応を行っていたりもします。
1つが、「加熱式タバコは吸っても良いよ」というステッカーを、フィリップモリス・JT・BATが共同で作る試みです。
それぞれの加熱式タバコメーカーは独自にこのような取り組みをしてきましたが、それを合同で行って店舗に配布しようというものです。
こういった取り組みがしっかりと浸透していけば、よりマナーの意識がユーザーにも芽生えていくでしょう。
【4】乳児などによる「誤飲」問題
4つめの問題が、マナーに関連することでもありますが加熱式タバコの「誤飲」問題です。
そんなことあるの?と思いきや、これが結構あり、ニュースにもなっているし公式サイトでも言及されていることだったりします。
実際の事例も掲載されており、明日は我が身なことが伺えます。
父親の加熱式たばこの葉っぱの入っている部分全部を口の中に入れていたのに気がついた。
急いで手で取りだした。その後普通にしていたので経過を見ていたが、1 時間後あたりからグッタリ、フラフラするようになったのでたばこのせいと思い、救急要請した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:2017 年 6 月、女児、1 歳 0 カ月)
また、アイコスなど加熱式タバコ公式サイトでは以下のように注意喚起がされています。
特にお子様に十分お気遣い頂くようお願い致します。
使用済みヒートスティックは適切に処理し、ポイ捨て防止にご協力ください。 IQOS及びヒートスティックはお子様の手の届かないところに管理し、特に小さなお子様やペットがいらっしゃる場合には誤飲されることがないようご注意ください。
誤飲事故を防ぐために
誤飲事故は意識して防ぐ努力をしましょう。特に乳幼児がいる家庭では徹底が求められます。
国民生活センターによれば、例えば以下のような方法を取るべきと推奨されています。
- 使用前のたばこは子どもの手の届かない場所に保管する
- 使用後はすぐに、こどもの手の届かない場所へ片付ける
- 使用後のカートリッジを飲料の缶やペットボトルに入れない
各加熱式タバコのテストを行った結果、
すべての銘柄は子どもが誤飲しうる形状で、また、12銘柄中9銘柄は、子どもの口腔内に容易に収まるサイズでした
とのことだったので、くれぐれも注意するようにしましょう。
【5】全面禁煙法でタバコがどうなる?
そして最後の問題が、「全面禁煙法」です。
これは東京都が先行して発表しているものですが、2020年までに禁煙法を実施し、最高の案では屋内では基本的にタバコは吸えないようにするというものです。
そもそも日本における禁煙法は他国に比べて規制が弱いという懸念があり、オリンピックまでに充実させたいとしています。
まだいずれも確定はしていないのですが、
- 公共機関内の喫煙所は廃止
- 飲食店の喫煙は禁止
などから、東京都内限定で
- 子どもがいる家庭ではタバコを吸ってはいけない
など、極端な案までが登場中。かなり注目が集まっています。
加熱式タバコも適用されるのか?
その上で問題が、加熱式タバコもこの「全面禁煙法」に抵触するのか?ということです。
加熱式タバコはそもそも紙巻きタバコより90%も有害物質が削減されています。それなのに加熱式タバコも全面禁煙法の対象としてしまうのはどうなのか?ということが論点となっています。
受動喫煙を防止するための健康増進法の改正で、厚生労働省は20日、近年急速に普及する「加熱式たばこ」についても原則禁煙の規制対象とし、分煙体制が整った飲食店でのみ喫煙を認める方針を決めた。年明けにも改正案を公表する。
ただ現時点で健康への影響は分かっていないことから、紙巻きたばこと比べると規制は緩いものになる見通し。
詳しい改正案は2018年より詳細に決まっていきます。情報があり次第当サイトでもすぐにお伝えするようにしていきます。
2018年、加熱式タバコの利用者数
ここまで加熱式タバコの5つの問題・懸念点を見てきました。これらは当然ユーザーの皆が気にすることであり、話題になって当然のことと考えます。
さて、それではその上で今加熱式タバコのユーザーがどのくらいいるのかというと・・、アイコスだけで300万台の売上を突破したといわれています。2017年末には日本のたばこ市場の約18%を加熱式タバコが占めているとのこと。
発売開始されたのが2016年あたりということを考えると、この2、3年で恐ろしいほどの伸びを魅せています。
その背景にあるのはここまで上がってきたことなども含めて
- 紙巻きタバコより有害物質が少ない
- 紙巻きタバコよりニオイが少ない
- 「先進性」というイメージが強い
など、多くの良い点・気になる点があるからです。
その証拠として、先日JTが発表したところによれば、
2017年の国内の紙巻きたばこ販売本数は過去最低の約929億本となり、初めて初めて1000億本の大台を割り込んだ。
としています。この理由は健康志向の高まりに加え、加熱式たばこが急速に普及していることで、紙巻きの需要が落ち込んだとみられており、今後もこの傾向は続くと推定されています。
加熱式タバコは2018年、「買い」なのか?
ここまで加熱式タバコの問題点や、実際の利用者数を見てきました。
ここから推察するに、加熱式タバコは買いなのか?答えは、「買い」かと思います。
特に、既存の紙巻き煙草を吸っているのなら、間違いなく切り替えた方が良いでしょう。
有害物質が削減されていることに加えて、おそらく加熱式タバコがブーム的に広がり、紙巻きタバコの「煙」は本当に邪険にされていくからです。
これはJTが発表する紙巻きタバコの売上高低下からも見て明らかですし、世界と未来に目を向けたフィリップモリスの発表からも読み取れることです。
加熱式タバコの値段も落ちついてきた
更に、2018年になり加熱式タバコの値段も落ち着いてきました。
以前新型アイコスが発売された当初などは、なかなか手に入らず定価の二倍などになっていたりしたものですが、最近はコンビニでも簡単に手に入るようになってきたし、通販価格も場合によっては定価以下にもなってきています。
まさに変えるには絶好の好機といっても良い時期かもしれません。2018年、是非あなたも加熱式タバコライフを満喫してみてください♪
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