グロー(glo)のBATが値上げ申請|neoとネオスティックは検討中

gloのBATの画像

政府のタバコ増税法案決定にともない、タバコに対する増税…つまりタバコの値上がりが進んでいます。

これまでフィリップモリスとJTがそれぞれ値上げ申請を財務省に申請。そしてついにBATも動き出しました。ただ、gloについては検討中?現段階の詳細をまとめます。

アイコスさん

監修者

Twitter:@iqossan
2016年より運営している加熱式たばこメディア「アイコスさん」代表。IQOS歴は7年。gloとPloom歴は6年。加熱式たばこデバイス所持数は100台を超える。
JT本社に取材、IQOSストア銀座店のオープン初日に取材など、加熱式たばこをはじめとした「新型たばこ」の情報を、正しくわかりやすく伝えることを心がける。月間最高PV数は400万。

BATが76銘柄のたばこ値上げ申請

たばこ利用者の画像

今回、8月20日付けでBATが値上げ申請を行ったのは76銘柄に渡ります。

その中にはKENTシリーズを始め、クールやラッキーストライクなども含まれており、例えば以下のような価格変更となっています。

  • ケント:420円→450円
  • クール:450円→480円
  • ラッキーストライク:460円→500円

30円〜40円の値上がりを実施することになっており、この値上げ価格帯は他企業と同様とみられます。

BATが提出した申請分全文は以下の通りです。


たばこ税増税に伴う紙巻たばこ製品の小売定価改定の申請について

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社(本社:東京都港区赤坂、社長:ロベルタ・パラツェッティ)は、本年 10 月1日に実施されるたばこ税の増税に伴う紙巻たばこ製品(76 銘柄)の小売定価の改定について、8 月 17日(金)に財務大臣に対して添付内容の認可申請を行いましたので、茲許お知らせいたします。

この申請が認可されれば、小売定価の改定は本年 10 月1日より実施いたします。

弊社としましては、今後とも革新的技術の導入による付加価値の高い製品の開発やサービスの向上等、弊社製品について消費者の皆様に引き続きご満足いただけるよう、積極的に取り組んでまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

以上


ここで注目なのは、今回の値上げ申請に加熱式タバコである「glo(グロー)」専用タバコは含まれていないことです。

グローは値上げしないしないのでしょうか?参考に他社の状況を見てみましょう。

アイコスとプルームテックは値上げ

左がプルームテック、右がアイコスの箱

当サイトで報じたとおり、他加熱式タバコの「IQOS(アイコス)」並びに、「PloomTECH(プルームテック)」の専用タバコは値上げが決定しています。

アイコス専用タバコである「ヒートスティック」は40円の値上げ。

プルームテック専用タバコである「たばこカプセル」は30円の値上げですね。

この値上げ申請が通れば、10月1日からは以下のような価格設定での販売となっていきます。

メーカー加熱式タバコ銘柄(専用タバコ)価格
フィリップモリスIQOS(アイコス)ヒートスティック500円
JTPloomTECH(プルームテック)たばこカプセル490円
BATglo(グロー)ネオスティック
neo
420円
450円

圧倒的にグローの専用タバコが安い形になっていますよね。

赤字覚悟で価格転嫁を見送るか?

プルームテック、グロー、アイコス

もちろん、グローも値上げをしない限り増税分がマイナスとなります。このグローの専用タバコ製品が今回の申請に含まれていないことに対してBAT広報は「引き続き検討中」としており、市場の動向を注視する姿勢をみせています。

あまり考えられないこと…ではありますが、増税分の価格転嫁を最小限に抑えたり、そもそも価格値上げをしない選択肢もある可能性はあります。

なぜなら、現在加熱式タバコは壮絶なシェア争いをしているためです。

先日JTの調査により、紙巻きたばこユーザーが年々減っており最も利用率が減少していることが判明しました。

ただ、一方で加熱式タバコユーザーは伸びているのです。アイコスは500万人、プルームテックは400万人を突破しています。

ではグローはどうか。現状はその後ろを走っている状態と見られます。そもそもグローの定価価格は8000円でしたが、昨今では2980円で売り出すという壮絶な価格下げを行っています。なんてったって定価の半額ですからね。すごいです。

なぜこんな価格設定をしているかというと、シェア争いに負けないためです。加熱式タバコは毎日使うものですが、その母体となる機体をメインユーズさせないと専用タバコの売上は伸びません。

その本体の価格値下げから考えても、gloが専用タバコの値上げを最小限に抑える可能性は大いにあります。

値上げする場合は30円の値上げか

アイコスを考える

といっても、値上げしないことはシェア争いに勝つ方法になるものの、そもそも減益に向かったり市場の反感もあるかもしれません。

それを考慮すると値上げの方向に向きますが、値上げ価格は30円が妥当そうです。

KENTやKOOLが30円の値上げを行っており、仮にネオスティックが30円値上げしても一箱450円となりまだ他加熱式タバコと比べても安い状態になります。

「検討中」とBAT広報は述べているので引き続き注視が必要なこの値上げ話。なにか続報あり次第すぐにお知らせしていきます。

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