プルームテック本体が3タイプ化|3種類の新型モデル比較【高加熱・煙量増・通常】

3種類の新型プルームテック

★新型プルームテックのJT公式発表情報を掲載しました

プルームテックを製造販売するJTの、新型加熱式タバコの情報が続々と明らかになってきました。

アイコス・グローが市場を席巻する中、展開が遅れているプルームテック。現状の打破となるか?3種類の新型プルームテックとはどのようなものか、出ている情報から特徴などを比較します。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

遅れを取っているプルームテック

プルームテック本体の画像

2018年になってからプルームテックの販売網が拡大しています。4月からコンビニ販売地域を拡大し、更に市場展開を広げています。

が、競合のフィリップモリスのアイコス並びにBATのグローはそれ以上の速度で展開を進め、プルームテックは2018年6月より全国展開を行いましたが「やっとか・・・」という状態であったのは間違いありません。

このシェア争いに負けている現状に対して、JTは非常に問題意識があるようで、先日のJTの株主総会でもJTの株価低迷の原因は「加熱式タバコの波に乗り遅れたこと」と社長が述べている程です。

そこでプルームテックがこの状態を打破するために取り組む施策が、プルームテック本体の3タイプ化です。

プルームテック本体が3タイプ化

プルームショップで買えるもの

プルームテックの新型!?という話題は、先月のJTの発表でも既に出ていましたが、「まさか3種類とは・・!」という感じでこの発表にはびっくりしました。

気になる3タイプにはどのような違いがあるのか・・というと、以下のような違いがあるようです。

 専用たばこ温度
タイプ1たばこカプセル低温度
タイプ2たばこカプセル低温度
タイプ3たばこスティック高温度

要は、

  • 専用たばこはどのようなタイプ?
  • 加熱温度は低い?高い?

この二つの観点で違いが出てくる模様。それぞれどのようなものになるのか、現時点では予想になりますが見ておきましょう。

タイプ1:通常型プルームテック

プルームテックの画像:3つのパーツから成る

はじめにタイプ1、通常版プルームテックは、つまるところこれまでのプルームテックと同じものです。

そう、今回の3タイプ化は、これまでのプルームテックが旧型になるわけではないのです。多分ここが一番重要なところかもしれません

例えばアイコスの場合、今ではいわゆる旧型の「IQOS 2.4」が2016年に発売され、その後新型である「IQOS 2.4 Plus」が発売した際、旧型から新型への乗り換えが発生しました。

それを考えると今回新型プルームテックが出たとしても、「新しいものの方が優れている」という位置づけではなく、あくまで選択肢を増やすということのようです。

なのでこれまでのプルームテックは、これまでのように製造販売されます。

タイプ2:煙量増型プルームテック

ベイプは「爆煙」として知られる

続いてのタイプ2、煙量増型プルームテックは、新しいタイプのプルームテック本体となります。「煙増」と書いていますが正しくは「水蒸気量増」という意味です。

プルームテックは水蒸気が発生する加熱式タバコですが、特徴としてアイコスがグローに比べてより排出される水蒸気量が少ないという特徴があります。

これはメリット…でありつつも人によってはもっと吸った感が欲しいという声もあるのでデメリットでもある。そのような方向けに発生する煙量が多いタイプの発売をするということですね。

Vapeなどはいわゆる「爆煙」という名称があるほどに水蒸気が発生します。そのような形になるのか?はまだ不明。

タイプ2はあくまでプルームテックのカートリッジと電池の容量を増やすことで水蒸気量を増やすそうなので、通常型と同じくたばこカプセルをそのまま利用します。

プルームテックの「たばこカプセル」は一箱に5個入り。1つのカプセルにつき通常のタバコ約4本分が吸える
煙増タイプも、たばこカプセルは同様

タイプ3:高温加熱型プルームテック

新型プルームテック

最後がタイプ3、高温加熱型プルームテックは、もちろん新しいタイプのプルームテック本体となります。

タイプ1のプルームテック、つまり現在発売されているプルームテックはいわゆる低温加熱の加熱式タバコと呼ばれています。発生温度は実に30度程度。

一方、アイコスやグローは300度程度も本体加熱がされています。プルームテックの約10倍の高加熱ということなんですね。

つまり、高加熱型プルームテックとは、文字通り専用たばこを加熱する温度がアイコスやグローと同じ程度の温度になることになります。

そのために、「専用たばこ」が現在の「たばこカプセル」ではなくなり、ヒートスティックやネオスティックなどの紙巻たばこ状のたばこスティックを本体に差し込む形になります。

アイコスホルダーにヒートスティックをほんのり挿入
高加熱型プルームテックはアイコスのように「たばこスティック」型の専用たばことなる

新型プルームテックの発売日・価格は?

ここまで3種類の新型プルームテックを見てきました。改めて一覧にすると以下のとおりです。

 特徴専用たばこ温度
タイプ1通常たばこカプセル(これまでと同様)低温度(約30度)
タイプ2煙増量たばこカプセル(これまでと同様)低温度(約30度)
タイプ3高温加熱たばこスティック(アイコスやグローと同様)高温度(約300度)

気になってくるのが発売日と価格ですね。

改めて、プルームテックの全国展開は2018年9月と発表されています。新型プルームテックはその後の発売とのことですが、おそらく2018年年末となるでしょう。

たばこ増税後の発売?

実は2018年10月、たばこ業界に大きな変革が起こります。それは、加熱式タバコの増税です。

たばこ増税決定!加熱式タバコも対象 アイコス・プルームいくら値上げする?

アイコス・プルームテック・グローなど加熱式タバコを対象にした段階増税が10月より開始されます。もちろんその際に専用たばこの価格が上昇する予定です。

この増税後、市場動向を見ながら2018年末〜2019年初頭にかけて発売を行うそうです。

「プルーム・テック・プラス」と「プルーム・エス」を画像と動画で解説

新型プルームテックの価格は未定

価格についてはまだ未定です。ただ間違いないのはタイプ3である高温加熱型についてはより高い値段となるでしょう。

現状プルームテックは本体リニューアルなどもありかなり安い定価設定となっています(3,000円)。一方アイコスは7,980円グローは2,980円(本来の定価は8,000円)です。

各加熱式タバコメーカーともに値下げ戦略をとっていますが、本来はプルームテックが一番安い形でした。この価格差はもちろん必要加熱に伴う性能差から生じています。

そこから予想するに、高温加熱型のプルームテックにいたっては、6,000円〜10,000円の間くらいが妥当でしょうか?

全国展開も果たして400万人ユーザーも突破し段々と存在感が増してきたプルームテック。新型プルームテックについて価格含めて更に詳細が出てきたら、毎月プルームテックの最安値価格をまとめている記事でも更新していきたいと思います。

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