2020年現在、全国展開されている加熱式たばこは13機種。更に専用たばこのフレーバーは76種類にも達します。
はじめて加熱式たばこが日本に登場してから数年、選択できる喜びが生まれつつ、どれを選べばいいんだろう?と思う方も多くなっています。
そこで、この記事では主要な加熱式たばこである「アイコス」、「プルーム」、「グロー」、「パルズ」それぞれの特徴と、人気度をまとめたいと思います。この記事を読めば、あなたに合った機種がどれなのかわかる状態になっていることを目指します。
さっそく、2020年最新のシェア率を元にした加熱式たばこ人気ランキングを見てみましょう!
加熱式たばこ人気ランキング
利用者数1位は、フィリップ・モリスが製造販売する「IQOS」です。
アイコスの特徴は、紙巻きたばこに非常に近いコクと満足感を愉しめるところ。アイコス独自の「加熱ブレード」がたばこ葉を内からムラなく加熱するので、他の加熱式タバコにはない、本物のたばこの味わいを愉しめます。
また、世界で初めて「加熱式たばこ」を発売した先駆者的なモデルにもなっています。IQOSには現在4種類のデバイスが発売中。
利用者数2位は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が製造販売する「glo」です。
アイコスよりも、たばこの煙さや粗さが際立ち、ニオイもロースト感が強まった「たばこらしさ」があるモデルとなっています。
「連続で吸える加熱式たばこ」を初めて世に出した、挑戦的なモデルが多いブランドとなっています。gloは現在5種類のデバイスを販売しています。
利用者数3位は、JTが製造販売する「Ploom」です。
特徴は、アイコスやグローと比べて非常にニオイが少なく、加熱式たばこ特有の水蒸気である「たばこベイパー」の排出量も少ないという点。一方で、味わいや喫味が薄い印象がある加熱式たばこブランドとなっています。
また、唯一の日本メーカー発の加熱式たばこでもあります。『プルーム・テック』という「低温型」のモデルを初めて世に出したことでも有名。Ploomは現在3種類のデバイスを販売しています。
加熱式たばこの一覧:シェア率だけでは選べない機種数
まずは単純に利用者数だけから、ランキングを見てみました。
ここで注意をしなければいけないのは、このようなランキングを見ただけで購入の選択をしてはいけないということです。
なぜなら、それぞれのブランドには複数のデバイス種類が存在しているからです。
たとえば、「IQOS」をとってみても、『IQOS 2.4 Plus』と『IQOS 3 MULTI』では機能が大きく変わっています。なので、それぞれのデバイスの特徴を理解した上で、購入するデバイスを決めないと後悔することがあります。
種類数が多いということがざっくりわかるように、2020年時点における加熱式たばこ全種類を一覧にしてまとめてみました。
表は →→→ にスクロールできます
機種名 | IQOS 3 DUO | IQOS 3 MULTI | IQOS 3 | IQOS 2.4 Plus | PloomTECH | PloomTECH + | Ploom S | glo series 2 | glo mini | glo pro | glo nano | glo sens | pulze |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
画像 | |||||||||||||
デバイス定価 | 9,980円 | 6,980円 | 7,980円 | 4,980円 | 3,000円 | 4,980円 | 3,480円 | 1,980円 | 1,980円 | 4,980円 | 3,980円 | 4,980円 | 3,880円 |
特徴 | 最新のアイコス。2回連続で吸える | 連続利用可能なアイコス | 2.4プラスより堅牢性が上がったモデル | (ほぼ)初代アイコス | 低温型の加熱式タバコ代表 | プルームテックが少し力強くなったモデル | 高温型のプルーム | 通常グロー | グロー2の小さいモデル | 吸いごたえが強いモデル | スタイリッシュなモデル | 低温加熱型のグロー | インペリアルタバコの加熱式モデル |
定常フレーバー数 | 16種類 | 10種類 | 8種類 | 6種類 | 22種類 | 10種類 | 4種類 | ||||||
フレーバー価格 | 470円 520円 |
490円 | 500円 | 460円 490円 |
460円 500円 |
500円 | 460円 |
実に13種類ものデバイスがあり、更に専用たばこのフレーバー種類は、76種類にも達します。
まじめに選ぼうと思ったら、各メーカーのサイトを回って・・と非常に労力を要します。なので、この記事では加熱式たばこブランド毎の特徴をまとめ、できるかぎりあなたに合ったおすすめのデバイスを選択できるような情報をお届けしようと思います。
この種類数から選ぶのは、スマホ選びと似ているものがあるかもしれません。例えばスマホも、
「iPhone」と「Android」どっちがいいの?
の選択だけでなく、
「iPhone」だったら『iPhone 11 Pro』か『iPhone 8』かどっちにしよう?
と選択が必要ですよね。加熱式たばこもそれと一緒で、詳しいデバイスのスペックを把握した上で選ばないと、欲しかったものと違った!ということになる可能性が高いです。
この記事を要所要所でも参考にしていただくことで、例えばこのような疑問をすべて解決できるようにします。
わからないさん
ニオイ抑えたいさん
そもそも何なの?さん
「加熱式たばこ」とは何なのか、どんな種類があるのか、どう選べばいいのか。。
これら全てにアンサーしていきます。といっても、「そんなの知っているよ!」という項目もあると思います。↓に目次がありますので、お好きな箇所からどうぞお読みください。(クリックでジャンプできます)
「加熱式たばこ」とは
まずはじめに、「加熱式たばこ」とは何なのか見ていきましょう。
簡単に言うと、加熱式たばこはこんなものです。
火を使わず、電気の力でタバコ葉を加熱することによって、たばこを吸うデバイス
また、例えば、IQOS公式サイトではこのように説明されています。
加熱式たばことは一般的に、たばこ葉を燃やすのではなく加熱することによって、蒸気(たばこベイパー)を発生させるものです。
加熱式たばこアイコスについて|IQOS(アイコス)公式サイト
JTも加熱式たばこについて説明しており、このように表現しています。
たばこ葉を使用し、たばこ葉を燃焼させず、加熱により、発生する蒸気(たばこベイパー)を愉しむ製品です。
加熱式たばこ|JTウェブサイト
燃焼させず、加熱する
というのが、まず加熱式たばこの特徴です。燃焼とは燃やすこと。つまり燃やさないので、煙と灰が出ません。その代わりに蒸気が出ます。
これを両社とも「たばこベイパー」という単語を用いて説明していますが、これは加熱式たばこで発生する蒸気のことを指します。
煙と灰は出ない。副流煙は?
煙と灰が出ないので、通常の紙巻きタバコより清潔にたばこを愉しむことができます。
そこでちょっと気になるのが、「副流煙」です。
たばこは「主流煙」と「副流煙」に分かれていますが、一番害があるのは「副流煙」と言いますよね。それは発生しないのか?
「副流煙は発生しない」が正解となります。
従来の紙巻たばこと異なり、たばこ葉を燃やさないため、燃焼による煙や副流煙は発生せず、灰も出ません。
副流煙とは、火のついたたばこの先端から出る煙のことを意味します。
とIQOS公式ホームページでも説明されており、だからこそ「クリーン」と言われています。
ここまでをまとめると、加熱式たばこの特徴はこんなものになります。
- 加熱式たばこは、火を使ってたばこを燃やさない
- よって灰と煙と副流煙が出ない
- 代わりに電気の力で加熱する
- 煙の代わりに蒸気(たばこベイパー)が出る
では続いて、加熱式たばこにはどのようなものがあるのか、その種類を見ていきましょう。
加熱式たばこの種類
加熱式たばこは、言ってしまえば上記特徴を持った電子デバイスです。
当然、冒頭のスマホの話と同じくデバイスには、たばこメーカーが販売する様々な種類があります。
この記事を公開した2020年1月時点で、細かいデバイス分けをすると10デバイス以上の機体が出ていて、もはやこれから始めようと思ってもわからない状態。
まず、ざっくりとメーカーごとの種類を確認しましょう。
4つの加熱式たばこ
大きく分けて、4社(メーカー)が販売する加熱式たばこブランドに大別することが出来ます。
加熱式たばこ(ブランド)名 | メーカー名 | |
---|---|---|
1 | IQOS(アイコス) | フィリップ・モリス |
2 | Ploom(プルーム) | JT |
3 | glo(グロー) | BAT |
4 | Pulze(パルズ) | インペリアル・タバコ |
この4つが、大きく一般的(になりつつある)な加熱式たばこになります。
「ブランド」と記載していますが、これはブランドの中にも様々なデバイスがあるからです。(「ブランド」というより「シリーズ」といったイメージでしょうか?)
例えば、「プルーム」の中には、「プルーム・テック」や「プルーム・エス」というデバイスが存在していて、同じ加熱式たばこブランドでも全く味わいや特徴が異なるものがあります。
なんとなく上から順に有名な気がしています。4番目の「パルズ」は2019年10月に全国発売を行ったばかりの新製品なので、加熱式たばこユーザーでも知らない方も多いかも。
なので、
って方、多いと思います。少し前になりますがアメトーークで「アイコス芸人」として話題になったりもしたので名前だけは知ってたり、ちょっと試してみたことある方もいるでしょう。
一方で、
と思う方も、もしかしたらいるかも知れません。
加熱式たばこの互換性
まず認識しなければいけないのは、この4つは違うメーカーが製造しており、全く互換性はない。ということです。
聞く人が聞くと当然かもしれませんが、例えば「アイコス」の専用タバコを「パルズ」で吸うことはできません。
よって、デバイスの選択が重要なものになってきます。
機体毎に互換性はないので、例えば【メビウス】銘柄が吸いたいと思ったら 、「プルーム」を利用しなければいけません。「アイコス」では【メビウス】銘柄を吸うことは出来ないのです。
アイコスではアイコス専用タバコしか吸えないし、グローはグロー専用タバコしか吸えません。
では、どんな銘柄があるのか。これは次の章からそれぞれの加熱式たばこブランドパートで解説します。
加熱温度の違い
「加熱式たばこ」と一言に言えど、実は加熱する温度によって味わいや特徴に大きな変化が生まれます。以下、大きく2種類の温度種類が存在します。
- 高温加熱型:約250℃〜350℃
- 低温加熱型:約30℃〜80℃
例えば、高温加熱型だとタバコならではのコクと深みが楽しめますが、一方で低温加熱型の方がニオイや蒸気が少なくなっている…など特徴があります。
これらの詳細は、次章以降のそれぞれの加熱式たばこ解説で詳しくお伝えします。
それでは、ここまでの加熱式たばこ種類についてをまとめると…
- 加熱式たばこは、4つのメーカーがそれぞれブランドを販売している
- ブランド間には互換性はない
- 高温加熱型と低温加熱型に分かれる
- 選択が重要
各ブランドのデバイスの特徴や種類と共に、どのような銘柄(フレーバー)があるのか、じっくり見ていきましょう。
IQOS(アイコス):4デバイス×16フレーバー
「IQOS(アイコス)」は、2016年に全国発売したフィリップ・モリスの加熱式たばこです。
2014年より、地域限定や公式ストア限定で販売をしていましたが、認知が広がり供給体制が整った2016年に全国販売を開始しています。
フィリップ・モリスといえば、マールボロなどの銘柄で有名な、全世界的大企業。どのメーカーよりも早く加熱式たばこの展開を進めており、そのかいあって国内シェアNo.1の加熱式たばことなっています。(執筆時点では800万人の利用者がいると公表されている)
アイコスのデバイス
アイコスには現在4種類のデバイスが販売されています。
- IQOS 2.4 Plus
- IQOS 3
- IQOS 3 MULTI
- IQOS 3 DUO
それぞれ詳しく話すときりがないため、ざっくりとした特徴を見ていきましょう。
IQOS 2.4 Plus
「アイコス ニーテンヨン プラス」と呼びます。
現行発売されている一番古いモデル。全国発売されたタイミングでこのモデルが最新モデルだったため【初代アイコス】といっても良い機体ですが、それ以前に「IQOS 2.4」などのモデルがありました。
機能
価格は最安値だが、アイコスとしての機能を不足なく持っており、「ホルダー」と「ポケットチャージャー」の分離型デバイスとなっています。
IQOS(アイコス)の使い方|アイコス3デュオ、マルチ、2.4プラス対応【画像付き解説】価格
価格は、4,980円。ちなみに一番はじめの定価は10,980円だったので半額以下になっている。
発売当時はあまりの人気から2万円を超えて取引されていたりしました。それを考えると今の価格はめちゃくちゃ安い!
IQOS 3
「アイコス スリー」と呼びます。
2018年に発売された、『IQOS 2.4 Plus』の上位機。『IQOS 3 MULTI』と同時発売され、『IQOS 2.4 Plus』の機能が大幅にアップグレードされた!と話題になりました。
機能
基本的なしくみ(分離型とか)はIQOS 2.4 Plusと同様だが、充電時間が短くなったり、故障率が大幅に下がったり、出し入れの使い勝手がよくなったり、機能がアップグレードされている。
【説明書】アイコス3デュオの使い方マニュアル【動画&画像】ちなみに、2020年時点ではあまりこの『IQOS 3』を見る機会が減ってきています。後述する『IQOS 3 DUO』が完全にこの3の上位互換機なので、『IQOS 3』生産が止まっているのかな?
価格
価格は、7,980円。ちなみに、一番はじめの定価は10,980円だった。IQOS 3 DUOの発売に伴って価格が下がっている。
IQOS 3 MULTI
「アイコス スリー マルチ」よ呼びます。
IQOS 3と同時発売されたモデル。ホルダーとチャージャーの分離型ではなく、一体型となったモデルで、その機能から衝撃が走ったモデル。
機能
これまでのアイコスで実現できなかった【連続利用】が可能になっている。「アイコス連続で吸えるー!」とかなり話題になった。ヘビースモーカーほどこのモデルを好む印象。
ただ、この連続利用は、競合である『glo』や『ploom』では当たり前ではあります。『IQOS』が競争の末にたどり着いたモデルともいえますね。
アイコス3マルチの使い方|充電・掃除方法を画像と動画で解説【IQOS 3 MULTI】価格
価格は、6,980円。ちなみに、一番はじめの定価は8,980円だった。利用者数が増加したことに伴って価格が下がっている。
IQOS 3 DUO
「アイコス スリー デュオ」よ呼びます。
2019年に発売された。『IQOS 3』の後継機で、これまでのユーザーニーズを全て汲み取った最新モデル。
機能
『IQOS 2.4 Plus』や『IQOS 3』と同じく、ホルダーとチャージャーの分離型。なのに2回吸える。ホルダー充電時間も2.4プラスと比較すると半減しており、使い勝手がかなりよくなっています。今買うならこのモデルか。
価格
価格は、9,980円。ちなみに、執筆時点で一番高値となっているハイグレードタイプ。限定モデルとして発売された「モーターエディションカラー」は、発売後すぐに売り切れた。
前述のとおりこのDUOの登場によって、『IQOS 3』が公式ストアで見られることはなくなってきました。
また、アイコス3デュオは14日間の無料トライアルキャンペーンを行っています。
購入しない場合は返却だったり少し面倒ですが、とりあえず使ってみたい・・!という人にはおすすめのプログラムです。
アイコス3とマルチが無料レンタル可能に|IQOS専用タバコも7箱もらえる?デバイスの参考記事
それぞれのデバイスに、概要だけでは書き切れない様々な特徴があります。もちろんアイコスさんでは全てのデバイスをレビューしていますので、概要だけでなく詳しい各機種の解説を見たい場合は、それぞれの記事を参考になさってください。
アイコスのフレーバー
続いてアイコスのフレーバー(銘柄)種類について見ていきましょう。
アイコスは、全てのデバイスで共通の銘柄を利用します。加熱式たばこによっては同ブランドでもモデルによって利用銘柄が違ったりするのですが、この点楽ですね。
そんなアイコスには大きく分けて2種類の銘柄が販売されています。
- マールボロ ヒートスティック
- ヒーツ(HEETS)
マールボロ ヒートスティック
「ヒートスティック」と呼ぶことが多いです。
言わずとしれたマールボロ銘柄なので、「流石シェアNo1の加熱式たばこ」といった感じ。味わいはかなりよく出来ていて、マイルドな深みを愉しめます。
マールボロを吸いたいからアイコスを選ぶ。という方も多いかもしれません。
フレーバー種類
ヒートスティックのフレーバー数は執筆時点で10種類。通常レギュラーテイストから、メンソールテイストまで幅広く愉しむことが出来ます。
最新作のトロピカルメンソールとか、かなり上品な味わいで、
アイコスさん
といった感想を持ちました。
アイコス新フレーバー「トロピカル・メンソール」を先行レビュー!【ヒートスティック感想】価格
一方で、価格は執筆時点で520円と、加熱式たばこの中では最高値となっています。もう一方のヒーツを比較すると一箱あたり50円高いので、流石ヒートスティック・・といった具合。
美味しいけど高いのがヒートスティック、ちょっと味が落ちるけど安いのがヒーツ。そんな違いかと思っています。
HEETS
続いてアイコスのもう一つの専用タバコ。「ヒーツ」と呼びます。
実は、海外では主流なアイコス専用タバコ。特徴は「安さ」と「タバコっぽさ」です。ヒートスティックとは味わいがかなり違う印象があります。
フレーバー種類
ヒーツのフレーバー数は執筆時点で6種類。通常レギュラーテイストから、メンソールテイストまで幅広く愉しめますが、味わいは「煙っぽさ」を感じられます。
紙巻たばこからの切り替えだと馴染み深いかもしれませんが、加熱式たばこに慣れている人にとってはちょっと煙たいかも。
どんな味わいがあるかは別途特集記事にてまとめています。
【IQOS】ヒーツの新フレーバー「フロストグリーン」と「クールジェイド」をレビュー価格
価格は執筆時点で470円。ヒートスティックと比べると50円も安いので、最近ヒートスティックからヒーツに切り替えたという方多いです。
アイコスはヒートスティックとヒーツの2種類の価格帯でしっかりとユーザーを囲い込んでいる印象があります。
アイコスのまとめ
アイコスのデバイスとフレーバーについて見てきました。
アイコスを買っておけば、様々なフレーバーを愉しめるし、価格帯でも選択できるし、味わいもしっかり。デバイスも『IQOS 3』になってから堅牢性が増しているし、『IQOS 3 DUO』からは分離型でも2回連続で吸える。。
「とりあえず買っておいて間違いない加熱式たばこ」と言えます。最後に、2020年時点のざっくりアイコスの特徴をまとめます。
- 世界中で800万人の利用者数を誇るブランド
- デバイスは4種類ある
- 銘柄は2種類で、合計フレーバー数は16種類
- デバイスでもフレーバーでも価格帯を選択できる
Ploom(プルーム):3デバイス×24フレーバー
続いてプルームシリーズを見ていきます。アイコスと比べると、若干ややこしいかも・・しれません。
「Ploom(プルーム)」は、2018年に全国発売したJTの加熱式たばこです。
2016年より、地域限定やオンラインストア限定で販売をしていましたが、当初生産体制が全く追いつかずなかなか全国展開に舵を切れませんでしたが、2年越しやっと全国販売。熾烈な市場争いをしています。
「プルーム」というと馴染みがなく「プルーム・テック」と聞くと馴染みが生まれる方多いと思います。
現在プルームシリーズには、「テック」とは別に「テック・プラス」と「エス」が発売されていて、それぞれ専用タバコも異なっています。
それぞれ見ていきましょう。
プルームのデバイス
あらためて、プルームには現在3種類のデバイスが販売されています。
- PloomTECH(プルーム・テック)
- PloomTECH +(プルーム・テック・プラス)
- Ploom S(プルーム・エス)
プルームの場合、それぞれのデバイスで加熱温度が異なります。
加熱温度が違うので、専用タバコもデバイスごとに違うものが準備されています。例えば、プルームテックのたばこをプルームテックプラスで吸うことはできません。
よって、「JTの加熱式たばこは、全てが違う加熱式たばこ」とみなすことが出来ます。もちろん、それぞれ価格も異なります。
ということで、JTのそれぞれの加熱式たばこデバイスごとに、デバイスの特徴とフレーバーを見ていきましょう。
PloomTECH(プルーム・テック)
プルームテックはJTが初めに発売した加熱式たばこ。そして「低温加熱式たばこ」の初代モデルと言えます。
「吸う」ことで加熱されるので、プルームテックのデバイスにはボタンなどがありません。
その分、加熱温度は30℃となっていて、紙巻たばこしか吸ったことがない人が初めてプルームテックを吸うと…
アイコスさん
と思うくらい、冷たくてたばこ感が薄いです。
でも、慣れてくると低温加熱型だからこそのニオイの少なさや蒸気の少なさに、「もうコレじゃないと駄目」となってしまうくらいになるから不思議。
デバイスの価格
プルームテック本体の価格は、3,000円。
細かい話ですが、現在のバージョンは「ver1.5」ですが、1つ前のバージョンである「ver1.25」 が、コンビニなどで2,000円で売られていることがあります。
プルームテックが気の利くアップデート!新型モデルが気になる【現行は値下げ】プルームテックのフレーバー
プルームテック専用タバコとして、大きく2つの銘柄が販売されており、それぞれのフレーバー数を合計して10種類の味わいを愉しむことができます。価格は一箱490円。
- メビウス:6種類
- ピアニッシモ:4種類
プルームテックの味わいは、まさに「これたばこなの?」と初めは思うくらい、サラッとしています。「薄い」といえばそれまでですが、「クリアでクリーン」とも表現することができると思います。
アイコスさん
メビウスは言わずとしれたJTの銘柄ですね。ピアニッシモは女性ユーザーが多い印象がある弱めのたばこ銘柄。この2つの銘柄を味わいたい場合、プルームテックを手に入れないといけないわけです。
メビウスは一般的なレギュラーテイストからメンソールテイストまで準備されていて、ピアニッシモには「ピーチ味」などの味付き&甘めなフレーバーが準備されている印象があります。
また、季節限定のフレーバーがプルームテックには準備されていて、季節ごとに違った味わいを愉しむことができます。
プルームテック夏限定新フレーバー「レモンライム」と「マスカット」をレビュー!PloomTECH +(プルーム・テック・プラス)
続いて紹介するのが「プルーム・テック・プラス」です。このモデルは2018年に登場した、いうなればプルームテックのちょっと上位互換機となります。
プルームテックと同じく「低温加熱式タバコ」ジャンルですが、加熱温度がプルームテックより10度上昇し、40℃となっています。
アイコスさん
と、思うことなかれ!この10℃がかなり味わいに変化を与えています。
味わいがプルームテックよりも強く・そして煙量も多くなっています。「キック感が強まった」と表現しても良いでしょう。
「プルームテックの薄さに満足できなかったけど、低温加熱型が良い」というユーザーに利用者が多い印象があります。
また、プルームテックと異なり、電源ボタンが付いていて操作しやすい点もグッドなポイント。
デバイスの価格
プルームテック本体の価格は、4,980円。
時折キャンペーンを行っていて、2,980円買えることがあります。JTはこのモデルをけっこう押し出しているのかな?
プルームテックプラスが2,000円割引!2,980円で買えるキャンペーン開始プルームテックプラスのフレーバー
プルームテックプラス専用タバコとして、大きく1つの銘柄が販売されています。価格は一箱500円。
- メビウス:8種類
プルームテックには「ピアニッシモ」が存在しますが、プラスには「メビウス」銘柄のみが準備されています。
ただ、その銘柄の中だけで10種類のフレーバー数があり、全く飽きることはありません。
特に、2019年に発売されたJT独自のゴールドリーフを利用した「ゴールドライン」フレーバーは、日本産たばこ葉を利用するという超贅沢なブレンドとなっているので、これが吸いたいからプラスを使っている人もいるのではないでしょうか。
プルームテックプラスの新フレーバー4種類が全国発売!どんな味わい?【ゴールドライン】 【2024年最新】本体は980円!コンビニで買えるプルームテックプラス/ウィズ全種類フレーバーランキングPloom S(プルーム・エス)
続いて紹介するのが「プルーム・エス」です。このモデルは2018年に登場した、プルームテックやプラスとは全く違うモデルとなります。
その違いは、これまた加熱温度にあります。プルームエスは「高温加熱式たばこ」なのです。
プルームシリーズの加熱温度一覧
- プルーム・テック:30℃
- プルーム・テック・プラス:40℃
- プルーム・エス:200℃
一覧にするとよくわかると思いますが、エスは一気に温度が違うと思います。
いっぱんに、200℃以上の加熱温度のものは「高温加熱型」とジャンル分けされており、低温型とは全く味わいや利用方法が異なります。
逆にいえば、「プルーム・エス」は、「アイコス」と同じジャンルといっても差し支えありません。
JTが放つアイコスへの対抗・・・それが「Ploom S(プルーム・エス)」なのです。
また、加熱式タバコらしからぬ(?)かわいいデザインが特徴的で、発売時から(私は)とても好感を持っていました。
プルームエスの人気カラーは?全8色の新型プルームテックをレビュー比較デバイスの価格
プルームエス本体の価格は、3,480円となっています。
もともとの価格は、7,980円でした。
値下げの理由は、まさに競合との価格競争です。高温加熱型は、アイコスやグローが主戦場としているジャンル。ここに切り込むためには、たとえ機能が良いモデルであっても、値段が高ければ太刀打ちできなかったのです。
本来の定価の半額以下に設定しているのですからすごい価格設定です。
プルームエスのフレーバー
プルームテックエス専用タバコとして、大きく1つの銘柄が販売されています。価格は1箱490円。
- メビウス:6種類
これは断言できますが、プルームシリーズで一番メビウス本来の味わいに近いものになっています。
理由は単純、紙巻きたばこ温度に近い加熱温度で利用するから。
・・なんですが、ここにはJTの深い独自技術が利用されているそうで、メビウスならではのマイルドな味わいが愉しめる形になっています。私は結構好き。
ちなみに、2020年からはあのラクダで有名な「キャメル」銘柄もプルームエスのラインナップに追加されます。
そうなるとプルームエスにも、合計8種類のフレーバー数が揃うことなります。ちなみにキャメルのほうが価格は安く一箱460円となっています。
プルームテック、プラス、エスとそれぞれのモデルを本気で成長させようとするJTの気概を感じますね。
プルームエス全11種類の味比較!新フレーバーは人気?PloomSおすすめランキングプルームのまとめ
ここまで、プルームシリーズのデバイスとフレーバーについて見てきました。
アイコスと比べると、モデルごとにフレーバーが異なるし、温度が異なるし・・と、ちょっとややこしいかもしれません。
ただ、基本的に共通しているのが「メビウス」銘柄を主軸に、喫煙者に選択肢を提供しているという理念です。
これは、以前JT本社に取材に行った際にお伝えいただいたことなのですが、JTの理想とするのは、喫煙者と非喫煙者の共存であり、それを最適に行うためにまずはニオイが少ない低温加熱式を市場に投入し、その後ユーザーに選択肢を提供した。。その結果が今の3モデル体制です。
その根本には、これまで日本で長年培ったJTのたばこ技術の結晶「メビウス」が常にいます。
なので、「メビウスを気に入っているユーザー」もしくは「ニオイが少ないモデルに興味がある・選択肢が多いほうが良い」といったユーザーにはぴったりなシリーズといえるでしょう。
- JTが製造販売している加熱式たばこ
- デバイスは3種類ある
- デバイスごとに専用たばこ銘柄は異なるが、それぞれに多くのフレーバーがある
- 昨今の市場競争により、価格がかなり安くなってきた
グロー(glo):5デバイス×32フレーバー
アイコス、プルームシリーズに続いて、glo(グロー)にはどんな種類のデバイスがあるか等々見ていきましょう。
・・・まずはじめに、今現在gloが一番種類が多くて分かりづらいものになっています。
デバイスの種類は多いし、デバイス種類によって専用フレーバーが異なっていたりします。ざっくり分けるとこんな感じ↓
- 高温(通常)型グロー
- glo pro
- glo nano
- glo series 2
- glo series 2 mini
- 低温型グロー
- glo sens
(細かく言うと他にも種類がありますが)今現在販売されているものはこのような布陣になっています。
この「高温型」と「低温型」で大きく種類が分かれています。例えば専用タバコも違うものになっています。まずは通常モデルから見ていきましょう。
glo pro
グロープロは、今現在最も新しく且つパワフルなモデルといえるでしょう。
グローが発売してから数年、加熱時間も極限まで短くなり、そして深い味わいも愉しめるようになった機体が、この「プロ」モデルです。
加熱モードが2つあり、中でもブーストモードは加熱時間が10秒なので本当にすぐに吸い始めることができます。
また、持った時のグリッド感や、LEDライトが見やすくなったり・・など多くの改善がされているので、とりあえず今ならこれ買っとけば間違いないモデルともいえるでしょう。
【加熱時間10秒】新型グロープロをレビュー!他加熱式タバコと比較した感想【glo pro】グロープロデバイスの価格
グロープロ本体の定価価格は、4,980円となっています。
ただし、glo proは時折キャンペーンを行っていて安く買えることがあります。例えば、2019年末には2000円割引キャンペーンが実施されていました。
つまり、実質2,980円で買える!
アイコスさん
glo nano
グローナノは、今現在最も新しく且つスマートなグローモデルといえるでしょう。
これまでグローのコンパクトモデルといえば、「グローミニ」でした。このグローミニがかなり大ヒット!ただ、グローミニは後述しますが単に「グローがほんのり小さくなった」だけと評価されることがありました。
なので、コンパクトにしながらもデザインを大刷新したのが、このグローナノになります。
グローナノデバイスの価格
グロープロ本体の定価価格は、3,980円となっています。
グロープロよりも1000円安い価格設定となっています。こちらもキャンペーンを実施していることがあり、2019年末には2000円割引キャンペーンが実施されていました。
つまり、実質1,980円で買える!めちゃくちゃ安い!
glo series 2
グローシリーズ2は、今現在最もスタンダートな基本gloモデルといえるでしょう。
初代グロー「glo」の後継モデルです。ですが実はあまり変化がなかった後継モデルでした。つまり、ほぼ初代と同じ機能で、スタンダートな基本モデルといえます。
新型グロー「gloシリーズ2 リッチブラック」が9月17日全国発売|現行との違いは何?グローシリーズ2デバイスの価格
グロープロ本体の定価価格は、1,980円となっています。
グロープロやグローナノよりも安い価格設定になっています。とりあえずグローちょっと試してみたい・・という方にとっての入門モデルとしての選択肢もありかもしれませんね。
アイコスさん
glo series 2 mini
グローシリーズ2ミニは、通常グローの小型版モデルです。
↓の写真を見るとわかりますが、基本的なデザインは通常のシリーズ2グローと同じですが、大きさがほんのり小さくなっています。
ユーザー
と、思われたそこのあなた!!!意味あるんです!!ミニが発売してすぐにレビューした結果、
アイコスさん
となりましたもん。
グロー2ミニブルーを1日使ってみた感想|コンビニ限定のglo買うならおすすめ?ただし!グローナノが発売された今、ちょっとミニの存在感は薄くなっています。コンパクト性を求めるんだったら今ならナノの方が良いかな・・。
グローシリーズ2ミニデバイスの価格
グローミニ本体の定価価格は、1,980円となっています。
グローシリーズ2と同じ価格設定となっています。以前はなかなか買えませんでしたが、今ではコンビニ限定グローミニなんてのも販売しているので入手しやすいはずです。
高温型グローのデバイスまとめ
ここまで高温型グローの4種類のデバイスをざっくりと見てきました。プロとナノの登場で、大きな変化が生まれているといっても良いかもしれません。
これら高温型の専用たばこは、全て共通のものが利用できます。なので、好きなものを選んでもらって全く問題なし!ただ、結局プロとナノに人気で出そう・・な予感がしています。
ということで、フレーバーを見ていきましょう。
グローのフレーバー
グローはフレーバーの種類数にかなり力を入れています。常にその数は競合より多く、たくさんの選択肢から私達ユーザーは銘柄を選ぶことになります。
大きく分けてグローには以下2つ銘柄があります。
- neo(ネオ):10種類
- KENT neostiks(ケント・ネオスティック):12種類
ネオとネオスティックの2種類ですが、その中に多くのフレーバーが存在しており、2019年末時点で22種類ものフレーバーが存在します。やばい。
でも実は、もっとフレーバー種類ありました。あまりに多いので統廃合を繰り返してますが、コレです。グローのフレーバー種類数にかける想いはすごいですね。
いずれも詳細はそれぞれのレビュー記事を参考にしていただきたく思いますが、ざっくりどのような銘柄なのか見ておきましょう!
KENT neostiks(ケント・ネオスティック)
先に、ネオスティックから見ていきます。
ネオスティックは、グローのメーカーであるBATが製造している主力タバコブランド『KENT』を利用しているグロー専用タバコです。価格は一箱460円。
つまりもともとKENTやKOOLを利用していた・・という方は、同じメーカーであるBAT…つまりgloを選択肢とすることがあるでしょう。
ネオスティックの中には、レギュラータイプからメンソールタイプのもの、更に「インパクトシリーズ」というものまで準備されており、かなり飽きることがありません。
新フレーバーも!glo(グロー)全23種類のネオスティックを味レビュー比較【カプセルメンソール・neo追加】味わいはかなりタバコっぽさを残したものになっています。
紙巻きたばこからの移行者であれば、一番馴染み深い味わいかもしれません。逆に、加熱式たばこメインユーザーがネオスティックを吸うと、ちょっと煙たい気持ちすら覚える。そんな銘柄です。
neo(ネオ)
続いての銘柄『ネオ』は、加熱式タバコ「グロー」のためだけに開発されたオリジナルの専用タバコです。価格は一箱500円。
例えば、アイコスやプルームでも基本はそれぞれのタバコメーカーの主力ブランド葉が利用されています。
- アイコス:マールボロ
- プルーム:メビウス
- グロー:ケント
一方、グローが一番推しだしている銘柄は「neo」であり、これはもともとグローのメーカーBATが製造していたタバコブランドではなく、加熱式たばこのために特注で作った新銘柄となります。
味わいは、ネオスティックよりもマイルドにたばこっぽい荒々しい印象が減った銘柄というイメージ。
煙たい感じは減ったけど、力強い味わいはそのままに残した、まさに加熱式たばこのために作られたという印象を持ちます。
加熱式たばこ用のカプセルメンソールタイプも『neo』で利用すると、強烈メンソールの中にマイルドで強いキック感を味わえるので、たばこが吸いたい!という欲望に忠実に従ったフレーバーといえるでしょう。
グロー新フレーバー「neo」10種類レビュー!加熱式タバコ専用銘柄の実力は?さて、長くなりましたがここまで高温(通常)タイプのグローについて見ていきました。
- 高温タイプのデバイスは4種類ある
- プロとナノが最新モデル
- neoとネオスティックという2種類の銘柄が存在
- 本体価格はどのシリーズよりも安い
glo sens(グローセンス)
続いて『グローセンス』について見ていきます。
グローセンスは2019年に発売された、グローシリーズの低温加熱式タバコで、構造は『プルーム・テック』や『プルーム・テック・プラス』に近しいです。
もちろん、専用タバコも紙巻きたばこのようなスティック型ではなく、液体が詰まっているポッド型となっています。
ではプルームシリーズと何が違うのか。。
それは、glo sens独自の技術「フュージョンテクノロジー」にあります。
ボタンを押しながら吸うことにより、加熱が促進されて蒸気を最適に愉しむことができる構造になっています。驚きっぷりが動画に撮れたのでその部分からどうぞ(再生すると、フュージョンテクノロジーを体験する3秒前から再生されます)。
確実に、『グローセンス』は、『プルーム』シリーズを意識して作られていると思います。
あとから発売されたモデルなので、当然ではありますが競合を意識した上で作られた加熱式たばこ・・・もちろん価格もめちゃくちゃ挑戦的なものになっています。
デバイスの価格
グローセンス本体の定価価格は、4,980円。
ちなみに、プルームテックプラスの定価は4,980円。真っ向から勝負を仕掛けています。しかし、前述のとおりプラスは2,000円の割引キャンペーンを行っています。
アイコスさん
ということで、もちろんグローセンスも対抗するために2020年1月時点でキャンペーンを行っています。なんと、4000円引きのキャンペーン。
まさかここまで値下げに走るとは!
このキャンペーンは2020年3月に終了してしまいますが、今後も何かしらのキャンペーンが開始されるかもしれません。
新型グローのコンビニ割引キャンペーン開始!センスは4000円、プロとナノは2000円分の電子マネーがもらえるグローセンスのフレーバー
グローセンス専用タバコは、「ポッド」という形で販売されています。銘柄名は『neo pods』で、フレーバー数は12種類あります。価格は一箱500円。
- neo pods:12種類
グロー専用タバコ「neo」のポッド型というイメージですね。
2019年に発売したのに、既にもう12種類もの種類が登場しているのはすごい。
低温加熱型だからこそ様々な味わいを作り出すことに成功していて、面白いフレーバーとしては『ネオ・ドルチェ・ティラミス・ポッド』というものもあり、
アイコスさん
と、思う今日このごろだったりもします。
一方で、低温だからキック感が弱い・・・というとそんなこともなく、前述のフュージョンテクノロジーのおかげで力強い『glo』ならではの力強いパフを愉しむことができます。
グローのまとめ
ここまで、グローシリーズのデバイスとフレーバーについて見てきました。
アイコス・プルームと比べると一番最後に発売されたモデルなのですが、加熱式たばこの中で一番ややこしい!gloには、多くの種類のデバイスとフレーバーが存在します。
特に、2019年には異常な進化を見せました。
グローセンス、ナノ、プロを立て続けに発売させ、一気にアイコスとプルームシリーズに勝負をしかけています。
味わいは、どのブランドよりも一番「タバコっぽい」印象を受けます。初めてグローを吸った時の印象は「煙たい」でした。
しかし、グロー専用たばこ『neo』やグローセンスも登場し、マイルドな中に力強い味わいを作れるブランドになったように感じています。何れにせよ、力強いキック感を求めるならグローを選択するのはありでしょう。
- KENTやKOOLを製造しているBATが製造販売している加熱式たばこ
- デバイスは5種類あって、4つは高温型、1つは低温型
- 高温型と低温型で専用たばこ銘柄は異なるが、それぞれに多くのフレーバーがある
- 昨今の市場競争により、価格がかなり安くなってきた
- 味わいは「たばこっぽい」
PULZE(パルズ):1デバイス×4フレーバー
「PULZE(パルズ)」は、2019年に全国発売したインペリアル・タバコ・ジャパンの加熱式たばこです。
あまり聞いたことがない会社名かもしれませんが、インペリアルブランズといえば、フィリップモリス(IQOS)、BAT(glo)、JT(Ploom)に次ぐ世界第4位の市場シェアを誇るたばこ会社です。
同社が販売する『myblu』というVapeの方が先にコンビニ展開等しているので有名かもしれませんね。
そんな会社が販売するパルズは、IQOS.glo,Ploomに次ぐ、第4の加熱式たばことして登場しました。2019年にはコンビニ含めた全国販売を開始し、見たことあるという方もいるかもしれません。
パルズのデバイス
アイコスには現在1種類のデバイスが販売されています。これまで他の加熱式たばこを見てきたので、
アイコスさん
と思われるかもしれませんが、元々全ての加熱式たばこブランドも1種類のモデルから開始されました。つまり、パルズはまだまだ発展途上の加熱式たばこといえるかもしれません。
基本的な性能は、連続利用ができて2段階温度調節も可能ーーということで、『glo pro』と近しいものがあります。
一方縦長のデザインなので、大きさはマルチと同じようなイメージ。
使い勝手は・・・正直なところ初めて使った時、
アイコスさん
と思いました。
ボタンを連続で押したり押さなかったり、タバコのカスがちょっと残りやすかったり。慣れるまでちょっと時間がかかるでしょう。
【プチパニック】パルズ(PULZE)のレビュー動画を公開【アイコスと比較】価格
価格は、3,880円。高温加熱式たばこの中では安い方・・ですが、gloの方が安いので最安というわけではありません。
だからこそ・・というわけか、パルズは無料トライアルを行っています。これはアイコスも実施していますが、パルズは更に一週間長い21日間の試用期間を設けています。
パルズのフレーバー
続いてパルズのフレーバー(銘柄)種類について見ていきましょう。
パルズは銘柄がまだ1つしかありません。もちろんデバイスによって使い分けをする・・なんて必要もないので、アイコスに近い設計がされています。価格は一箱460円。
- iD(アイディー):4種類
フレーバー数は4種類準備されていて、通常のレギュラーとメンソールに加えて、カプセルメンソールタイプもパルズ本体の発売時からラインナップに入っています。
味わいは、たばこ感がありつつもマイルドに仕上がっているイメージ。どちらかに寄っている感じではなく、アイコスのヒートスティックとヒーツの中間をとったような味わいに思います。
パルズのまとめ
パルズのデバイスとフレーバーについて見てきました。
アイコス、グロー、プルームに比べると、まだ種類も少ないモデルとなっています。ただ、後進のブランドだからこそしっかりと競合調査された上で登場しており、2段階温度調節や連続利用可能本数が1箱分…といったのは、(当時の)アイコスやグローではなかった機能でした。
また、フレーバーの価格も安く設計されており、ここで選択肢として選ぶ人も多いかもしれません。
- インペリアル・タバコが販売するブランド
- デバイスは1種類、フレーバーは4種類
- まだ登場したばかり。今後の発展に期待。
まとめ
実はこの「加熱式たばこまとめ」の記事は、2019年11月初旬に書き始めました。なんですが、気づいてみれば2020年!あっという間ですね。
ここまでまとめた通り、2016年に加熱式タバコが登場して以来、その種類はどんどん増えています。めちゃくちゃ多くないですか?
この記事にまとめただけでも、その上辺の情報だけです。詳細はそれぞれ関連記事として各章にリンクを貼っていますのでご覧いただければと思います。
今後、この記事は随時更新する予定です。例えば以下のようなコンテンツを追加していきます。
- 加熱式たばこの選び方6選
- とりあえず試してみたい派
- とにかく安いものが良い派
- ニオイが少ないのが良い派
- たばこ感が欲しい派
- 無難なのが欲しい派
- マニアックと呼ばれたい派
- 加熱式たばこと電子タバコ(VAPE)の違い
- 加熱式たばこの有害性とリスク
- 2020年新時代の加熱式たばこマナー
などなど・・。ぜひブックマークやSNSで「いいね!」していただき、参考にしていただけますと幸いです。
2020年もどうぞよろしくお願いします!