タバコで気になるのはなんと言っても「ニオイ」ですよね。喫煙者本人からすればあまりニオイは気にならないものの、友達や家族からニオイについて色々言われ、肩身が狭い思いをしたことがある人は少なくないはず。
ニオイを理由に、他のタバコに切り替える人も増えています。
「電子タバコのニオイって臭いの?」
「電子タバコのニオイは残る?」
「電子タバコを吸っている人の周囲の声を聞きたい」
こんな疑問をお持ちではないですか?
本記事では、電子タバコ(VAPE=ベイプ)・iQOS(アイコス)・紙巻タバコのニオイを比較しつつ解説します。また、アイコスとの違いやコスパについてもまとめました。
今のタバコのニオイが気になっている人はぜひ参考にしてください!
電子タバコ(ベイプ)のニオイとは?
紙巻きタバコや加熱式タバコのニオイは種類によって一定ですが、電子タバコは少し違います。
電子タバコは「リキッド」と呼ばれる専用の液体を加熱して出た水蒸気を楽しむデバイスのため、水蒸気にはリキッドのニオイが含まれます。リキッドは非常に種類が多く、どれを使っているかによって水蒸気のニオイが大きく異なるのです。
電子タバコ(ベイプ)のニオイは臭い?他のタバコと比較してみた
ニオイの感じ方は筆者の主観も入りますが、周囲の声を反映して一覧にまとめてみました!
タバコの種類 | ニオイ | ニオイの残り方 | 周囲の不快感 |
---|---|---|---|
紙巻タバコ | THE・タバコ | 残り続ける | 不快 |
アイコス | 少ないものの、独特のニオイ とうもろこしが焦げたニオイ? |
長期間吸うと多少残る | 人によっては不快 |
電子タバコ(ベイプ) | そこそこニオイあり フレイバーによる |
基本的に残らない フレイバーによる |
ほぼなし 「良いニオイ」という人も |
不快なニオイの主原因は「タール」です。アイコスと電子タバコのニオイに不快感が少ないのは、タールが含まれていないからというのが大きな理由なのです。
アイコスが発売されたときは、紙巻タバコと比べニオイの少なさがとても好評でしたが、これまでに嗅いだことのない独特なニオイに不快感を覚える人も少なくありません。
一方、電子タバコはフレイバーによってニオイは異なるものの、不快感はほぼないという声が多いようです。「タバコなのに良いニオイという意見がある」というのはある意味革命的ではないでしょうか。
電子タバコ(ベイプ)は室内や自宅でも吸える?
「ニオイが残らなければOK」「ニオイが不快でなければOK」という基準であれば、「吸える」と言って良いでしょう。実際、「当店は禁煙だけど電子タバコならいいよ」と許可している飲食店がわずかなら存在しているくらいです。
とはいえ、電子タバコのニオイはフレイバーによって様々で、軽く100種類を超えます。中にはニオイがキツイものもあり、人によっては不快に感じる場合もあるでしょう。
ただし、従来の「タバコ臭い」とは異なり、フルーツ系のフレイバーであれば「甘ったるい」といった臭さですし、コーヒーフレイバーであれば「コーヒー臭い」といった具合なので、不快感を感じるか良いニオイと感じるかは意見が分かれるところです。
電子タバコ(ベイプ)は汚れは付かないの?
基本的に「付かない」と考えて良いです。なぜなら、タバコ汚れの主原因も「タール」だからです。電子タバコにタールは含まれていないので、そもそも汚れる原因が無いのです。
しかしながら吸うことによって汚れはつかない一方で、リキッド漏れが原因でバッグが汚れるといった事例はあるようです。
電子タバコ(ベイプ)とアイコスは何が違うの?
ベイプは「電子タバコ」、アイコスは「加熱式タバコ」とどちらも「タバコ」という単語が付きますが、その性質や用途は全くの別物と言っても良いくらいです。
タバコ葉 | ニコチン | 原理 | |
---|---|---|---|
電子タバコ (ベイプ) |
未使用 | なし | 専用のフレイバー(液体)を加熱 |
加熱式タバコ (アイコスなど) |
使用 | あり | タバコ葉を加熱 |
上記の表からもわかるとおり、最大の違いは「タバコ葉の有無・ニコチンの有無」です。日本の法律ではタバコ葉を含んでいるものを「タバコ」と定義しているので、厳密には電子タバコは「タバコ」ではありません。
電子タバコを吸う姿は従来のタバコと良く似ていますが、喫煙者が禁煙グッズとして使ったり、非喫煙者がリラックスアイテムやオシャレアイテムとして使っています。
電子タバコ(ベイプ)のコスパは?
結論は「ベイプのタイプによって異なる」です。
- 使い捨て式:従来のタバコより割高になる場合あり
- カートリッジ式:従来のタバコと同程度か、やや安くなる傾向
- リキッド補充式:従来のタバコより安くなる傾向
使い捨てとカートリッジ式のコスパは大体一定です。一応上記のような傾向はあるものの、一概には言えない部分もあるというのが実情です。
電子タバコ(ベイプ)はモデルが非常に多い
電子タバコのコスパを一概に語れない理由は2つあります。
まず、アイコスはフィリップモリス社だけが生産・販売していますが、ベイプは複数の会社からリリースされているという点。このため、仕様やスペックが製造元によってかなり異なるのです。
2つ目は「リキッド補充式」や「POD式」と呼ばれるデバイスは使い方によってコスパが変わる点です。
ベイプには煙(水蒸気)の量を調節できるデバイスもあり、いわゆる「爆煙」になる設定にするとリキッドの消費量が多くなり、コスパが下がるといったことが起きるのです。
電子タバコのニオイまとめ
電子タバコのニオイの特徴をまとめると以下のとおりです。
- ニオイの強さはフレイバーによる
- 基本的にニオイは残らない(これもフレイバーによる)
- 周囲の不快感は紙巻きタバコやアイコスに比べてかなり少ない(良いニオイとすら言われる場合あり)
周囲への配慮を優先したいのであれば、電子タバコは従来のどのタバコよりも不快感を減らせる可能性があるため、非常におすすめです。とはいえ、タバコ選びのポイントはニオイだけではないでしょうから、「まずは一度試してみる」「状況によってメインのタバコと使い分ける」というスタンスで始めてみるのも良いと思いますよ。