速報です。IQOS(アイコス)専用タバコである「ヒートスティック」の価格が40円値上げされることがわかりました。
現在フィリップモリスが申請中のようで、申請が通れば10月から新価格での展開となるようです。詳細をまとめます。
アイコスのヒートスティックが値上げ
アイコスのヒートスティックが値上げされます。
フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の日本法人が加熱式たばこ「アイコス」専用のたばこ9銘柄で、40円引き上げる定価改正を財務省に申請したことが26日、分かった。加熱式での値上げ申請は初めて。
値上げされるのはヒートスティックの全9銘柄となります。もちろん、新作のイエローメンソールも対象。
先日話題となった「加熱式タバコ用の増税」が原因となっています。
7月25日付けで財務省にフィリップモリスが申請したようです。この値上げが実現すると、現在「ヒートスティック」は1箱460円で販売されていますが、1箱500円での販売となります。
申請が通れば、10月1日から新価格での販売となります。
40円値上げは思い切った判断
正直、増税すること自体は法律のこともありますし、以前のフィリップモリス副社長の言葉からある通り、わかっていたことでした。
しかし、この40円値上げは個人的に思い切った判断だなと感じました。
なぜなら、「加熱式タバコ」ではなく通常の「紙巻きたばこ」の増税額は以下のとおりになっていたからです。
3年かけて1本3円値上げ
つまり、一箱20本入りなので、3年後には60円の値上げとなります。純粋に三年かけて実施すると以下の通り。
増税実施日 | 2017年時点440円のタバコ |
---|---|
2018年10月 | 460円 |
2019年10月 | 480円 |
2020年10月 | 500円 |
ひるがえって、これをアイコスなど「加熱式タバコ」にあてはめると、向こう五年では以下のようになる想定でした。
上記を踏まえると、一気に二年分ステップアップした形となります。
なぜ今回一気に40円の値上げをしたのか
考えれば簡単ではありますが、値上げをしたとしてもその表示価格の変更対応には多大なコストがかかるはずです。
そのコストの削減が第一。
また、これから更に価格が上がっていくことはわかっています。もしかしたら先んじて価格を向上させておくことで、その分を何かしらの投資に回し今後の価格上昇を抑える意向があるかもしれません。
プルームテックとグローの動向が注目
今回、アイコスのヒートスティックが値上がりの動きを見せました。ここで注目されるのは競合の2機種、JTのプルームテックとBATのグローです。
現在、加熱式タバコ市場は以下のような販売形態になっています。
メーカー | 加熱式タバコ | 銘柄(専用タバコ) | 価格 |
---|---|---|---|
フィリップモリス | IQOS(アイコス) | ヒートスティック | 460円 |
JT | PloomTECH(プルームテック) | たばこカプセル | 460円 |
BAT | glo(グロー) | ネオスティック neo |
420円 450円 |
アイコスが500円になったとして、プルームテックとグローは値上げを検討するのでしょうか?
現在アイコスだけでなく、プルームテックもグローも大幅なシェア拡大を行っています。
すでに、日本国内における加熱式タバコがたばこ市場に占める割合は2割を超えています。今後更にシェア拡大を狙いたい各社にとって、この値上げはかなり苦肉の策なはず。
今後の動向も注目されています。何か新しい情報が入り次第更新していきます。
更新:全社の値上げ額をまとめました。
アイコス・プルームテック・グロー、全ての値上げ額が出揃いました。下記記事にはその一覧を掲載しています。
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