プルームテックも価格調整に動き出しました。JTは加熱式タバコである「PloomTECH(プルームテック)」本体(≒ スターターキット)をリニューアルすると発表。
2018年6月4日から全国展開を開始しましたが、そのタイミングから価格改定版に切り替わりました。リニューアルってどんなもの?詳細をまとめます。
プルームテックのリニューアル内容
今回のリニューアルによって、プルームテック本体(スターターキット)の価格と同梱物が変更されます。以下リニューアル変更の内容です。
旧仕様 | 新仕様 | |
---|---|---|
価格 | 4,000円 | 3,000円 |
同梱物 | プルーム・テック・バッテリー USBチャージャー ACアダプター キャリーケース |
プルーム・テック・バッテリー USBチャージャー ACアダプター |
パッケージデザイン | 白色を基調 | 青色を基調 |
価格が4,000円から3,000円に、1,000円の値下げ。
その価格分何が減ったかというと、キャリーケースがそっくりそのままスターターキットから抜かれる形となりました。これまでプルームテック本体にはプルームテックを携帯するためのケースが入っていましたが、それがなくなる形になるということですね。
また、パッケージデザインについても以下のように発表されています。
スターターキットをリニューアルするにあたり、「プルーム・テック」は、たばこ葉を燃やさず、高温で加熱もしない、JT独自の“低温加熱方式”を採用していることをより分かりやすくお伝えするために、青を基調としたパッケージデザインに変更します。
「JT独自の“低温加熱方式”をより強調するため」とありますので、これは今後の”高加熱式版”への布石ということでしょうか?(詳細は後述します)
なお、この価格改定がスタートするのは全国展開が行われるタイミングということなので、例えば今コンビニで買えない地域の方がコンビニで買えるようになる際は、リニューアル版(家格下げver)で購入できるということになります。
他加熱式タバコ本体はどうなってる?
確かに考えてみれば、加熱式タバコ本体を購入する時に携帯ケースが付随されるのはプルームテック本体だけでした。
グローもアイコスも、どちらも携帯ケースは本体には付随されていません。
アイコスもグローも本体とそれに付随するものだけですね。
プルームテック本体の中身遍歴
ざっくりですが、プルームテック本体は今回を含めて2回リニューアルしています。
下図は一番始めの中身。
プルームテックはアイコスやグローと異なり携帯ケースも付随されているのが特徴でした。
そのケースも変化があり発売当初は↑のようなハード型のケースでしたが、その後黒いソフトケースが付随されるようになりました(下図)
上記のように、ケース入りが常だったプルームテックですが、リニューアル後実際に購入し以下のような内容に変更となっていることを確認しました。
ケースが…ない!
プルームテックを長く使っていたり何度も本体を買った方は、なんかそっけない!と思ってしまうかもしれません。(私がそうでした)
この携帯ケースを取ってまで値下げしたJTの意図とはなんでしょう?
glo(グロー)の値下げキャンペーンに食らいつく
1つには明らかに他社への対向という面があるかと思います。先日BATが製造販売しているグロー(glo)は、価格が定価の半額以下になる「実質2,980円でglo買えるキャンペーン」を開始しました。
これは、原価や利益完全無視!シェアを獲得するただそれだけが目的だ!的なキャンペーン。加熱式タバコ業界には結構な衝撃だったかと思います。
これに抵抗してアイコスは先日より「本体を買ったらクリーニングスティックが付いてくる」キャンペーンを開始。ではJTのプルームテックはどうする?という形で、値下げという選択肢を取ったのでしょう。
プルームテックの優位点は価格だった?
そもそも「プルームテックが良い」と言われているのには様々な種類があり、おそらくどの加熱式タバコより「ニオイが少ない」という面が一番かと思います。
その次にくるのが価格面。加熱式タバコ各種を定価で見ればこれまで以下の通りでした。(それぞれ初期の価格)
加熱式タバコ | 定価価格 |
---|---|
アイコス(IQOS) | 10,980円 |
グロー(glo) | 8,000円 |
プルームテック(PloomTECH) | 4,000円 |
定価でいえばプルームテックが最安値だったのです。ここから「プルームテックは気軽に買える」感からシェア拡大の希望がありました。
ところが、ここにグローが2,980円という大幅価格キャンペーンを打ち出し、プルームテックの価格優位性が削がれた形に突入。今回の値下げはシェア争いに打ち勝つための、まさに苦肉の価格改定のように感じます。
キャリーケースが別売りな利点|どうやって買う?
ただし、キャリーケースがなくなることでの利点も当然あります。
そもそも「携帯ケースなんて必要ない」という人もいますし、複数台目を買う人にとってはもっと必要ないものでしょう。そんな方々にとっては、その分価格が下るのは当然メリット。
更に最近は公式のキャリーケース以外にも、外部メーカーが様々なプルームテックケースを発売しており、むしろそっちを使いたいという方も多いです。
公式ストアで買うのも良いですし、アマゾンや楽天など含めて様々な購入方法があるので、気になる方は以下の記事を参考にしておきましょう♪
全国展開・新型プルームテックも楽しみなJT
ついにこれからプルームテックが全国展開を開始します。また、2018年中には「高加熱式版」と呼ばれている新型プルームテックも発売予定。
今回のパッケージデザインの変更のコメントにも「JT独自の“低温加熱方式”をより強調」と明確にありました。今後「高加熱式」含めた複数展開のためにJTは数々の施策を打ち出していくでしょう。次世代プルームテックについては以下の記事を是非参考にして下さいね。
最近はJTの手遅れ感が目立ち、株価が下がる事態などにも発展しました。それに頑張って食らいつこうとしているのが今回の価格改定とも取れます。JTの本気感が伺えますね。
加熱式タバコの群雄割拠の時代が本格的に始まりそう。引き続きしっかり情報をお伝えしていきます。
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