加熱式たばこユーザーによくある代表的トラブルといえば「デバイスの水没」です。
「胸ポケットに入れたままアイコスごと洗濯した!」「グローハイパーをトイレに落とした!」なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
この記事ではアイコスやグローハイパー、プルームXが水没した際の対処法をお伝えします!
アイコスやグローハイパーに防水機能はない
基礎知識となりますが、加熱式たばこ各社の主要デバイスであるアイコスイルマ/グローハイパー/プルームXアドンバンスに防水・耐水機能は付いていません。
そのため、全メーカーともに水没、水濡れには注意するよう促しています。
また、アイコスに至っては使用する際の温度についても推奨値があり、推奨環境は- 0℃から50℃です。
使用時の気温目安として参考にするのはもちろんですが、この数値は冷水または熱湯の中に水没させると故障のリスクが格段に上がることも意味しています。
水や温度変化に弱い電子機器だからこそ、水没させないよう常日頃から配慮した使い方をすることが大切です。
アイコスやグローハイパーが水没した際に出る症状
まずは、アイコスやグローハイパーが水没した際に見せる症状を理解しましょう。
エラーランプが点灯する
防水機能が備わっていないアイコスやグローハイパーが水没すれば、エラーランプが点灯し故障を知らせてきます。
各デバイスによるエラーランプの症状は以下の通りです。
- アイコス:赤やオレンジのランプが点滅する
- グローハイパー:ランプの点滅や一部分のみが点灯する
エラーランプ点灯時の注意点は、電源を入れようとしないことです。
デバイスが異常を検知している状態で電源を入れれば、致命的なショートを招く危険性もあるため注意しましょう。
バイブが止まらない
水没したことによりアイコスやグローハイパーが誤作動を起こし、バイブレーションが止まらなくなることがあります。
この場合はまず電源が切れるかどうかを試してください。
アイコスはポケットチャージャーボタンを4秒長押し、グローハイパーはコントロールボタンを3秒長押しすることで電源が切れる仕様です。
しかし、水没故障によりボタンを長押ししても電源が切れない場合は、バイブを鳴りっぱなしにさせて放電するしかありません。
放電し尽くせば必然的に電源が切れるので、気長に放置して様子を見てください。
味が変わる
水没しても運良く正常に作動する場合もありますが、いざ吸ってみると味がまずくなっている可能性が高いです。
これは私の実体験ですが、アイコスを水溜りに落としたものの無傷だったことがありました。
しかし吸ってみると、いつもと同じフレーバーなのに苦味と雑味が増し、吸いごたえが著しく低下していたのです。
アイコスやグローハイパーを水没させた際、一見動作に問題がない場合でも風味や使用感に症状が現れることがあるため、安心はできません。
もちろん、これは「Ploom X(プルームエックス)」にもいえることです。加熱式たばこデバイスを利用している人は水没には注意が必要なのです。
アイコスやグロー、プルームXが水没したときの対処法
水没したアイコスやグローハイパーを救うカギは、早急な対処です。
ここからは、加熱式たばこ水没時の対処法をお伝えします。
急いで水分を拭き取る
まずは急いでアイコスやグローハイパーに付着している水分を拭き取りましょう。
表面の水分がデバイスの隙間から内部に侵入すれば故障のリスクを高めます。
拭き取る際はティッシュやキッチンペーパーなど、布よりも水分吸収力の高い紙類を使うのがおすすめです。
フレーバー差し込み口は綿棒を使い、丁寧に水分を吸収させてください。
ビニール袋に入れて振り回す
アイコスやグローハイパーをビニール袋に入れ、勢いよく振り回します。
こうすることで内部に入った水分が外部に排出され、故障を免れるケースがあるためです。
ビニール袋がない場合は使用しなくても問題ありませんが、出てきた水分が周囲に飛び散るので袋に入れることをおすすめします。
ドライヤーで乾かす
拭き取りきれなかった水分を乾燥させるため、アイコスやグローハイパーをドライヤーにかけます。
この時のポイントは「冷風」を使うことです。
アイコスやグローハイパーを含む加熱式たばこは精密機械であり、熱に弱いという特徴を持っています。
熱風のドライヤーをかければそれが原因でデバイスが壊れることもあるため、冷風で根気強く乾かしましょう。
日陰に放置する
エラーや誤作動を起こしていても、日陰に放置することで水分が蒸発し復活することがあります。
私はグローハイパーも水没させた経験がありますが、2日ほど放置し自然乾燥させたら直ったことがありました。
復活までに何日かかるのか、本当に復活するのかなど何の確証もない対処法ではあるものの、保証期間が切れてしまっている場合は放置して様子を見るのも一つの方法です。
分解して水分除去する
アイコスやグローハイパーを水没させた人の中には、自分で分解して水分除去をしたという人もいます。
しかし、素人が勝手に機械をバラせば元に戻せなくなる可能性が高いほか、触ってはいけない部分まで触って故障させてしまう危険性があるのでおすすめできません。
当然メーカーの保証対象からも外れてしまうので、むりやり分解するのはやめましょう。
アイコスやグローハイパーが水没したら交換・買い替えが基本
アイコスやグローハイパーを水没させてしまったときの対処法をお伝えしてきましたが、加熱式たばこの水没トラブルは交換または買い替えの対応が基本です。
乾燥させてもデバイス内部に水中の不純物が付着し、一旦は直ってもその後動作が不安定になることは珍しくありません。
アイコス、グローハイパーともに保証期間内なら水濡れでも無償交換してもらえるほか、これを機に新型デバイスの買い替えを検討してみるのもいいでしょう。
また、日頃から加熱式たばこの取り扱いや置き場所に気をつけ、水没させない工夫も大切ですね。
なにか合った際には、各加熱式たばこ公式サイトからお問い合わせすることが可能です。
加熱式たばこが故障した!トラブル対処方法まとめ
アイコスをはじめとした加熱式たばこデバイスは、水没の他にも、様々な原因で故障する可能性があります。
アイコスイルマ、グローハイパーX2、プルームX、それぞれの故障時の対応をまとめていますので、こちらの対処方法も参考に是非トラブルを乗り切って下さい。