新型の加熱式タバコ「パルズ」とはどんな機体なのでしょうか?
この記事では、これまでの加熱式タバコであるアイコス・プルーム・グローと、「パルズ」のスペックを比較していきたいと思います。そこから見えてきた絶妙な違いとは?
パルズは加熱式タバコのアレコレを解決する
「パルズ」は、マイブルーと同じ製造会社インペリアルタバコジャパンから発売される、新型の加熱式タバコです。
「欲しい」を形にした加熱式タバコ
というのがキャッチコピーとなっており、既存の加熱式タバコとは違う機能が多く含まれています。
第4の加熱式タバコ「パルズ(PULZE)」登場!特徴はアレもコレもできることその筆頭機能が、「温度調整」で可能になった「吸いごたえ調整」です。
加熱式タバコでは満足感が得られない− そんな声に対応して作られた機能だそうです。
これらの他にも、パルズは携帯性やデザイン性、価格面でも、他加熱式タバコを強く意識した設計となっています。
アイコス・プルーム・グローとも比較して見てみましょう。
パルズと新型アイコスをスペックで比較する
まずは、実際スペックで比較すると、他加熱式タバコとどのような違いがあるか見ていこうと思います。
最初は一番わかりやすく、アイコス3・アイコス3マルチとパルズを比較してみました。
パルズ | アイコス3 | アイコス3マルチ | |
---|---|---|---|
サイズ(mm) | 高さ:127 横幅:24 奥行:14 |
高さ:114.7 横幅:46.3 奥行:22.3 |
高さ:119.3 横幅:25.4 奥行:15.1 |
重さ | 56g | 125g | 50g |
標準カラー | 2色 | 4色 | 4色 |
連続使用 | ○ | ✕ | ○ |
連続使用本数 | 20本 | – | 10本 |
フル充電時間 | 90分 | 120分 | 75分 |
加熱温度選択 | ○:標準・エコモード切り替え | ✕ | ✕ |
セーフティロック | ○ | ✕ | ✕ |
本体価格 | 6,980円 | 10,980円 | 8,980円 |
フレーバー価格 | 460円:レギュラー・ミント 480円:カプセルメンソール |
500円:ヒートスティック 470円:ヒーツ |
500円:ヒートスティック 470円:ヒーツ |
アイコス3とアイコス3マルチについては以下の記事で詳しく解説中。
アイコス3とマルチを半年使ってみた!IQOS本体を種類毎にレビュー【動画で比較】サイズと重さ
まずサイズ感ですが、アイコス3マルチが一番長いだろうと思ったら、パルズの方が長いことがわかりました。意外と縦長のモデルですね。
重さもアイコス3マルチと似通っており、かなりアイコス3マルチライクな形状なことがわかります。
連続使用が強いパルズ
連続使用が可能となっており、その本数も20本連続利用することが可能とのことです。
マルチは10本なので倍の本数です。ここはグローと近しい強さがありますね。
付加機能が多いパルズ
パルズは、”「欲しい」を形にした加熱式タバコ”という名称そのままに、様々な機能が付いています。
例えば、温度選択で吸いごたえの強さ調整をすることができたり、チャイルドロック機能などもあります。
パルズの方がアイコスより安い
また、価格面でもパルズは結構頑張っています。
パルズ本体価格
- パルズ本体価格:6,980円
アイコス3が1万円を超え、アイコス3マルチが8,980円という設定の中、パルズは6,980円とマルチよりも2000円安い価格設定となっています。
フレーバー価格
- iDスティック価格
- レギュラー・ミント:460円
- カプセルメンソール:480円
フレーバー価格も460円が標準価格となっており、ヒートスティックより40円安く、ヒーツよりも10円安い価格設定となっています。
アイコスを意識した機能・価格設定
パルズをこうスペック実数で見ると、機能面や価格面で、完全にアイコスを意識した価格設定になっていることがわかります。
パルズのプレスリリースでは
現状の加熱式タバコに対するニーズに応える最先端機能とデザイン性を備えた新しい加熱式タバコ
と表現されており、そのベンチマークは確実にアイコスでしょう。
グロー・プルームエスの戦略に近いパルズ
また、この価格設定感や機能感を見ると、「グロー」や「プルームエス」の戦略に近しい気もします。
両機も高温加熱式タバコですが、価格では確実にアイコス以下を意識した価格設定を行いユーザーを引き寄せ、アイコスにない機能差でしっかり取り込もうとしています。
アイコス・プルーム・グローとの違い
パルズは、初登場の段階から「他の加熱式タバコとは違う」ということを大きく打ち出したプロモーションをしています。
アイコスとパルズの違い
スペック表で見たとおりですね。パルズはかなりアイコスを意識して機能差を作り出しているように感じます。
プルームテックとパルズの違い
「プルームテック」と「パルズ」を比較すると全然違います。
「プルームテック」と「プルームテックプラス」は低温加熱式タバコです。パルズは高温加熱式タバコなので、味わいや使い勝手は当然異なります。
プルームテックプラスを1ヶ月使った感想|プルームテックとの違いと良い点悪い点一方で、「プルームエス」と「パルズ」は似通った戦略性を感じます。
プルームエスの温度設定は200℃とパルズとは異なりますが、両機ともアイコスにない機能・デザインという点をかなり意識して設計が成されていますように感じます。
例えば、プルームエスの”デザインの可愛さ”は他の加熱式タバコにはない特徴になっています。アイコスとはまた違う可愛さがあります。
プルームエスの人気カラーは?全8色の新型プルームテックをレビュー比較一方、パルズのデザインは若干メタリックな印象なのでアイコスと近しいです。しかし、機能面ではクイッククリーニング機能なども付随されており、この点では大きくアイコスやプルームエスとも違いがありそうですね。
グローとパルズの違い
もしかしたら、「パルズ」が一番似ているのは「グロー」かもしれません。
グローが初めて仙台限定発売した際も、”新しい加熱式タバコ”としてアイコスにない機能(連続利用)を押し出して販売を開始。値段も当初8,000円だったのを競争激化の末どんどんと安くし、一時は2,980円で購入も可能となりました。
【戦い方】としては非常に似ています。
ただし、フレーバーの雰囲気を見る限り、グローとパルズは違っていそうです。グローは最近完全に”紙巻きタバコライク”な味わいを追求しています。
新フレーバーも!glo(グロー)全23種類のネオスティックを味レビュー比較【カプセルメンソール・neo追加】一方、パルズの味わいはどちらかというとアイコス寄り…いわゆる加熱式タバコ寄りな印象を受けます。
こういった”味わい”という観点で、機能差を見出してくるでしょう。
既存加熱式タバコにない絶妙な立ち位置
こう見ると、パルズはアイコス・プルームシリーズ・グローにない、絶妙な立ち位置でスタートしており、そしてそれを伝えようとしています。
似たような商品展開しても意味がないので当然…といえば当然ではあるのですが、よくここを見出し進出したな!というのが率直な感想です。
ただし!「絶妙な立ち位置」と表現したところに全てが詰まっており、
ここをユーザーがどの程度評価するか。
そして、評価された結果どの程度シェアが拡大するか。
これからのパルズ、ないしインペリアルタバコジャパン社の腕が問われます。
同社のマイブルーはデザイン性やプロモーションを含め成功しているように感じます。
マイブルーを吸った評価と感想|コンビニで買えた「myblu」をレビューパルズは果たしてどうなるのか、注目ですね。引き続き情報をお伝えしていきます。
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