2022年7月21日に発表された、BATの新型加熱式たばこデバイス「glo hyper X2(グロー・ハイパー・エックス・ツー)」を早速使い倒してみました!
グローハイパーX2は、1,980円という低価格デバイスですので、良い点もあればもちろん悪い点もありました。この記事では、そういったメリデメ感想含めて、gloの最新ハイエンドモデルをレビューした記事をお送りしたいと思います。
グローハイパーX2はスタイリッシュでかっこいい&かわいい
まずデザイン面を見ていきましょう。グローハイパーX2の私のファーストインプレッションはこうでした。
「かっこかわいい!」
なんともコンパクトでスタイリッシュにまとまっていて「かっこいい」と思うと同時に、先進性あるデザイン曲線とメタル部分とプラスティックトーン部分が美しく融合されており、見とれてしまいました。一周回って「かわいい」とさえ思いました。デザインはとても良いですね。ほんとにコレ1,980円?
本当にスタイリッシュなので、加熱式たばこに詳しくない方や、詳しい方でもパッと見では、加熱式たばこデバイスということを認識できないかもしれません。そのくらいうまく先進デザインがプロダクトに落とし込まれています。これまでのグローシリーズのデザインとは違うアプローチになっていることを感じますね。
「グローハイパーX2」と「グローハイパープラス」を比較する

非常にスタイリッシュな「グローハイパーX2」ですが、従来のgloである「グローハイパープラス」とどれだけ変わったのでしょうか。実際に並べて比べてみました。
確かにコンパクトになっていて、持ち運びが気楽になった

デバイスデザインが全然違うのはもちろんですが、たしかに「グローハイパーX2」の方がコンパクトになっています。スペック的にサイズ周りをみると以下のようにグローハイパーX2の方が小さくなっていました。
グローハイパーX2 | グローハイパープラス | |
---|---|---|
重量 | 約102g | 約111g |
サイズ | 高さ:77.5mm 横幅:43.3mm 奥行き:21.4mm | 高さ:83mm 横幅:46mm 奥行き:22mm |
実際の見た目を比べたり、実際に持ち比べてもグローハイパーX2の方が”キュッ”としています。

デバイス上下の仕様が変わっているのが大きな変化
グローハイパープラスとグローハイパーX2では、「姿かたちそのものが違う」と言えるのですが、特に部分的に異なるのは、デバイス上下の仕様です。
グローハイパープラスにはスティックを挿入する部分にスライドカバーが搭載されていましたが、グローハイパーX2では、これがシャッタードアになっています。上部のリングを回すことで開閉することができるのですが、非常にスタイリッシュになっている感がありますね。

また、デバイス下部にはクリーニング用の蓋がありますが、グローハイパープラスはこれを指で気軽に開けることができましたが、グローハイパーX2は専用のクリーニングスティックを使わないと開けることができません。はじめは開け方がわからない方結構いそう。

たばこスティックは同じものを利用可能
相違点あれば同じ点もあります。どちらも「グローハイパー」シリーズなので、たばこスティックは同じものを利用できます。ですので、グローハイパーX2を買ったからこれまでのスティックが吸えなくなるなんて心配はしなくてもOKです。

持ち手がとてもしっくりくる。しかし課題点も・・

グローハイパーX2を何度も持ったり利用していると、「持ち手がしっくりくるなぁ」と感じました。
メタル部分とマット部分の接合部が絶妙に凹んでおり、ここに指がストンと入るんですよね。加熱式たばこデバイスは持って使うものなので、この持つ体験がなんとなくしっくりくるのは点数高いなと思いました。
しかし・・・、この持ち手については使って初めて分かる課題点もありました。課題点については追ってお伝えします。
グローハイパーX2の上ボタンはブーストモード、下ボタンは通常モード。

おそらく、グローハイパーX2を利用する時に皆思うことがこれです。
アイコスさん
グローハイパーX2は「通常加熱ボタン」とブーストモード加熱ボタン」とそれぞれ別にボタンが搭載されましたが、これがわかりやすいと思いきや、初めは逆に分かりにくかったです。
どっちがブーストモードで、どっちが通常モードだっけ・・・?となること請け合いです。
\どっちのボタンがブーストモードだっけ・・・!/
ちなみに正解は、上ボタンがブーストモードで、下ボタンが通常加熱モードです。
なのですが・・・、「なぜ通常ボタンの方が大きいのだ???」というのは思いました。
グローハイパー使っている人って、ブーストモードの方あまり使わないの?せっかく力強い味わいを楽しめるのにオマケ的な感じなの?まぁ確かに「通常モード」は通常モードだから、スタンダードな方を大きなボタンか・・・
とかなんとか、一周考えて自分を納得させたのですが、そこまで考えてやっと無意識にボタン位置を覚えられました。
だから、初めて使う人はより一層わからないのではないかな?従来のグローハイパー/プラスを使っていて長押しブーストモードに慣れていた人なら尚更わからない気がします。
(この点についてはグローハイパーX2のマニュアルページにちゃんとまとめておきました)
グローハイパーX2が2022年7月21日に発表されました。デバイス価格も店頭価格1,980円、通販価格1,480円と手に取りやすい価格で、その上従来のグローハイパーよりもサイズが小さくなっているということで、注目が集まっています。こ[…]
味わいはしっかりグローハイパー。力強い味わいを楽しめた!
さて、加熱式たばこで一番大事なのはなんといっても「味わい」ですよね。ここはサラッと伝えてしまいますが、
さすがグローハイパーシリーズ、力強い味わいを楽しめました!
コンパクトになってスタイリッシュにおしゃれさんになったグローハイパーX2ですが、味わいについては「ウマー!」でした。しっかりたばこの喫味・キック感を感じられるし、ブーストモードの加熱温度は満足度が違います。
- 通常モード: 250℃
- ブーストモード: 270℃
ブーストモードなので加熱起動時間も15秒と非常に短く、素早くクイックに、満足いくたばこの味わいを楽しめます。
ちなみにグローハイパーX2の使い方は、従来のグローハイパーと基本的に一緒ですが上部の蓋の開け方のみ異なります。グローハイパーX2のシャッタードアは、リングをくるっと回転させることで開けられます。

シャッタードアが開いたら、あとはスティックを挿入してどちらかの加熱ボタンを押すだけ。そうすれば力強い味わいのグローハイパーX2を楽しむことができます。
また、X2は吸っている時にグローハイパーの状態がわかりやすいのは良いなと思いました。従来グローハイパーでは側面に付いていたLEDライトが、グローハイパーX2では上部に大きめに配置されたので、ひと目で状態がわかります。

ここまで使って、「グローハイパーX2良いじゃん」と思った私がいました。
しかし、ここまで使って、最大のデメリットと言って良いかもしれない、グローハイパーX2の嫌な部分を垣間見てしまいました。
吸っているとグローハイパーX2の「持ち手」が熱い!?
さて、しっくりくる持ち手で満足に吸っていたのですが・・・ずっと吸っていると、、
この↓、メタル部分がすごく熱くなってきた!結構熱い!
「全く持てない!」という程ではないのですが、結構熱くなりました。
考えてみればメタル部分のこの箇所は、加熱部分のそのまま直上ダイレクトな部分なので、加熱したら確かに熱くなるのは明白。一方プラスチックのマット部分は当たり前ですが全然熱くなりません。
デザイン重視した結果このように見た目になったのはそれはそれで満足度が高いのですが、「吸っている時の体験」でいえば少し惜しい部分がありました。
結果的に持ち方に迷う
この熱い問題、もしかしたら利用し続けていたら結果は変わるかもしれないのですが、何回か吸っている限りでは最終的に持ち方を迷い始めました。
はじめは、先程伝えたとおり持ち手がしっくりきて良いこの形で持っていたのですが↓

この指がかかるメタルの部分が熱いので、マット部分だけを持ってなんともお上品な持ち方で吸ってみたりもしていました↓

ちなみにこの持ち方だと全然熱くないです。ただ、「これでいいのか?」感は凄まじい。
上部スライドドアはすぐ慣れたが、下部クリーニングドアは開けるのが億劫感
グローハイパーX2は、新型モデルといえどクリーニングが必要な加熱式たばこデバイスです。
最近の機種、例えばアイコスイルマシリーズなどは「クリーニング不要!」などが謳い文句になっていますが、グローハイパーX2は「クリーニング必要!」です。クリーニングしないと味わいが落ちてしまったりするので定期的なお手入れが必須となっています。
私はデバイスクリーニング自体は慣れているのでなんとも思わないのですが、このクリーニングする時のデバイス下部のクリーニングドアの開け方がなかなか慣れないですね。

グローハイパーX2のクリーニングドアは、クリーニングスティックの背面の専用鍵?のようなもので開けるのですが、少しだけクリーニングが億劫になる・・・かもしれません。
![]() クリーニングドアに、クリーニングスティックの背面を当ててくるっと回すと… | ![]() クリーニングドア(蓋)が開きます!はじめは開け方がわからなかった! |
デバイスがスタイリッシュなデザインになったため、このような改善?は仕方ないと思いますが、
気持ち的に考えてみると…これまでのグローハイパーだと、
「なんか臭うかも・・ →(サクッと手で蓋を開けて)汚れてるわ→クリーニングするかぁ」
みたいな体験の流れがあったのですが、グローハイパーX2では、
「よし!クリーニングするぞ!」
みたいな感じで一定の気合いを持って臨まないとならなくなり、少しだけクリーニングの億劫さを上げさせた感があります。
本当に些細な気持ちの違いなのですが、クリーニングって「やりたくてやる」じゃなくて「仕方ないからやる」な気持ちが個人的には強いので、慣れるまでは違和感を覚えそうです。
これが1980円(通販では1480円)で買えるのすごい!!!
さて、グローハイパーX2の実機レビューをお送りしてきましたが、良い面あれば悪い面もありました。説明のためにデメリット面を文字数多く伝えてしまったかもしれませんが、総合的にいうと非常に満足度が高い加熱式たばこデバイスとなっています。
というか、このデバイスが1980円…通販では1480円で買えるという事実が凄い。凄まじすぎます。
だって1500円って、たばこ3箱分ですよ?
このデバイスを作るのにおそらくデザイン料、原材料、製造料だけで、数倍というか数百倍というか、、そのくらいのコストはかかっているはずですし、電子機器ですので半導体やバッテリーなどのコストもばかにならないはずです。いや、本当に。しかもグローハイパーX2は「日本から世界展開をしていく」とのことですが、昨今の戦争や円安影響で輸出入コストも上がっているし、、
そんな中で、1980円どころか1500円!?身を切りすぎじゃないですか?
と、思ってしまいました。
でもビジネス寄りの気持ちは置いておいたとしても、デバイスとしてよくできていると思います。スタイリッシュで持ち運びも便利だし、「これなら他の人に見せても恥ずかしくない。むしろ自慢したい。」とか思う方もいるかもしれません。
グローハイパーX2は、これまでのグローハイパーの力強さをスタイリッシュに引き継いだ次世代モデルとして、一定の人気を獲得していくと思いました。