電子タバコが覚醒剤・違法リキッドとして悪用の恐れ VAPEを大麻密輸入に不正利用か

電子タバコが大麻などに悪用される事件

「電子タバコ」、いわゆる「Vape」の悪用が多発しているようです。最悪なことに、覚醒剤や大麻を吸うために利用する”違法リキッド”が日本でも見つかっており、逮捕者も出ているそう。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
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電子タバコの「違法リキッド」が密輸された事件

電子タバコ用の”大麻リキッド”を密輸しようとしたそうです。

逮捕された男は、アメリカから日本に数ヶ月に分けて合計230本もの数の大麻リキッドを密輸入しようとしたようで、税関にて発見され逮捕されたそう。

押収された違法リキッド
押収された違法リキッド
リキッドの中には大麻が含まれていた
リキッドの中には大麻が含まれていた

電子タバコに差し込んで吸引するタイプのもののようで、覚醒剤成分の粉末を液体状に加工した「違法リキッド」と見られます。

大麻が含まれている「違法リキッド」
大麻が含まれている「違法リキッド」

この大麻リキッドや覚醒剤リキッドなどの「違法リキッド」は、外観では通常の市販リキッドと区別することが難しいそうで、捜査当局も注意を促しています。

この逮捕事件以外にも複数発生している

この事件以外にも、違法リキッド絡みの事件は複数発生しており、ニュースとして各紙が取り上げています。

なお、今回問題となった「電子タバコ」は「Vape」とも呼称されますが、アイコスやプルームテックなどの「加熱式タバコ」とは別物です。

「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の違いーアイコスとベイプ(Vape)を比較 「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の違いーアイコスとベイプ(Vape)を比較

日本においてはニコチンが含まれた電子タバコの販売は禁止されているため、規制が他国よりも弱くなっています。

そこに危険性がある。との警鐘も昨今取り沙汰されていますね。

変なものには触らない。通報する。

仮に電子タバコを利用する場合は、しっかりと信頼のおけるメーカーのものを利用するようにしましょう。

危険ドラッグは、一度の利用が人生を破壊します。

万が一、「変なもの」を見つけたら触れないことが一番です。もしくはしっかりと通報するようにしましょう。

以前、電子タバコでは爆発事故が発生したニュースもお伝えしました。

電子タバコが爆発!加熱式タバコは?アイコス・プルームテック・グローの安全性 電子タバコが爆発!加熱式タバコは?アイコス・プルームテック・グローの安全性

この際も、問題となったのは改造VAPEだったり、製造元が怪しい電子タバコ利用においての事件でした。

繰り返しますが、変なものには触らない。信頼のおけるメーカーのものだけを利用する徹底が必要です。正しい利用方法やマナーを守るとともに、こういった心遣いも持つ必要がありそうです。