新型プルームテックである「プルームテックプラス」と「プルームエス」を実際に使ってみた感想をまとめます。
2種類の新型モデルをレビュー比較した結果、どちらがおすすめか?それぞれの味や使い方、価格スペックなどを画像と共にお伝えします。
2種類の新型プルームテック
2019年1月29日、プルームテックに二種類の新型モデルが登場しました。
- PloomTECH +(プルームテックプラス)
- Ploom S(プルームエス)
違った性能を持つとされるこれらの機種には、どういった違いがあるのでしょうか?
事実、プルームテック本体とそれぞれの専用タバコには、バラバラの価格設定がされています。
比較 | PloomTECH | PloomTECH + | Ploom S |
---|---|---|---|
本体価格 | 3,000円 | 4,980円 | 7,980円 |
専用タバコ価格 | 490円 | 500円 | 480円 |
この価格差に隠された秘密とは?どういった性能差があって、こういった価格差が生まれているのでしょうか?
また、人によっては「今売られているプルームテックは旧型になってしまって、新しいのを買わないといけないの?」だったり、気になることが変わると思います。
- プルームテックを持っているが買い替えようか…
- アイコスを使ってたけどプルームテックも使ってみたい…
- ちょうどプルームテックが壊れたし…
- 紙巻きたばこから加熱式タバコに変えてみたい…
様々な想いがあると思います。
当サイトでも新型プルームテックについてお伝えしていますが、今回発売前に入手できた新型2機体を徹底的に利用しましたので、その比較とそれぞれのおすすめ点をお伝えしていきます。
プルームテックプラスをレビュー
はじめにプルームテックプラスについてみていきましょう。
プルームテックプラスは、プルームテックと同じく「低温加熱型」の加熱式タバコです。
低温加熱とは何かというと、蒸気を発生させるために加熱する温度が、40℃と低温設定になっていることに由来します。
結果プルームテックプラスは、ニオイと健康懸念物質が非常に少ない加熱式タバコとなっています。
実際に利用してみましたが、確かにニオイは少なかったです。PloomTECHと同じくらいか少しするかな?くらいです。
でも、「濃さ」と「水蒸気量」がプルームテックより上でした。
プルームテックよりプラスの方がニオイが強いとしたら、発生する水蒸気量がプラスの方が多いからかと思います。
通常「プルームテック」もプラスと同じく「低温加熱型」です。ただし温度が異なり30℃となっています。
PloomTECH | PloomTECH + | Ploom S |
---|---|---|
約30度 | 約40度 | 約200度 |
この10℃の違い分、「PloomTECH +」には吸いごたえが文字通りプラスされているわけです。
プルームテックプラスの特徴
- プラスはプルームテックと同じく低温加熱型
- プラスの方が10℃加熱温度が高い
- そのため濃さと煙量が多い
プラスの性能と価格を詳しく見ていきましょう。
プラスの性能・価格
わかりやすいように、プルームテックとも合わせて見てみます。
デバイス スペック | Ploom TECH | Ploom TECH+ |
---|---|---|
フル充電時の使用可能パフ数 (カプセル本数) |
約250パフ (カプセル5本) |
約250パフ (カプセル5本) |
1カプセルあたりパフ数 | 約50パフ (最大120秒=2.4秒/1パフ×50パフ) |
約50パフ (最大120秒=2.4秒/1パフ×50パフ) |
ボタン | 無し (吸引による電源オン) |
有り電源オン・オフ、カプセル交換通知解除 (吸引中のボタン操作は不要) |
カプセル交換通知 | LED青40回点滅 (点滅終了後、使用可能) |
LED青・紫40回点滅 (点滅中に3秒間ボタン押下で使用可能) |
バッテリー残量通知 | 青→赤(0%) | 青 (>21%) 紫 (20-1%) 赤 (0%) |
充電時間(フル充電) | 約90分 | 約90分 |
充電方式 | 専用USBチャージャー | マイクロUSBケーブル |
価格 | 3,000円 | 4,980円 |
たばこ種類(発売時) | 8種類 | 4種類 |
使用回数やパフ数(吸える回数)は一緒でした。
ただ、デバイス機能が異なります。大きな点は、プラスにはボタンがあるところ。
通常プルームテックは、吸うと自動で電源が入りますが、プルームテックプラスは電源ボタンを押して電源を入れます。
また、電池がどの程度残っているのかも、このボタンで確認することが出来ます。
この違いを便利と取るか、取らないかは人それぞれだと思いますが、私はめちゃくちゃ便利に感じました。
JTもこの問題を認識していた
以前、当サイトが独自にJTに取材に行った際、「プルームテックの悪いところ」として電池残量が分かりづらい点をJTの方に挙げていただきました。
それを考えると、まさにプラスではこの問題が解決されたことになります。
JT本社に直撃取材!プルームテックの良いところ悪いところを聞いてきたプラスの専用タバコ種類・味の違い
プルームテックプラスには、発売時以下4種類のフレーバーが登場しています。
- メンソール
- コールドミント
- クリアミント
- レギュラー
- マイルドブレンド
- ローストブレンド
総じて、プルームテックと比べると、味がしっかりしています。また、やはり煙が多いことを感じますね。
メンソールについていえば、プルームテックの「メンソール」より双方ともに強いです。爽快感を味わいたいならかなりおすすめ。強メンソールを低温加熱型で吸えるとは思いませんでした。
また、レギュラーがこれまた曲者でした。
なんというか…レギュラーのマイルドはほのかに「抹茶感」があり、ローストは「ほうじ茶感」あります。これがちょっと吸ってみてほしい。
簡単にいうと、クセがないレギュラーです。
レギュラーをあまり加熱式タバコだと吸わない方がいると思うんですが、これなら吸えると思います。
「抹茶嫌いなんだけど、ハーゲンダッツの抹茶なら食べれる」アレみたいなやつ!
という謎の感想を初めに覚えた程でした。これは美味しい。
加熱温度が10度変わると味も変わる
10℃違うだけで、こんなに味の表現が変わるのかと思いました。
あえて逆にいえば、繊細な味の表現は通常プルームテックの方が上手なような気もしました。
例えば「梨」フレーバーとか私かなり好きなんですが、この繊細さはプラスにはない。どちらかというと真っ向勝負なメンソールというイメージが強かったです。
プラスの使い方
プルームテックプラスの使い方は、通常「プルームテック」と似てるようで異なります。
パーツを組み合わせるところから見ていきましょう。
この状態になることで、プルームテックプラスはリキッドの残量を確認することができます。これはプルームテックにはできないことで、カートリッジ余りなどがよく発生しましたがプラスでは減りそう。
この状態で吸えることが出来ます。
利用タイミングで、ボタンを3回連続で押すと吸える状態になります。あとは通常プルームテックと同様です。
組み立てが面倒かと思ったがそうでもない
プルームテックプラスを初めて見た時、「パーツが3つ・・?面倒そう。。」と思ったんですが、そんなことありませんでした。
使うとかなり楽で、むしろ通常プルームテックがなんであんなにシンプルなんだと思う程です。
難しそう〜と思う必要はおそらくないのでそこは安心して大丈夫そう。
更に一ヶ月間使い続けてみました
プルームテックプラスの利用を続けて1ヶ月が経過しました。感想としては、ここまで↑書いてきた感想にそこまで相違はなかったということです。
しかし逆に、プルームテックプラスならではの悪い点も見えてきました。
「プルームテックプラスならでは」なbadポイントとは…。詳細は以下にまとめました。
プルームテックプラスを1ヶ月使った感想|プルームテックとの違いと良い点悪い点プルームSをレビュー
続いてプルームSについて見ていきます。
プルームSは、プルームテックとは異なり、「高温加熱型」の加熱式タバコです。
高温加熱とは何かというと、蒸気を発生させるために加熱する温度が、200℃と高温設定になっていることに由来します。
結果プルームSは、紙巻きたばこにかなり近しい味わいを楽しめる加熱式タバコとなっています。
この「高温加熱型」というのは、実はアイコスやグローと同じ温度帯になりますが、プルームSがちょっと面白いのはその中でも温度が低い所です。
Ploom S | IQOS | glo |
---|---|---|
約200度 | 約300度 | 約300度 |
使ってみて思ったのは「100度の違い、侮れない!」ということでした。
プルームSは加熱式タバコの嫌なニオイが少ない
加熱式タバコ、「ニオイがしないよ〜」と言いつつ、なんだかんだニオイします。絶対します。アイコスもグローもニオイします。
これは高温加熱になればなる程、熱するため香ばしいニオイがしてしまうのですが、プルームSはこの独特のニオイがかなり少ないと感じました。
例えば、吸い終わった後のデバイスからするニオイが少ないんです。
温度の違いで味わいも変わりますが、「ニオイ」についても変わってくるようですね。
プルームSの性能・価格
それでは、プルームSの性能を見てみましょう。
デバイス スペック | Ploom S |
---|---|
加熱待ち時間 | 約40秒 |
1本あたり使用可能時間 | 約3分30秒 |
1本あたりパフ回数 | 14回 |
連続使用可否 | 可能 |
フル充電時の使用可能本数 | 約10本 |
フル充電までの待ち時間 | 約90分 |
価格 | 7,980円 |
発売時フレーバー数 | 3種類 |
プルームSはプルームテックと根本的に構造異なり、吸って起動するなどといったタイプではありません。
仕様としてはアイコスとグローといった加熱式タバコと非常に似ています。
それでいうと、性能のみみると連続使用が可能というのは利点でしょうか。
基本的に、アイコスは新型3含めて分離型なのでホルダーの充電が必要になります。新型のマルチが登場するまで、連続使用はできませんでした。
デザインが素敵
性能スペック表には現れませんが、デザインがかなり素敵な点が利用を続けてやはり気に入りました。
この流線形のフォルム…自然界にある有機的なスタイルのような…そして滑らかな肌触り…可愛らしい!!
なにより肌触りがかなり良い感じです。スルッというか、ヌメッというか、シャッというか…、持ち続けられるデザインですよね。
カラーリングも豊富に登場するらしく、このデザイン性は加熱式タバコ界でもかなり一押し。
プルームエスの人気カラーは?全8色の新型プルームテックをレビュー比較プルームSの専用タバコ種類・味の違い
プルームSには、発売時以下3種類のフレーバーが登場しました。
- メンソール
- メンソール
- クールエフェクト
- レギュラー
- レギュラーテイスト
総じて、プルームテックと比べると、もちろん濃いです。味にコクが感じられます。
そして何より、メンソールが強い!
かなり強い。アイコスのメンソールより強いんじゃないか?
ただ、後味は不思議と悪くないものでした。これは多分、200度に秘密があると思います。加熱式タバコ独特のニオイが少ないと言いましたが、その分味わいにもスッキリさが含まれている気がしました。
加熱式タバコだけど「メビウス」
特にレギュラーに思ったのは、かなりメビウスに近いよねということでした。
プルームテックのたばこカプセルも「メビウス」という名称ですが、やっぱり紙巻きたばこの「メビウス」とは違う感覚ありません?
それでいうと、プルームSのレギュラーは、「かなりメビウス」です。ここまでよく表現したなと思う程な感じも受けました。
プルームSの使い方
プルームSの使い方はシンプルです。
一番近いのは、やはりグローでしょうか。
例えば「ライトが4つ点灯する」といった仕様はグローと同様ですよね。
プルームテック以外の加熱式タバコを利用したことはないけど、プルームテック系気になる・・という方はプルームSはかなり入りやすい使い方になっていると思います。
新型プルームテックを比較:選び方
ここまで2種類の新型プルームテックについて詳細に見てきました。その上で選び方を見てみましょう。
- 好みで選ぶ
- 利用シーン(スタイル)で選ぶ
【1】好みで選ぶ
簡単なのは、好みで選んでしまうことです。「私はこれが好き」という確固たる何かがあればこれがおすすめです。
例えば、、
- 周囲が気になるからニオイが少ないのが好き → プルームテック
- プルームテックは弱いのでちょい強め → プルームテックプラス
- 紙巻きたばこほど強いのが好き → プルームS
といった具合です。
【2】利用シーンで選ぶ
(この場合もしかすると「全部揃える」な人も出てくるかもしれませんが…)
JTは、プルームテック一連の商品に対して、シーンで選べることを強調しています。
- 人といて周囲を配慮しないと行けない時 → プルームテック
- もう少しカジュアルで大丈夫な時 → プルームテックプラス
- 1人の時間の時(周囲配慮しないでいい時) → プルームS
といった具合。
自分がどういった時にたばこを吸うかで、購入を分けるというのも良いかもしれません。
プルームテック・プラス・プルームS、どれがおすすめ?
選び方を書いた上で、数日使ってこんな人におすすめだなーと思ったことを丁寧にレコメンドしてみます。
プルームテックがおすすめな人
初めにズドンと言ってしまいますが、
「プルームテック」に良さを覚えている人は無理に新型を買わなくても大丈夫だと思います。
ここまで見てきた通り、「プラス」と「プルームS」は、「プルームテック」とはそもそもの利用シーンが異なる設定です。
プルームテックが好きな人は、ニオイが極限に少ないのじゃないと駄目という人もいるでしょう。そういう方はプルームテックだけでも問題ないと思います。
やはり、ニオイの少なさでいえばプルームテックがダントツです。別に新型が発売されるから販売が終わるというわけではなく、プルームテックはプルームテックとしてあり続けるので、そういう選択も良いと思っています。
プルームテックプラスがおすすめな人
- プルームテックに少し強さが欲しい人
- 高温加熱型を利用していたが、低温加熱も使ってみたい人
は、プルームテックプラスをおすすめします。
プルームテックプラスは前述のとおり、プルームテックがパワフルになったものです。まさに絶妙な立ち位置だと思います。
吸いごたえがありつつも、プルームテックと同等レベルまで、においや健康懸念物質が削減されているとも公式発表されています。この利点にメリットを感じる方はめちゃくちゃおすすめな機体です。
プルームSがおすすめな人
- 紙巻きたばこからプルームテックに乗り換え
- アイコスやグロー利用者だけど、プルームテックなんか…と思っていた人
- 加熱式タバコ独特のニオイが嫌な人
は、プルームSをおすすめします。
プルームSは、とりあえず出した高温加熱式タバコではありませんでした。前述のとおり、加熱式タバコとしての「メビウス」を全うしています。
また、加熱式タバコのあの変なニオイが嫌いな人にもおすすめです。プルームSはかなりそこが軽減されています。
新型プルームテックの購入方法
プルームテック、新型含めたモデルの選び方、自分にあったモデルはなんとなく見えてきたでしょうか?
プラスとエスは2019年1月29日に発売されました。すでに買える状態ですが、売り切れが多発しているので「気になる!」という方は予約するのがおすすめ。方法は以下の記事にまとめていますので、参考にどうぞ。
新型プルームテックプラスとプルームエスの値段と予約購入方法|通販でも買えるようにまた、コンビニ含めた全国展開も決定しました。楽しみですね。
「プルームテックプラス」と「プルームS」コンビニ発売日決定|都道府県毎に段階拡大また、この記事で比較レビューをお届けしましたが、今後数週間使い続けてみての感想レポートもまたお届けしていきたいと思います。
これらの情報が、少しでも参考になれば幸いです。
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