アイコスの新銘柄「ヒーツ」に人気が出てきています。
最近、街中でよく見かけるようになってきており、そのプロモーションが絶妙で、結果として当サイトでの「ヒーツ」記事の閲覧数もかなり上がってきているのです。
もしやすると、ヒーツの登場で加熱式タバコユーザーが増えているのでは?
ヒーツ(HEETS)とは?
ヒーツ(HEETS)とは、アイコスの専用タバコです。
既存の「ヒートスティック」と比べると、30円安い470円という価格設定が特徴となっています。
もともと、アイコスのヒートスティックは460円でしたが、昨今のたばこ増税の影響で、去年40円値上がりし、500円という価格で販売されていました。
そこに登場したのが、30円安いヒーツです。
味わいはやはり30円安い分あって、薄かったり既存のアイコスユーザーにとっては「うーん?」と思われる方もいるのが実際のところ。
【吸ってみた】アイコス470円新フレーバーヒーツ(HEETS)全4種類の感想 アイコス全23種類のマールボロヒートスティックとヒーツの味わいを吸い比べ評価ただし、この価格設定、そして発表のタイミング、プロモーションが、本当に絶妙で、ヒーツは結構な人気が出ています。
ヒーツのプロモーションがうまい
3つの要素でヒーツのプロモーション(宣伝)はうまいと感じています。
- 登場タイミング
- ターゲット
- 露出場所
【1】ヒーツの発売タイミング
前述のとおり、ヒーツの登場はヒートスティックが増税値上げされた後でした。
実は、増税のタイミングで加熱式タバコ市場では色々と価格改定バトルが繰り広げられています。
例えば、はじめにヒートスティックが500円の価格設定を公表し、その後JTのプルームテック専用タバコも値上げを発表します。その価格は、ヒートスティックより10円安い490円でした。
当然、価格が安い方が消費者の手も伸びやすいので、後出しじゃんけんではありますが490円の価格設定は「JTやるな」感があったと思います。
が!!
ヒーツは更にその後に登場したんです。しかも地域限定販売という形で。
当時、増税して「たばこが高い高い」と言われていました。そんな中、「なんか安いアイコスがあるらしいよ」というのは、消費者心理から自ずと口コミが広がり一気に人気が沸騰。
【2】ヒーツのターゲット層
ヒーツ銘柄は、加熱式タバコにありがちな「メンソールフレーバーが多い」という状態を作っておらず、
- レギュラーフレーバー:3種類
- メンソールフレーバー:1種類
と、レギュラーテイストを多く展開しています。
実はこれには理由があり、「紙巻きたばこの味わいを好む喫煙者の獲得をさらに促進させるため」と、フィリップモリスジャパンのシェリーゴー社長も語っています。
このターゲットが実に巧みで、後述する露出場所とも非常にマッチしている気がしています。
【3】ヒーツのプロモーション場所
ヒーツのプロモーション、実は色々なところで行われています。特に目立つのが、コンビニでしょう。
「HEETSでIQOSを始めよう!」とあります。
この価格安さを押し出して、初めてのユーザーを取り込もうという意図が感じられますね。
そして何よりうまいなーと思ったのが、野外喫煙所の灰皿広告です。
この野外喫煙所、なぜか紙巻きタバコの方が多かったりするんですよね。そんな中に、上述した特徴があるヒーツの広告があると、嫌でも目にします。けっこうぼーっと見ている方もいたので、一定の認知力を持っている広告のような気がしました。
紙巻きタバコより加熱式タバコの方が健康懸念物質量が少なかったり、ニオイも少ないので、切り替える方が増えるのは悪くはないことだと思っています。
そう考えると、このヒーツ広告は絶妙な認知広告といえて、またこの結果、「加熱式タバコ」に切り替える紙巻きタバコ利用者が増えそうですよね。
加熱式タバコのフレーバー種類数が増加中
この記事では、加熱式タバコ「アイコス(IQOS)」の新銘柄「ヒーツ(HEETS)」について見てきましたが、加熱式タバコ全体のフレーバー数が、急上昇しています。
ちょうど昨日は、プルームテックの新フレーバーが発売したばかり。
以下に販売されている加熱式タバコのフレーバー種類数を一覧にしました。(2019年3月12日時点)
加熱式タバコ | 種類数 |
---|---|
アイコス(IQOS) | 13種類 |
プルームテック(PloomTECH) | 10種類(新型含めると17種類) |
グロー(glo) | 18種類 |
いずれの加熱式タバコも、2桁を超えていることがわかります。
先日、厚生労働省が規定する受動喫煙防止対策がまとまった、「健康増進法」の詳細が発表されました。
【解説】健康増進法・受動喫煙対策|加熱式タバコ時代の喫煙「ルール」とはこれによると、「加熱式タバコ専用喫煙室」というものが今後日本において主流になっていくことがわかります。
今後、各タバコ会社は加熱式タバコにより力を入れて、銘柄数も増えていくでしょう。その結果、よりクリーンな世界に向かっていくはずです。
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