FDA(米国食品医薬品局)は、フィリップモリスが製造する加熱式タバコ「IQOS」の販売を承認しました。2019年夏にはアトランタにアイコスストアもオープンする予定となっています。
ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなど各社が伝えており、アメリカでは大きな話題を呼んでいます。
FDAがアイコス販売を許可
FDAはアメリカにおいて食品やたばこなどの許可・取締を行う政府機関です。そのFDAが、ついにアメリカでアイコスの販売を許可しました。
いまや日本では一般的になったアイコスですが、実はこれまで、アメリカにおいてIQOSは販売されていませんでした。
アイコスの販売許可に至るまでには多くの議論が行われており、許可決定までには、2年以上がかかっています。
そのFDAは販売許可した理由として、加熱式タバコが従来の紙巻タバコより安全であると宣言するまでには至らなかったが、加熱されたタバコスティックシステムは、人々が喫煙をやめることを手助けすることが出来ると述べています。
最終的な決定打は先日当サイトでもお伝えした、FDA長官の辞任によるものが大きいと思われており、一気に交渉が進む可能性があるといわれていました。
>> F.D.A. Permits the Sale of IQOS, a New Tobacco Device
>> FDA clears Philip Morris’s heat-not-burn IQOS tobacco device for sale
2019年夏、アトランタで発売
このFDAのIQOS販売許可決定を受けて、この夏、アトランタでIQOSの販売を開始すると述べています。
なお、このタイミングで発売されるの以下の製品。
- IQOSデバイス
- Marlboro ヒートスティック
- Marlboro Smooth Mentholヒートスティック
- Marlboro Fresh Mentholヒートスティック
各ヒートスティック種類は以下を参照下さい。
今夏には、アイコスストアと多数のモバイルストアをオープンする予定で、約500店の小売店でも販売される予定とのこと。
FDAが許可したリリース文
このFDAが「IQOSを許可した」というニュース、フェイクの可能性もあると思いソースを調べてみましたが、FDAから正式にリリース文が発表されていました。
以下日本語訳にて抜粋
米国食品医薬品局は本日、Philip Morris Products SAが製造する新しいタバコ製品の販売を承認しました。これは紙に包まれたタバコを詰めたスティックを加熱してニコチン含有スティックを喫煙する電子機器です。なお、FDAは、同製品の若者へのアクセスと露出を防ぐために厳しいマーケティング制限を課しています。
市販前のたばこ製品適用(PMTA)経路を通じた厳密な科学に基づく見直しの結果、当局はこれらの製品を米国市場向けに認可することが、可燃性タバコよりも低レベルの毒素であるため公衆衛生の保護に適していると判断しました。販売が承認されている製品は、IQOSデバイス、Marlboro ヒートスティック、Marlboro Smooth Mentholヒートスティック、Marlboro Fresh Mentholヒートスティックがあります。
特にこのリリース文と直後インタビューの中では、FDAはアイコスの販売の許可をしたとした上で
「新しいたばこ製品の認可は、それらが安全であるという意味ではありません」
と述べています。
アイコスにはリスクがあります。これはこれまでアイコス自身が発信していることですし、各研究期間が様々な調査結果を発表しています。
「アイコス」のリスクとは|使うからこそ知るべき加熱式タバコの危険性なお、この販売許可決定に合わせて、フィリップモリスインターナショナルの株価は2%上昇しています。
昨日、令和の時代にタバコは大きな転換期を迎えると記事を公開しましたが、この流れは世界的なものになりそうです。
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