話題が尽きないアイコス。先日も発がん性物質についての話題が起こりましたが、今や非喫煙者の方でもアイコスを知っていたり知名度が増してきました。
しかし、そんな中ちょっとだけ気になるのが、一般的にiQOSを「電子タバコ」と名称していることです。どういうことかと言うと、他にもアイコスを「加熱式タバコ」や「新型タバコ」など様々な名称で呼んでいるんですよね。
また、ネットの記事によっては、一般的な電子タバコだけで起こっていた問題が、加熱式タバコでも問題が起こっているかのように表記されており、誤認の一因となっています。
なのでこのタイミングで「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の違いと名称を改めて確認しようと思いました。名称の違いに潜む罠を見ていきましょう。一緒に、アイコス・Vapeそれぞれの特徴とおすすめな点も確認です!
アイコスの名称にはどんなものがある?メディアを見比べて見る
はじめに、「アイコス」の名称にはどのようなものがあると思いますか?ざっと各種ニュースメディアを見てみたところ、様々な名称がありました。
- 加熱式たばこ(日経新聞)
- 加熱式の電子タバコ(時事通信)
- 電子タバコ(各種メディア)
- 次世代タバコ(Yahoo!ニュース :個人)
- 新型たばこ(神戸新聞・厚生労働省)
少なくとも一度は聞いたこことのある、影響力のあるメディア媒体で名称がバラバラだったりします。
この名称の違いの中でも興味深いのが、この「電子タバコ」という名称の先として「アイコス」を指していたり、「Vape」を指していたりすることです。アイコスとベイプって全然違うものなのに、大きく1つのくくりとして呼んでいる記事が実は多くあるのです。
なんでそのような差異が発生するのでしょうか?そしてそれが引き起こす問題とは?
問題を見る前に、まずは、「アイコス(iQOS)」と「ベイブ(Vape)」の違いを見ていきましょう。
「アイコス」と「Vape」の違いとは
アイコスとVapeが「電子タバコ」という同じ名称で呼ばれることがある
と前節で述べましたが、なぜここに着目するかというと、この2つは違うものだからです。それぞれの特徴を見ていきます。
アイコスの特徴
当サイト「アイコスさん」で徹底的にまとめている「アイコス(IQOS)」ですが、このアイコスの特徴は以下の通りです。
- フィリップモリスが製造・販売
- タバコ葉を熱し、ニコチンが含まれた水蒸気を吸引する
- タールが含まれない分、紙巻きタバコより健康的
- 煙が少ない
- ニオイが少なめ
タバコ葉を加熱させて蒸気を作り出し、その蒸気を吸って楽しむ電子式のタバコが「アイコス」です。フレーバーによっては特徴に差異がありますが、煙が少なくニオイも少ないのが特徴です。
2015年に発売が開始されてから大ヒットし、現在では新型アイコスも発売中。コンビニでも発売開始されています。
Vapeの特徴
続いてベイブ(Vape)について見ていきましょう。
- カンガーテック、イーリーフなど各社が製造・販売
- 液状のリキッドを熱し、蒸気を吸引する
- 基本的にニコチンが含まれない
- タールが含まれない分、紙巻きタバコより健康的
- 煙が多い
- ニオイが多い
液状のリキッドを加熱させて蒸気を作り出し、その蒸気を吸って楽しむ電子タバコが「ベイプ」です。
アイコスと違うのが、ニコチンが含まれない点。
実は日本では、薬事法でニコチンを含んだリキッドタイプの電子タバコは製造・販売が禁止されています。なのでベイプは基本的に日本で利用する限り香りを楽しむ為だけのアイテムという位置づけになっています。
ただし、個人でニコチンありのリキッドを輸入するなどは可能なため、ニコチンがあるものとないものが存在するのが現状です。
また、煙とニオイが多いのが特徴。いわゆる爆煙というように呼ばれています。モックモク水蒸気を発生させるのがベイプですね。
IQOS公式は「アイコス」をなんと名称しているのか?ベイプは?
アイコスとベイプの違いには色々なものがありますが、そもそもデバイスとしての特徴も違うし、ニコチンが含まれているかいないかも違うことが確認できたと思います。
ここで名称についてより確認しておきましょう。IQOSの製造販売をしているフィリップモリスはアイコスのことを「次世代のたばこ」だったり、「加熱式タバコ」と呼んでいます。
また、米フィリップモリスは「Heated Tobacco」という名称をよく利用しており、それを訳すと「加熱式タバコ」なので、加熱式タバコという名称が正しいようです。
一方「Vape」は、そもそも蒸発器を意味する「vaporizer」が語源とされ、電子で水を気化する装置です。ので、よくベイプこそ「電子タバコ」の名称先としては正しいものという声がありますね。
どちらも電子タバコであることに違いはない、、が正式名称は異なる
一応、ここで間違いないことの確認ですが、アイコスもベイプも一般的に見て電子タバコであることに変わりはありません。なぜなら、ベイプは電気の力で水を蒸気化させてそれを吸引します。一方アイコスも電気の力で熱を発生させてタバコ葉を燃焼させ水蒸気を発生させてそれを吸引しているからです。
いくら「アイコスは加熱式タバコだから電子タバコとは呼ばないように」と言っても、それは根本が同じ電子の力を利用しているのだから、同じ名称で言っても仕方ないことかと思います。
しかし、情報の受け取り手である私たちが、アイコスを電子タバコとして認識することで、事実誤認が発生することがあるのです。
名称の混合に潜む罠。気をつけないとならないこと
その発生しうる事実誤認とは、例えば以下のような記事を見た時に発生します。
これらの記事は、電子タバコが通常のタバコ並に危険だという警鐘を発してくれている記事で、たしかに健康を損なう情報であればこの情報は必要です。
しかし、実はこの記事の内情は「Vape」に危険性が見つかったという内容で、「アイコス」については全く言及していないのです。ですがこの記事を見て、「アイコスが危険」という認識を持つ方がいます。
それもそのはず。そもそも”アイコス=電子タバコ”という認識があるのは当然だと思うので、「アイコスも危険なの?!」と思ってしまうのですよね。
当然アイコスもタバコとしてニコチンも含まれていますので健康に害はありますが、ここまで極端な実証はされていません。
以前のアイコスに発ガン性物質が10倍も含まれている!?という噂でも、本当に検証されたことかどうかわからないことが、そのニュースの見出しだけでどんどん拡散されました。しっかりと知ることで、事実誤認をしないように気をつけましょう。
プルームテックやグローは?
ここで一応、プルームテックやグローについても確認しておきましょう。
プルームテックもグローもアイコスと同じく「加熱式タバコ」という名称が一応「正確」です。両デバイスとも、タバコ葉を熱して水蒸気を発生させるものなので、加熱式タバコとして扱うのが正しいですよね。
つまり、両方共リキッドタイプではないことが理解できると思います。ニコチンもしっかり入っています。
またグローの場合は「新型タバコ」という名称をよく使っていましたね。その理由として、アイコスでいう「ホルダー」と「ポケットチャージャー」が一体型だからです。新しい形の加熱式タバコということで、新型の加熱式タバコとも呼んでいたのでしょう。
それぞれの違いは以下の記事でしっかりまとめていますので、興味がある方はチェックしてみてくださいね!
アイコスとVape、おすすめは?電子タバコと加熱式タバコまとめ
ここまで特徴と名称の違いを見てきました。ここで改めてアイコスとベイプどちらかおすすめか見ていきましょう。
これは人によるというのが正解ではあるのですが、あえて好み毎にランダムにおすすめを列挙してみます。
- 煙・ニオイが少ないのが好きなら、アイコス
- 爆煙を楽しみたいのなら、ベイプ
- タバコ感を楽しみたいのなら、アイコス
- あま〜い味・様々な味を楽しみたいのなら、ベイプ
- 紙巻きタバコより健康的に、ニコチンを摂取したいなら、アイコス
- ニコチンはいらない!煙を楽しみたいのなら、ベイプ
- タバコ葉を燃焼させるタバコ感が欲しいなら、アイコス
- リキッドタイプが良いなら、ベイプ
様々な観点を出してみました。あなたならどちらでしょうか?どちらも持っているなら、是非アイコスさんSNSで教えて下さいね♪
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また、次世代タバコの名称の違いについても今回じっくり見ました。当サイト「アイコスさん」ではアイコスはじめ加熱式タバコや電子タバコについて多くを言及しています。スタンスとしては、基本的にアイコスを「加熱式タバコ」と呼びますが、「電子タバコ」や「次世代タバコ」も間違いではないので呼称します。
しかし、違いを明確にしなければならない箇所では必ずVapeなのか、iQOSなのか、はたまたプルームテック・グローなのか、ということは明記して、誤認を避けてわかりやすさを徹底していきたいと思います。
引き続き正しい情報をお届けするように努力していきますので、是非フォローして最新情報を手に入れてくださいね!