こんにちは!アイコスさん(@iqossan)です。
2026年5月8日、JT(日本たばこ産業)が紙巻きたばこの「キャメル・クラフト」と「ナチュラル アメリカン スピリット」全25銘柄について、2026年7月1日からの値上げ認可申請を財務大臣に提出しました。
2026年4月の加熱式たばこ全品値上げの興奮も冷めやらぬ中、紙巻きたばこにも値上げの波がやってきた格好です。今回はキャメル・クラフトが 450円→470円(+20円)、ナチュラル アメリカン スピリットが 420円→440円(+20円)。コスト上昇による値上げとされています。
本記事では、JT が認可申請した25銘柄の全リスト、値上げ理由、過去の値上げ履歴、そして加熱式たばこへの影響まで詳しく整理していきます。
アイコスさん2025年6月の紙巻き全体値上げから1年。今度は JT 単体ブランドのみの値上げです。紙巻きユーザーには厳しいニュース・・・
JT が値上げ認可申請を提出した経緯と理由
※ アイキャッチは過去の値上げ記事のバナーを流用しています。本記事専用のバナー作成は主筆判断で。
JT は2026年5月8日のプレスリリースにて、値上げの理由を「昨今の物価高騰等により、たばこ製造コストの上昇が継続する中、お客様にご満足いただける品質及びブランド価値を維持することが極めて困難な状況」と説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 認可申請日 | 2026年5月8日 |
| 申請先 | 財務大臣 |
| 実施予定日 | 2026年7月1日(認可後) |
| 対象 | キャメル・クラフト 全18銘柄 + ナチュラル アメリカン スピリット 全7銘柄 = 計25銘柄 |
| 値上げ幅 | キャメル・クラフト +20円(450円→470円) / NAS +20円(420円→440円) |
| 理由 | 製造コスト上昇による品質維持困難 |
| 一次ソース | JT 公式プレスリリース 2026-05-08 |
2025年6月にも JT は紙巻きたばこの値上げを実施しており、わずか1年強で再度の値上げに踏み切る形となりました。物価高騰による製造コスト上昇は加熱式・紙巻き問わず業界全体の課題で、今後も継続的な値上げが続くことが予想されます。
「認可申請」とは何か?
たばこ事業法では、たばこの小売定価変更には財務大臣の認可が必要と定められています。今回 JT が「値上げ申請」ではなく「認可申請」と表記しているのは、申請段階であって正式認可がまだ降りていないため。一般的には申請から実施までは1〜2ヶ月で認可される慣例です。
「キャメル・クラフト」全18銘柄の改定対象リスト
キャメル・クラフトは紙巻きたばこの中堅価格帯のブランド。今回の改定で全18銘柄が一律 450円 → 470円(+20円)に値上げされます。
| 銘柄名 | タール値 | ニコチン値 | 本数 | 現行 | 改定後 |
| キャメル・クラフト・14・ボックス | 14mg | 1.2mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・12・ボックス | 12mg | 0.7mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・10・ボックス | 10mg | 0.7mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・6・ボックス | 6mg | 0.5mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・3・ボックス | 3mg | 0.2mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・1・100’s・ボックス | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・5・ボックス | 5mg | 0.4mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・1・100’s・ボックス | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・8・ボックス | 8mg | 0.4mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・5・ボックス | 5mg | 0.3mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・1・100’s・ボックス | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ペアーカプセル・8・ボックス | 8mg | 0.4mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ペアーカプセル・5・ボックス | 5mg | 0.3mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・1・100’s・スリム | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・5・100’s・スリム | 5mg | 0.4mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・1・100’s・スリム ※ | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・5・100’s・スリム | 5mg | 0.4mg | 20本 | 450円 | 470円 |
| キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・1・100’s・スリム | 1mg | 0.1mg | 20本 | 450円 | 470円 |
※ キャメル・クラフト・メンソール・1・100’s・スリム は、2025年6月以降、JT の在庫売り尽くしをもって販売を終了し、廃止されます。値上げのタイミングで一部銘柄が整理される形です。
キャメル・クラフトは Boxタイプ + 100’s スリムの2形状、レギュラー / メンソール / カプセル系(ベリー、ペアー)と幅広いラインナップを展開しています。1本あたりの単価は 470円÷20本 = 23.5円 となり、450円台から470円台へ移行することで「中価格帯紙巻き」の価格レンジが微妙にシフトする形です。
「ナチュラル アメリカン スピリット」全7銘柄の改定対象リスト
ナチュラル アメリカン スピリット(通称 NAS)はオーガニックリーフを使用した自然志向の紙巻きたばこ。コアファンに長く支持されてきた銘柄です。今回の改定で全7銘柄が一律 420円 → 440円(+20円)に値上げされます。
| 銘柄名 | タール値 | ニコチン値 | 本数 | 現行 | 改定後 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック リーフ ターコイズ14本入 | 12mg | 1.6mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック リーフ ゴールド14本入 | 6mg | 0.8mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック リーフ ONE14本入 | 1mg | 0.1mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット ライト14本入 | 8mg | 1.0mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック ミント ライト14本入 | 9mg | 1.1mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック ミント ウルトラ ライト14本入 | 5mg | 0.6mg | 14本 | 420円 | 440円 |
| ナチュラル アメリカン スピリット オーガニック ミント ONE14本入 | 1mg | 0.1mg | 14本 | 420円 | 440円 |
NAS は 14本入りパッケージ という独自仕様も特徴で、1本あたりの単価は 440円÷14本 = 約31.4円。改定前は 30円ジャストでしたが、改定後は約 31円台に上昇します。20本入り換算すると 440円×20÷14 = 約629円 となり、テリア(620円)よりも高くなる計算です。



14本入り=必然的に少なめパッケージ、しかも改定後は20本換算で630円相当・・・コアファン以外には手を出しにくい価格帯になりますね。
過去の値上げ履歴と加熱式たばこへの影響


2024年〜2026年のたばこ業界の値上げを時系列で整理してみました。紙巻き・加熱式問わず、毎年のように値上げが発表されている状況がよく分かります。
直近の主要値上げ履歴
| 実施日 | 対象 | 値上げ内容 | 主な理由 |
| 2024年10月 | JT 紙巻き多数 | +30〜50円 | たばこ税増税 |
| 2025年6月 | JT 紙巻き全般 | +20〜30円 | 製造コスト上昇 |
| 2025年9月 | Ploom メビウス | +20円(500→520円) | 製造コスト上昇 |
| 2025年10月 | BAT 加熱式・オーラル | (2025年12月実施分含む) | 製造コスト上昇 |
| 2025年12月 | BAT 加熱式・オーラル | 段階的改定 | 製造コスト上昇 |
| 2026年1月 | BAT 加熱式・オーラル | 段階的改定 | 製造コスト上昇 |
| 2026年4月1日 | IQOS テリア・センティア | +40円(580→620円 / 530→570円) | たばこ税増税 |
| 2026年4月1日 | Ploom メビウス・キャメル・エボ | +30円 | たばこ税増税 |
| 2026年7月1日 | キャメル・クラフト + NAS(25銘柄) | +20円 | 製造コスト上昇 |
紙巻きから加熱式への乗り換え動機が一段と強まる
今回の値上げで紙巻きユーザーが感じる「なら加熱式に乗り換えるか」という動機は確実に強まる流れです。具体的にコスパで見てみると以下のような構図になります。
| カテゴリ | 銘柄 | 1本単価(改定後) | 20本パッケージ価格相当 |
| 紙巻き(中価格帯) | キャメル・クラフト | 23.5円 | 470円 |
| 紙巻き(プレミアム) | NAS(14本入) | 31.4円 | 約629円相当 |
| 加熱式(テリア) | テリア レギュラー | 31円 | 620円 |
| 加熱式(センティア廉価) | センティア | 28.5円 | 570円 |
| 加熱式(Ploom Mevius) | メビウス | 27.5円 | 550円 |
| 加熱式(Ploom Camel) | キャメル | 26.5円 | 530円 |
NAS 改定後は 1本31.4円 → テリア レギュラー(31円)とほぼ同等の単価になります。「同じコストなら加熱式の方が臭いも少なく健康リスクも紙巻きより低いとされる」という選択肢が紙巻きユーザーの目にもより魅力的に映るはずです。
キャメル・クラフトは引き続き紙巻きの中では安価ですが、加熱式の Ploom キャメル(530円)と比較すると20本あたり60円安いだけ。月20箱(1日1箱)で計算すれば月1,200円差。1本ずつ吸う「機会数」をデバイスでコントロールできる加熱式に分があるとも言えます。
2026年7月1日の値上げに向けた準備とまとめ
JT による紙巻きたばこ「キャメル・クラフト」と「ナチュラル アメリカン スピリット」全25銘柄の値上げは、認可されれば2026年7月1日から実施される見込みです。値上げ幅は20円と限定的ですが、コアファンには影響あり。
紙巻きから加熱式への移行を検討中の方は、テリア・センティア・Ploom 各シリーズのフレーバー比較を踏まえて移行先を決めるのが賢明。アイコスさんでは加熱式の全銘柄レビューを継続的にアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。










※ たばこ事業法に基づき、たばこの小売定価改定は財務大臣の認可が必要です。本記事の情報は JT 公式プレスリリース(2026年5月8日付)に基づきます。実施日や対象銘柄は認可状況により変更される可能性があります。20歳未満の方の購入・使用は法律で禁止されています。


