プルームテックプラスを発売日前に先行入手して、1ヶ月使い続けた感想をまとめました!
販売終了になってしまったプルームテックプラスですが、まだ持っている方や、最近手にいれたばかりという方は本記事を参考にしてみてください!
今回は、プルームテックプラスを使い続けることで、「プラスならでは」の良いところと悪いところについて紹介します。
デバイス自体の評価だけでなく、JTの加熱式たばこデバイス「プルーム・テック」と「プルーム・テック・プラス」は何が違って何が良いのか含めて、お伝えしたいと思います。
プルームテックプラスを1ヶ月使ってみた感想
プルームテックプラスは、プルームSと同時発売されました。
結論から言うと、プルーム・テック・プラス、かなり良いです。
「低温加熱式タバコ」という点では、「プルームテック」と「プルームテックプラス」は、同様のカテゴリになります。
ただ、1ヶ月使ってみて思ったのは
この2機種、似てるけど…違うぞ!?
ということでした。
何が違うのか。まず、「機体」として様々な点が両機では異なります。例えば、
- 構造
- 使い方
- 吸いごたえ
とかは、もう見た目から違いますよね。
そしてこの記事で特に注目するのは、こういった変化は、更に相乗効果というか、相乗変化を起こしているという点です。例えば、
- 利用シーン
- 気軽さ
- 加熱式タバコならではの「わかりづらさ」
は、明らかに「プルームテック」と「プルームテックプラス」で異なっていると思います。
プルームテックプラスを一ヶ月使った上での、真の比較を以下にまとめていきます。
「プルームテック」と「プルームテックプラス」はここが違う
スペックで比較する
まず、「プルームテック」と「プルームテックプラス」のスペックを比較してみましょう。
デバイス スペック | Ploom TECH | Ploom TECH+ |
---|---|---|
フル充電時の使用可能パフ数 (カプセル本数) |
約250パフ (カプセル5本) |
約250パフ (カプセル5本) |
1カプセルあたりパフ数 | 約50パフ (最大120秒=2.4秒/1パフ×50パフ) |
約50パフ (最大120秒=2.4秒/1パフ×50パフ) |
加熱温度 | 30℃ | 40℃ |
ボタン | 無し (吸引による電源オン) |
有り電源オン・オフ、カプセル交換通知解除 (吸引中のボタン操作は不要) |
カプセル交換通知 | LED青40回点滅 (点滅終了後、使用可能) |
LED青・紫40回点滅 (点滅中に3秒間ボタン押下で使用可能) |
バッテリー残量通知 | 青→赤(0%) | 青 (>21%) 紫 (20-1%) 赤 (0%) |
充電時間(フル充電) | 約90分 | 約90分 |
充電方式 | 専用USBチャージャー | マイクロUSBケーブル |
価格 | 2,500円 | 2,980円 |
たばこ種類 | 9種類 | 24種類 |
利用パフ数や充電時間は同様なものの、加熱温度やボタンの有り無しなど異なっています。
これらのスペックの違いは、利用してみて変化を強く感じる点と感じない点がありました。
以下使ってみた上での感想で比較してみます。
使ってみた感想で比較する
①:味わいが違う
まず、味わいが違います。しっかり比べちゃうと「全然違う」という領域にまで達する勢いです。
「プルームテックプラス」を吸った後に「プルームテック」を吸うと、
薄っすい!
ってなります。そのくらい、プルームテックプラスの味わいは強くなっています。
プルームテックプラスは、+10℃分、発生する水蒸気(ベイパー)量が多くなっています。
タバコの吸いごたえは煙と濃さで変わってくるというのは喫煙者にとっては馴染み深いと思いますが、プルームテックプラスは、それが愚直に高まっています。
「プルームテック」と「プルームテックプラス」は、どちらも専用タバコが”カプセル”タイプです。でも、味わいが大きく異なっているんですよね。
その違いがあまりに気になって、カプセルを分解して検証もしてみました。
このカプセルを…切って見ました。
結果としてわかったのは、たばこカプセル内のたばこ葉量はほぼ同様。もしくはプラスの方が若干多いかな?という程度の違いしかありませんでした。
つまり、「プルームテックプラス」の吸いごたえの秘密は、+10℃にあるのは間違いがなく、そして
- たばこカプセル葉量
- カートリッジの内容
全てが最適に調整されることで、この強い吸いごたえを実現しているということがわかりました。
②:利用方法が異なるので”利用シーン”が違う
私はけっこうデスクワークを行うのですが、この観点でいうと「プルームテック」の方が良いです。
なぜなら、プルームテックプラスの方が場所を取るから。
プルームテックはスタンドに挿して置いておけますが、プルームテックプラスは、”転がらない”アクセサリーを付けてもやっぱり場所を取ることに違いはないからです。
机に向かって座っている時は、プルームテックの方が良いなぁと思うことがあります。そうなってくると、自ずと利用シーンが異なってきました。
デスクにいる時はさらっとプルームテックで、外ではプラス…そんな使い方が定着しそうです。
③:電源ボタンの有無から”気軽さ”が違う
ただし、プラスを使い続けて思ったのは「プルームテックプラス独自の気軽さがある」ということです。
それは、”電源ボタン”に隠されていました。
プルームテックプラスのボタンを3回カチカチカチッと押せば、電源が入り、長押しでオフになる。
この仕組みが、逆に気軽さを創出させています。
例えば、喫煙所でちょっと吸ってすぐに立ち去るとかが、プルームテックより気軽になった気がします。
本当はプルームテックの方が電源ボタンを押すことなく利用できて気軽…なんですが、なぜだかボタンを明示的に押すという行為が「始まり」と「終わり」を自分の中の認識として捉えることが出来るんです。
この仕組みが、「プルームテックプラスの方が気軽に使える」と思わせる場面がたまにありました。
プルームテックプラスの良いところ
プルームテックプラスを一ヶ月使った上で、見えてきた良いところをまとめます。
「クリーンな強さ」に大満足
まず第一は、その”吸いごたえ”です。プルームテックプラスはまさにクリーンに強い味わいに仕上がっています。
「強いタバコ」
と聞くと、煙っぽいとか、喉がやられるとか、そういう強さをイメージしませんか?
プルームテックプラスの「強い」はそういった害のある強さを感じることがありません。「クリーンに強い」という説明がぴっったりくると思います。
プルームテックのニオイや有害性の少なさをそのままに、強い味わいになったのが「プルームテックプラス」なので、その絶妙な味わいは本当に大満足です。
【2024年最新】本体は980円!コンビニで買えるプルームテックプラス/ウィズ全種類フレーバーランキングボタンがやっぱり便利
プルームテックプラスの「電源ボタン」がやっぱりなんだかんだいって便利でした。
というか、加熱式タバコにボタンはやっぱり必須なのか…と思ったほどです。かゆいところに手が届く感が強い。
ボタン押下でできる動作は大きく3つあります。
- 電源を入れる
- 状態を確認する
- 電源を切る
それぞれ便利ですが、例えば、今「電池はどれだけ残っているか?」は、ボタンを押せば一発でわかります。
「プルームテック」はその点、吸わないと電池残量を確認することが出来ません。
また、電源オンオフもやはりボタンで操作した方が直感的でわかりやすいです。
…ただ、慣れないと少し操作がややこしいところがあります。それについては後述する「悪いところ」にて紹介します。
カートリッジの残量がわかるのが画期的
むしろなぜ今まで確認できなかったんだ。
と思うほどに便利なのが、カートリッジ残量を目視で確認できるようになったことです。
これまでプルームテックは、カートリッジ残量は謎に包まれていました。
この筒状のものの中に、リキッドが入っている…はずなんですが、どれだけ入っているか、もはや本当に入っているかすらわかりません。
少し話はそれますが、「電子タバコ」は自分でリキッドを補充する必要があるのでわかりやすい、というよりわからないと補充も出来ないので、絶対残量の確認はできるものでした。
カプセル余る問題が解決!?プルームテック互換機にもなる電子タバコ「vPen」をレビューしかし、プルームテックは操作を簡易的にするために、ここを隠していたのです。
一方、プルームテックプラスは、カートリッジが透明になっていてリキッドの残量が一目瞭然にわかります。
その分、見た目が少しガジェット感が出ているのですが、それもまた一興…。非常に便利になりました。
プルームテックプラスの悪いところ
良いところあれば、悪いところも見えてきちゃいました…。ここからはプルームテックプラスを一ヶ月使った上でのbadポイントを挙げていきます。
カプセルを買うのがめんどくさい!
なんといってもまずはコレ。プルームテックプラスの専用たばこカプセルを補充するのが面倒です。
プルームテックプラスは、現在コンビニでの取り扱いがないので、専用タバコを購入するにはインターネット通販でわざわざ買わなければいけません。
この問題は、全国展開が進むことで段階的に解決します。。。が、それまではやっぱり面倒!はやく全国展開して欲しいですね。
「プルームテックプラス」と「プルームS」コンビニ発売日決定|都道府県毎に段階拡大電源オンオフがわかりづらい
プルームテックプラスの「電源ボタン」は、確かに便利です。ただ、たまに
これ、どういうこと…。
みたいな状態になることがあります。はっきり言って、けっこうあります。使ってたら絶対誰でも経験すると思います。
まず、電源オンの動作が「ボタンを三回押す」なんですが、本当に押せてるのかわからない。
なんとなく経験的に、ボタンを二回連続で押すのはわかるんです。でも三回押すという行為が、これちゃんとできてるの?と初めはやっぱり思いました。
また、逆に電源を落とす時の動作が「ボタンを長押し」なんですが、思ったより長押しが必要で、「え、この感じで本当に電源落ちてるの?」と、よくなります。
電源落ちてるのに、吸って確認したことが何度があります!(絶対プルームテックの名残…)
というか、電源落とすのが長押しなら、電源つけるのも長押しにしてくれ。もしくはどちらも3回押しにしてくれ!
特に、アイコスやグローの長押しに慣れていると、初めは違和感を覚えると思います。
【説明書】アイコス3デュオの使い方マニュアル【動画&画像】カプセルの(気軽な)替えが面倒
これはもうどうしようもないんですが、カプセルの気軽な替えが少し面倒です。
どういうことかというと、(素晴らしい話なんですが)プルームテックプラスのフレーバーは全て、たばこカプセルとカートリッジがフレーバーに合わせてセットになっています。
つまり、カプセルに合わせてカートリッジが異なっているんです。
見てきた通り、プルームテックプラスの味わいを高めるためにこのようになっているのですが、これが逆に少し面倒だったりもします…。
だって、プルームテックの味って替えたくなるんです。レギュラーのマイルドブレンド吸ってたら、ローストブレンドも吸ってみたくなるんです。そんな時に、カプセルだけの交換なら「ササッ」と出来るんですが、カートリッジの交換も一緒にしないとならないので、少し面倒です。ここばっかりは気軽ではありません。
最近「プルームテック」も、フレーバー毎にカートリッジが専用のものになってきました。
プルームテック2種類のレギュラーフレーバーがリニューアル!メンソールは?なぜ今?でも、メンソールはメンソール統一カートリッジ、レギュラーはレギュラー統一カートリッジが基本です。
「プルームテックプラス」は味わいにとことんこだわる代わりに、この少しの面倒が発生しています。
机の上で邪魔になることがある – スタンドが欲しい
これは完全に個人的要望なんですが、「プルームテックプラス対応スタンド」が欲しい…!
プルームテックプラス専用アクセサリーの「転がらない輪っか」も便利です。コロコロしないので重宝します。
ただ、プルームテックプラスも棒状じゃないですか…!
プルームテックプラスの大きさだと、転がらなくても、置いとくだけで、どうしても場所を取ってしまうんですよね。。
ただ、前述したとおりスタンドがあれば、そういった悩みもなくなるはず!いつか対応アクセサリーが出てくることを密かに期待しています。
プルームテックを買ったら無料で専用スタンドがもらえた!必須アクセサリーだよプルームテックプラスはおすすめなデバイスだと思う
ここまでプルームテックプラスを一ヶ月使った感想をお伝えしてきました。
最後、悪いところを考え始めたら使ってるだけあって結構出てきてしまいました。
ですが、それらを差し引いてもかなりおすすめな加熱式タバコデバイスだと思います。
アイコスやグロー、そしてプルームテックにも出せない「吸いごたえ」をプルームテックプラスはしっかりと作り出しています。JTはユーザーリサーチを徹底した上で見事なデバイスを作り上げましたね。
次世代機「プルームテックプラスウィズ」も登場
更に2020年には「プルームテックプラス」の次世代機である、「プルームテックプラスウィズ」が発売されていました。
ディスプレイも付いたモデルで非常に使いやすいデバイスだったので少し残念ですね。
プルーム・テックプラスの乗り換え先は?新ブランド「with(ウィズ)」
プルームテックシリーズに代わり、この夏よりJTから加熱式たばこの新ブランド・withが立ち上げられることが発表されました。
withから加熱式たばこ用新デバイスが「ウィズ2」という名称で発売されることになっています。
JT公式サイトを見る限り、プルーム・テック・プラス・ウィズと似た形状となっていますので、プルーム・テックプラスを現在お使いの方は、乗り換え先の候補として気にしてみるといいかもしれません。
アイコスさんでは加熱式たばこの最新ニュースを逐一紹介しています。
これから新たに発売される加熱式たばこについても紹介予定ですので、また見にきてくださいね。